JP2000075551A - 画像形成方法 - Google Patents
画像形成方法Info
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- JP2000075551A JP2000075551A JP16954699A JP16954699A JP2000075551A JP 2000075551 A JP2000075551 A JP 2000075551A JP 16954699 A JP16954699 A JP 16954699A JP 16954699 A JP16954699 A JP 16954699A JP 2000075551 A JP2000075551 A JP 2000075551A
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- toner
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- external additive
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- image forming
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Abstract
することができ、さらに、厚紙の定着の際の低温オフセ
ットによるひぶくれや、厚紙の連続定着の際の低温オフ
セットによる画像抜けの発生を抑制することができる画
像形成方法を提供することにある。 【解決手段】 記録シート上に、記録シート表面から第
3のトナー画像、第2のトナー画像及び第1のトナー画
像の順番で順次重ねられたトナー画像を記録シートに加
熱加圧定着し、記録シートにマルチカラー画像またはフ
ルカラー画像を形成する画像形成方法において、各トナ
ー画像を形成しているトナーが、架橋剤で架橋されたビ
ニル系重合体または架橋剤で架橋されたビニル系共重合
体を含有しており、第3のトナー、第2のトナー及び第
1のトナーの架橋剤の量が順次増加していることを特徴
とする画像形成方法。
Description
るマルチカラー画像またはフルカラー画像を形成する画
像形成方法に関する。
を説明する。静電潜像担持体である感光ドラムの感光体
を一次帯電器によって均一に帯電し、原稿のマゼンタ画
像信号にて変調されたレーザー光により画像露光を行
い、感光ドラム上に静電潜像を形成し、マゼンタトナー
を保有するマゼンタ現像器により該静電潜像の現像を行
い、マゼンタトナー画像を形成する。次に搬送されてき
た転写材(記録シート)に、転写帯電器によって前記の
感光ドラムに現像されたマゼンタトナー画像を転写す
る。
ラムは、除電用帯電器により除電し、クリーニング手段
によってクリーニングを行った後、再び一次帯電器によ
って帯電し、同様にシアントナー画像の形成及び前記の
マゼンタトナー画像を転写した転写材へのシアントナー
画像の転写を行い、さらにイエロー色、ブラック色と順
次同様に行って、4色のトナー画像を転写材に転写す
る。該4色のトナー画像を有する転写材を定着ローラー
により熱及び圧力の作用で定着することによりフルカラ
ー画像を形成する。
ーは、これに熱を印加した際の溶融性及び混色性が良い
ことが必要であり、軟化点が低く、且つ溶融粘度の低い
シャープメルト性の高いトナーを使用することが好まし
い。
とにより、複写物の色再現範囲を広め、原稿像に忠実な
カラーコピーを得ることができる。
の高いカラートナーは、定着ローラーとの親和性が高
く、定着時に定着ローラーにオフセットし易い傾向にあ
る。
の場合、転写材上にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラ
ックと複数層のトナー層が形成されるため、特にオフセ
ットが発生しやすい傾向にある。
のトナーの離型性を向上させるため、定着ローラーにシ
リコーンオイルの如き離型剤を塗布することが行われて
いる。しかしながらこのような画像形成方法において
は、次のような不具合が生じていた。オイルの如き離型
剤をローラーに塗布する原稿の定着システムにおいて
は、本体の構成が複雑になることはもちろんのこと、こ
のオイル塗布が定着ローラーの短寿命化を促進するとい
う問題点がある。
面コピーに対するニーズや、さまざまなマテリアルへの
コピーに対するニーズなどが急速に高まってきている。
改良と、両面コピーで弊害の生じないかつ、さまざまな
マテリアルへの対応可能な定着性に優れたトナーの開発
にかかる期待は大なるものがある。
合には、現像手段において現像されたトナー画像が転写
部において転写材上に転写され、該未定着トナー画像が
定着手段によって定着後に排紙され、引き続き該転写材
は、表裏面が逆になった状態で再度転写部に搬送され
る。次いで、現像手段において現像されたトナー画像が
該定着画像面と対向する他方の面に転写され、該未定着
のトナー画像が定着手段によって定着されて、両面カラ
ーコピーが行われる。
ピーを行う場合、一度定着された画像が二度目に転写を
行うために搬送されている時、紙のカールが生じ、搬送
時に紙が詰まってしまうという問題点がある。
紙へのカラーコピーが盛んに行われるようになってき
た。このような定着時に熱のかかりにくいマテリアルへ
の対応の中で、レッド、グリーン、ブルーらのトナー転
写量が多い2次色の定着の際、定着画像がひぶくれた状
態になってしまうことがある。
セットがひどくなり画像が抜けてしまう現象が発生する
ことがある。
は、多くの改善の余地を残しており、更なる検討がなさ
れている。
の問題点を解決した画像形成方法を提供することにあ
る。
に、紙カールが少なく搬送時の紙詰まりのない画像形成
方法を提供することにある。
フセットによるひぶくれた画像の生じない画像形成方法
を提供することにある。
温オフセットによる画像抜けのない画像形成方法を提供
することにある。
持体に第1の静電荷像を形成し、第1の静電荷像を第1
のトナーで現像して、潜像保持体に第1のトナー画像を
形成し、第1のトナー画像を中間転写体に転写し;潜像
保持体に第2の静電荷像を形成し、第2の静電荷像を第
2のトナーで現像して、潜像保持体に第2のトナー画像
を形成し、第2のトナー画像を中間転写体に転写し;潜
像保持体に第3の静電荷像を形成し、第3の静電荷像を
第3のトナーで現像して、潜像保持体に第3のトナー画
像を形成し、第3のトナー画像を中間転写体に転写し;
中間転写体表面から第1のトナー画像、第2のトナー画
像及び第3のトナー画像の順番で中間転写体上に重ねら
れたトナー画像を記録シートに転写し、記録シート上
に、記録シート表面から第3のトナー画像、第2のトナ
ー画像及び第1のトナー画像の順番で順次重ねられたト
ナー画像を加熱加圧定着手段によって記録シートに加熱
加圧定着し、記録シートにマルチカラー画像またはフル
カラー画像を形成する画像形成方法において、第1のト
ナー画像、第2のトナー画像及び第3のトナー画像を形
成している各トナーが、架橋剤で架橋されたビニル系重
合体または架橋剤で架橋されたビニル系共重合体を含有
しており、第3のトナー、第2のトナー及び第1のトナ
ーの架橋剤の量が順次増加しており、第1のトナーが、
イエロートナー粒子及び外添剤を有するイエロートナ
ー、シアントナー粒子及び外添剤を有するシアントナー
及びマゼンタトナー粒子及び外添剤を有するマゼンタト
ナーからなるグループより選ばれるカラートナーであ
り、第2のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を
有するイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を
有するシアントナー及びマゼンタトナー粒子及び外添剤
を有するマゼンタトナーからなるグループより選ばれる
カラートナーであり、第3のトナーが、イエロートナー
粒子及び外添剤を有するイエロートナー、シアントナー
粒子及び外添剤を有するシアントナー及びマゼンタトナ
ー粒子及び外添剤を有するマゼンタトナーからなるグル
ープより選ばれるカラートナーであり、第1、第2及び
第3のトナーが、それぞれ色調が異なるトナーであるこ
とを特徴とする画像形成方法を提供することにある。
の静電荷像を形成し、第1の静電荷像を第1のトナーで
現像して、潜像保持体に第1のトナー画像を形成し、第
1のトナー画像を記録シートに転写し;潜像保持体に第
2の静電荷像を形成し、第2の静電荷像を第2のトナー
で現像して、潜像保持体に第2のトナー画像を形成し、
第2のトナー画像を記録シートに転写し;潜像保持体に
第3の静電荷像を形成し、第3の静電荷像を第3のトナ
ーで現像して、潜像保持体に第3のトナー画像を形成
し、第3のトナー画像を記録シートに転写し;記録シー
ト上に、記録シート表面から第1のトナー画像、第2の
トナー画像及び第3のトナー画像の順番で順次重ねられ
たトナー画像を加熱加圧定着手段によって記録シートに
加熱加圧定着し、記録シートにマルチカラー画像または
フルカラー画像を形成する画像形成方法において、第1
のトナー画像、第2のトナー画像及び第3のトナー画像
を形成している各トナーが、架橋剤で架橋されたビニル
系重合体または架橋剤で架橋されたビニル系共重合体を
含有しており、第1のトナー、第2のトナー及び第3の
トナーの架橋剤の量が順次増加しており、第1のトナー
が、イエロートナー粒子及び外添剤を有するイエロート
ナー、シアントナー粒子及び外添剤を有するシアントナ
ー及びマゼンタトナー粒子及び外添剤を有するマゼンタ
トナーからなるグループより選ばれるカラートナーであ
り、第2のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を
有するイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を
有するシアントナー及びマゼンタトナー粒子及び外添剤
を有するマゼンタトナーからなるグループより選ばれる
カラートナーであり、第3のトナーが、イエロートナー
粒子及び外添剤を有するイエロートナー、シアントナー
粒子及び外添剤を有するシアントナー及びマゼンタトナ
ー粒子及び外添剤を有するマゼンタトナーからなるグル
ープより選ばれるカラートナーであり、第1、第2及び
第3のトナーが、それぞれ色調が異なるトナーであるこ
とを特徴とする画像形成方法を提供することにある。
の静電荷像を形成し、第1の静電荷像を第1のトナーで
現像して、潜像保持体に第1のトナー画像を形成し、第
1のトナー画像を中間転写体に転写し;潜像保持体に第
2の静電荷像を形成し、第2の静電荷像を第2のトナー
で現像して、潜像保持体に第2のトナー画像を形成し、
第2のトナー画像を中間転写体に転写し;潜像保持体に
第3の静電荷像を形成し、第3の静電荷像を第3のトナ
ーで現像して、潜像保持体に第3のトナー画像を形成
し、第3のトナー画像を中間転写体に転写し;潜像保持
体に第4の静電荷像を形成し、第4の静電荷像を第4の
トナーで現像して、潜像保持体に第4のトナー画像を形
成し、第4のトナー画像を中間転写体に転写し;中間転
写体表面から第1のトナー画像、第2のトナー画像、第
3のトナー画像及び第4のトナー画像の順番で中間転写
体上に重ねられたトナー画像を記録シートに転写し、記
録シート上に、記録シート表面から第4のトナー画像、
第3のトナー画像、第2のトナー画像及び第1のトナー
画像の順番で順次重ねられたトナー画像を加熱加圧定着
手段によって記録シートに加熱加圧定着し、記録シート
にマルチカラー画像またはフルカラー画像を形成する画
像形成方法において、第1のトナー画像、第2のトナー
画像、第3のトナー画像及び第4のトナー画像を形成し
ている各トナーが、架橋剤で架橋されたビニル系重合体
または架橋剤で架橋されたビニル系共重合体を含有して
おり、第4のトナー、第3のトナー、第2のトナー及び
第1のトナーの架橋剤の量が順次増加しており、第1の
トナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有するイエ
ロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有するシア
ントナー、マゼンタトナー粒子及び外添剤を有するマゼ
ンタトナー及びブラックトナー粒子及び外添剤を有する
ブラックトナーからなるグループより選ばれるトナーで
あり、第2のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤
を有するイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤
を有するシアントナー、マゼンタトナー粒子及び外添剤
を有するマゼンタトナー及びブラックトナー粒子及び外
添剤を有するブラックトナーからなるグループより選ば
れるトナーであり、第3のトナーが、イエロートナー粒
子及び外添剤を有するイエロートナー、シアントナー粒
子及び外添剤を有するシアントナー、マゼンタトナー粒
子及び外添剤を有するマゼンタトナー及びブラックトナ
ー粒子及び外添剤を有するブラックトナーからなるグル
ープより選ばれるトナーであり、第4のトナーが、イエ
ロートナー粒子及び外添剤を有するイエロートナー、シ
アントナー粒子及び外添剤を有するシアントナー、マゼ
ンタトナー粒子及び外添剤を有するマゼンタトナー及び
ブラックトナー粒子及び外添剤を有するブラックトナー
からなるグループより選ばれるトナーであり、第1、第
2、第3及び第4のトナーが、それぞれ色調が異なるト
ナーであることを特徴とする画像形成方法を提供するこ
とにある。
の静電荷像を形成し、第1の静電荷像を第1のトナーで
現像して、潜像保持体に第1のトナー画像を形成し、第
1のトナー画像を記録シートに転写し;潜像保持体に第
2の静電荷像を形成し、第2の静電荷像を第2のトナー
で現像して、潜像保持体に第2のトナー画像を形成し、
第2のトナー画像を記録シートに転写し;潜像保持体に
第3の静電荷像を形成し、第3の静電荷像を第3のトナ
ーで現像して、潜像保持体に第3のトナー画像を形成
し、第3のトナー画像を記録シートに転写し;潜像保持
体に第4の静電荷像を形成し、第4の静電荷像を第4の
トナーで現像して、潜像保持体に第4のトナー画像を形
成し、第4のトナー画像を記録シートに転写し;記録シ
ート上に、記録シート表面から第1のトナー画像、第2
のトナー画像、第3のトナー画像及び第4のトナー画像
の順番で順次重ねられたトナー画像を加熱加圧定着手段
によって記録シートに加熱加圧定着し、記録シートにマ
ルチカラー画像またはフルカラー画像を形成する画像形
成方法において、第1のトナー画像、第2のトナー画
像、第3のトナー画像及び第4のトナー画像を形成して
いる各トナーが、架橋剤で架橋されたビニル系重合体ま
たは架橋剤で架橋されたビニル系共重合体を含有してお
り、第1のトナー、第2のトナー、第3のトナー及び第
4のトナーの架橋剤の量が順次増加しており、第1のト
ナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有するイエロ
ートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有するシアン
トナー、マゼンタトナー粒子及び外添剤を有するマゼン
タトナー及びブラックトナー粒子及び外添剤を有するブ
ラックトナーからなるグループより選ばれるトナーであ
り、第2のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を
有するイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を
有するシアントナー、マゼンタトナー粒子及び外添剤を
有するマゼンタトナー及びブラックトナー粒子及び外添
剤を有するブラックトナーからなるグループより選ばれ
るトナーであり、第3のトナーが、イエロートナー粒子
及び外添剤を有するイエロートナー、シアントナー粒子
及び外添剤を有するシアントナー、マゼンタトナー粒子
及び外添剤を有するマゼンタトナー及びブラックトナー
粒子及び外添剤を有するブラックトナーからなるグルー
プより選ばれるトナーであり、第4のトナーが、イエロ
ートナー粒子及び外添剤を有するイエロートナー、シア
ントナー粒子及び外添剤を有するシアントナー、マゼン
タトナー粒子及び外添剤を有するマゼンタトナー及びブ
ラックトナー粒子及び外添剤を有するブラックトナーか
らなるグループより選ばれるトナーであり、第1、第
2、第3及び第4のトナーが、それぞれ色調が異なるト
ナーであることを特徴とする画像形成方法を提供するこ
とにある。
らの各色トナーの架橋剤の量が順次増加していることを
特徴とする画像形成方法にすることによって、耐低温オ
フセット性のラチチュードが拡がるために、定着時に熱
のかかりにくい厚紙定着の際でも、記録シート側の最も
近いトナーの層の架橋性が弱いために、記録シートであ
る紙との親和性が強くなり、低温オフセットによるひぶ
くれや画像抜けのない画像が入手可能となる。
量を順次増加させる構成にすることによって、マルチカ
ラーあるいはフルカラー画像の定着トナー層の上層部が
ハード、下層部がソフトとなり、加熱加圧定着後のトナ
ーバインダーの自然冷却に伴う体積収縮の際に、上層部
の収縮量を小さくできるために、紙のカールを押え込む
ことが可能となる。
ニルベンゼン、ジビニルナフタレンの如き芳香族ジビニ
ル化合物;エチレングリコールジアクリレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオー
ルジメタクリレートの如き二重結合を2個有するカルボ
ン酸エステル;ジビニルアニリン、ジビニルエーテル、
ジビニルスルフィド、ジビニルスルホンの如きジビニル
化合物;及び3個以上のビニル基を有する化合物が挙げ
られる。特に好ましいものとしては、ジビニルベンゼン
が挙げられる。
系重合体またはビニル系共重合体100重量部当たり、
架橋剤が0.01〜1.0重量部が好ましい。より好ま
しくは0.1〜0.9重量部である。
着性が弱くなり、特に両面定着時に表面と裏面とで光沢
ムラが生じやすくなる。1.0重量部を超える場合に
は、マルチカラー画像あるいはフルカラー画像において
OHPの透明性を阻害しやすくなる。
重量%以下(より好ましくは70重量%以下、最も好ま
しくは65重量%以下)が好ましい。トナーの製造過程
において混練工程が加わる場合の樹脂では30重量%以
下(より好ましくは20重量%以下、最も好ましくは1
5重量%以下)が好ましい。
に測定された値をもって定義する。
濾紙(例えば東洋濾紙製No.86R)に入れてソック
スレー抽出器にかけ、溶媒としてTHF100〜200
mlを用いて6時間抽出し、抽出された可溶成分をエバ
ポレートした後、100℃で数時間真空乾燥しTHF可
溶樹脂成分量を秤量する(W2g)。結着樹脂のTHF
不溶分は下記式から算出される。
有量は、トナーの製造段階において溶融混練工程を経由
すると変化する場合があるので、トナー中の結着樹脂の
THF不溶分を測定するためには、トナー化した後の結
着樹脂のTHF可溶分とTHF不溶分の含有量を測定す
る必要がある。
は、トナーをトルエンのソックスレー抽出器にかけ、ト
ルエン可溶成分を抽出し、抽出液を固化後にTHFを使
用して分離することにより求められる。
の含有量は、トナー約1gを秤量し(W3g)、円筒濾
紙(例えば東洋濾紙製No.86R)に入れてソックス
レー抽出器にかけ、溶媒としてTHF100〜200m
lを用いて6時間抽出しTHF溶媒によって抽出された
可溶成分をエバポレートした後、100℃で数時間真空
乾燥し、THF可溶樹脂成分量の重量(W4g)を秤量
する。トナー中の磁性体及びワックスの如き結着樹脂成
分以外の成分の重量を予め測定しておき、W5gとす
る。THF不溶分は、下記式から求められる。
に対して不溶性となった超高分子ポリマー成分(実質的
に架橋高分子ポリマー)の重量割合を示しており、結着
樹脂の架橋の度合いをはかる目安となり、また添加した
架橋剤の量及びその影響を押し測る目安となる。
る場合には、架橋剤をより多く用いると、結着樹脂のT
HF不溶分含有量は増加する。
ントナー、マゼンタトナー、及びブラックトナーの4色
のトナーすべてを重合法により製造した場合には、各ト
ナーの製造時に添加する架橋剤の量を調整することによ
って、トナー中の結着樹脂の架橋度を調整することがで
きる。そのため、記録シート上のトナー画像の順番に従
い、架橋剤の量を順次増やせば、記録シートから離れる
に従って架橋度の高い、THF不溶分を多く含有したト
ナーがくるようになる。その結果、ひぶくれや画像抜け
のない優れた画像が得られ、また紙のカールを抑制する
という本願発明の目的を達成することができる。
を経る場合には、混練工程で結着樹脂中の架橋ポリマー
のポリマー鎖が切断されるため、トナー中の結着樹脂の
THF不溶分の含有量は少なくなる場合がある。その際
に、結着樹脂の製造時に添加した架橋剤の量及び影響を
押し測る目安となるのがTHF不溶分の量に加えて、T
HF可溶分の高分子量成分の量である。
練工程を有する粉砕法により製造されている場合、例え
ば、イエロートナー、シアントナー、及びマゼンタトナ
ーの3色のトナーが重合法により製造されており、ブラ
ックトナーのみが粉砕法により製造されているような場
合には、ブラックトナーの結着樹脂の製造時において、
架橋剤量を他の3色のカラートナーの製造時の使用量よ
りも多くしたとしても、ブラックトナー中の結着樹脂の
THF不溶分の含有量は他のカラートナーに比べて少な
くなる場合がある。但し、この場合のTHF可溶分中の
分子量分布を測定すると、ブラックトナー中の結着樹脂
の数平均分子量(Mn)が、他のカラートナーより大き
くなる。本発明者等は、このTHF可溶分に多く存在す
る成分の影響により、本願発明の目的であるひぶくれや
画像抜けのない優れた画像を得ることができ、また紙の
カールを抑制することができるものと考えている。
定は、以下のようにして行った。
化させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてTHF
(テトラハイドロフラン)を毎分1mlの流速で流し、
THF試料溶液を約100μl注入して測定する。試料
の分子量測定にあたっては、試料の有する分子量分布
を、数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成され
た検量線の対数値とカウント数との関係から算出する。
検量線作成用の標準ポリスチレン試料としては、たとえ
ば、東ソー社製あるいは、昭和電工社製の分子量が10
2〜107程度のものを用い、少なくとも10点程度の
標準ポリスチレン試料を用いるのが適当である。検出器
にはRl(屈折率)検出器を用いる。カラムとしては、
市販のポリスチレンジェルカラムを複数本組み合わせる
のが良く、たとえば昭和電工社製のshodex GP
C KF−801,802,803,804,805,
806,807,800Pの組み合わせや、東ソー社製
のTSKgel G1000H(H XL),G200
0H(H XL),G3000H(H XL),G40
00H(H XL),G5000H(H XL),G6
000H(H XL),G7000H(H XL),T
SKguardcolumnの組み合わせが挙げられ
る。
入れ、数時間放置した後、十分振とうしTHFと良く混
ぜ(試料の合一体がなくなるまで)、更に12時間以上
静置する。このときTHF中への放置時間が24時間以
上となるようにする。その後、サンプル処理フィルター
(ポアサイズ0.45〜0.5μm、たとえば、マイシ
ョリディスクH−25−5 東ソー社製、エキクロディ
スク25CR ゲルマン サイエンス ジャパン社製な
どが利用できる)を通過させたものを、GPCの試料と
する。試料温度は、樹脂成分が0.5〜5mg/mlと
なるように調整する。
ンタトナー及びシアントナーに含有されるワックスとし
ては室温で固体の固体ワックスが好ましい。重合系トナ
ー、粉砕系トナーに制限を受けることはない。具体的に
は、パラフィンワックス、ポリオレフィンワックス、フ
ィッシャートロプシュワックス、アミドワックス、高級
脂肪酸、エステルワックス、及びグラフト化合物、ブロ
ック化合物の如き誘導体が挙げられる。
長鎖エステル部分を1個以上有するエステルワックス
が、OHPの透明性を阻害せずに耐高温オフセット性に
効果を有するので特に好ましい。
あり、R1及びR2は炭素数が1〜40の有機基を示し、
且つR1とR2との炭素数差が10以上である基を示し、
n及びmは0〜15の整数を示し、nとmが同時に0に
なることはない。)
あり、R1は炭素数が1〜40の有機基を示し、n及び
mは0〜15の整数を示し、nとmが同時に0になるこ
とはない。)
下であり、R1及びR2は炭素数が1〜40の有機基を示
し、且つR1とR2との炭素数差が10以上である基を示
し、R3は炭素数が1以上の有機基を示し、n及びmは
0〜15の整数を示し、nとmが同時に0になることは
ない。)
スを、その代表的化合物の構造式A〜Cとして示す。
示し、且つR1及びR2は、お互いに同じでも異なる炭素
数でもよい。)
示し、nは2〜20の整数であり、且つR1及びR2は、
お互いに同じでも異なる炭素数でもよい。)
示し、nは2〜20の整数であり、且つR1及びR2は、
お互いに同じでも異なる炭素数でもよい。)
クスは、100℃で測定した溶融粘度が1〜50mPa
・sのものが好ましい。エステルワックスの溶融粘度
は、例えば、HAAKE社製のビスコテスターVT50
0を用いて測定する。溶融粘度が1mPa・s未満にな
ると、高温オフセット防止効果が低下し、多方、50m
Pa・sを超えると、定着時にワックスが滲み出しにく
く、低温定着性が低下する。
量(Mw)が300〜1,500のものが好ましい。3
00未満になるとワックスのトナー粒子表面への露出が
生じ易く、1,500を超えると低温定着性が低下す
る。特に400〜1,250の範囲のものが好ましい。
更に、重量平均分子量/数平均分子量の比(Mw/M
n)が1.5以下になると、ワックスのDSC吸熱曲線
の極大ピークがよりシャープになり、室温時のトナー粒
子の機械的強度が向上し、定着時にはシャープな溶融特
性を示す特に優れたトナー物性が得られる。
で測定される。
添加) 流速 :1.0ml/min 試料 :0.15%の試料を0.4ml注入
あたっては単分散ポリスチレン標準試料により作成した
分子量較正曲線を使用する。さらに、Mark−Hou
wink粘度式から導き出される換算式でポリエチレン
換算することによって算出される。
合物が挙げられる。 (1)CH3(CH2)20COO(CH2)21CH3 (2)CH3(CH2)17COO(CH2)9OOC(CH
2)17CH3 (3)CH3(CH2)17OOC(CH2)18COO(C
H2)17CH3
418−8に準拠して測定されたDSC吸熱曲線におけ
る吸熱メインピーク値(融点)は、55〜120℃、よ
り好ましくは60〜90℃の値を示す化合物が好まし
く、特に、DSC曲線の接線離脱温度が40℃以上のワ
ックスが一層好ましい。吸熱メインピークが、55℃未
満であると、ワックスの自己凝集力が弱い為に、トナー
粒子の内部又は中心部を構成しづらく、トナー粒子の製
造時にトナー粒子表面にワックスが析出し、現像特性に
悪影響を与えやすい。更に接線離脱温度が40℃未満に
なると、トナー粒子の強度が低下し、耐久試験時の現像
特性の低下を招き易い。得られる定着画像も、ワックス
の融点が低いことに起因して、べた付いた感じの画像に
なりやすい。
ると、定着時にワックスが浸み出しにくく、低温定着性
が低下する。更に、直接重合方法によりトナー粒子を生
成する場合には、重合性単量体組成物中への溶解性が低
下し、水系媒体中での重合性単量体組成物のトナー粒子
径サイズへの液滴の造粒中にワックスが析出して造粒が
困難となり好ましくない。より好ましくは60〜90
℃、最も好ましくは60〜85℃の範囲である。さら
に、ワックスは吸熱メインピークの半値幅が10℃以
内、より好ましくは5℃以内のシャープな溶融物性を有
するものが良い。
中に5〜30重量%添加することが好ましく、また本発
明に係るトナーはワックスを5〜30重量%含有してい
ることが好ましい。5重量%未満の添加では耐高温オフ
セット性が低下し、更に両面画像の定着時において裏面
の画像がオフセット現象を示す場合がある。30重量%
より多い場合は、重合法による製造において造粒時にト
ナー粒子の合一が起き易く、粒度分布の広いものが生成
し易い。さらにこのことからワックスのカプセル化が不
十分となり、現像性、転写性、耐ブロッキング性が悪化
する。よって画像の均一性も劣るようになる。
に含有されるワックスとしては、上記の如きカラートナ
ーに用いられるワックスでも構わないが、好ましくはD
SC吸熱メインピークが60℃乃至120℃にあるもの
が好ましい。また、DSCにおける吸熱サブピークが6
0℃未満に存在しない固体ワックスが好ましい。DSC
における吸熱サブピークが60℃未満に存在するワック
スを使用する場合は画像濃度が低くなる傾向があり、ト
ナーの保存性も低下する傾向にある。
0℃にあるワックスをトナー粒子に配合することによ
り、トナーのDSC曲線においてもDSC吸熱メインピ
ークが60℃乃至120℃となる様に調整することが好
ましい。
クスは、前述のGPCの測定による重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)が
1.0〜2.0であり、分子量分布が極めてシャープで
あることが好ましい。
ャープなワックスを使用することにより、オイルレス定
着における良好な耐低温オフセット性及び耐高温オフセ
ット性を達成し、さらに耐ブロッキング性も向上させて
いる。さらに、前記の結着樹脂と分子量分布の極めてシ
ャープなワックスとの組み合わせにより、オイルレス定
着において適度な光沢度と耐オフセット性の両立を達成
しているものである。
は、数平均分子量が350乃至2000(より好ましく
は400乃至1000)であることが、トナーにおい
て、結着樹脂への分散性,耐低温オフセット性,耐高温
オフセット性,耐ブロッキング性,多数枚耐久性の点
で、より好ましい。
しては、炭素と水素からなる低分子量炭化水素ワック
ス、OH基を有する長鎖アルキルアルコールワックス、
COOH基を有する長鎖アルキルカルボン酸ワックス、
エステルワックスが挙げられる。
フィンワックス,マイクロクリスタリンワックス,ペト
ロラクタムの如き石油系ワックス;低分子量ポリエチレ
ンの如き低分子量ポリオレフィンワックス;フィッシャ
ートロプシュワックスの如きポリメチレンワックスが挙
げられる。石油系ワックス及び低分子量ポリオレフィン
ワックスは、通常Mw/Mnの値が2.0を超えている
ので、Mw/Mnが1.0乃至2.0になり、且つDS
C吸熱メインピークが60乃至120℃になるように精
製する必要がある。
は、炭素数20個乃至200個を有する長鎖アルキルア
ルコールの混合物が挙げられる。
は、炭素数20個乃至200個を有する長鎖アルキルカ
ルボン酸の混合物が挙げられる。
クスを精製したワックス,キャンデリラワックスを精製
したワックス,炭素数15個乃至45個の長鎖アルキル
アルコールと炭素数15乃至45個の長鎖アルキルカル
ボン酸とのエステル化合物を主成分とするワックスが挙
げられる。
スとしては、分子量分布のシャープな低分子量ポリエチ
レンワックスが好ましい。
樹脂100重量部当り0.5乃至8重量部(より好まし
くは1乃至8重量部)トナーに含まれていることが、オ
イルレス定着時における耐低温オフセット性,耐高温オ
フセット性,光沢度の点で好ましい。
析測定装置(DSC測定装置)、DSC−7(パーキン
エルマー社製)を用いて、ASTM D3418−82
に準じて測定する。測定試料は、2〜10mgの範囲内
で正確に秤量する。これをアルミパン中に入れ、リファ
レンスとして空のアルミパンを用い、測定温度範囲30
〜160℃の間で、昇温温度10℃/minで、常温常
湿下で測定を行う。
する目的でトナー粒子中に荷電制御剤を添加しておくこ
とが好ましい。
のうち、重合阻害性、水相移行性の殆どないものが好ま
しい。例えば、正荷電制御剤としてニグロシン系染料、
トリフェニルメタン系染料、4級アンモニウム塩、グア
ニジン誘導体、イミダゾール誘導体、アミン系化合物等
が挙げられる。負荷電制御剤としては、含金属サリチル
酸共重合体、含金属モノアゾ系染料化合物、尿素誘導
体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタク
リル酸共重合体が挙げられる。
着樹脂又は重合体単量体の0.1〜10重量%が好まし
い。
のものを使用することが出来る。
ック、アニリンブラック、非磁性フェライト、マグネタ
イトが挙げられる。
スイエロー、ナフトールイエローS、ハンザーイエロー
G、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベ
ンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パー
マネントイエローNCG、タートラジンレーキが挙げら
れる。
GTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ベン
ジジンオレンジG、インダスレンブリリアントオレンジ
RK、インダンスレンブリリアントオレンジGKが挙げ
られる。
トレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウ
ォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドC、レー
キレッドD、ブリリアントカーミン6B、ブリリアント
カーミン3B、エオキシンレーキ、ローダミンレーキ
B、アリザリンレーキが挙げられる。
キ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、
無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部
分塩化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブ
ルーBGが挙げられる。
B、メチルバイオレットレーキが挙げられる。
B、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグ
リーンGが挙げられる。
アンチモン白、硫化亜鉛が挙げられる。
には固溶体の状態で用いることが出来る。
度、明度、耐候性、OHP透明性、トナー中への分散性
の点から選択される。該着色剤の添加量は、結着樹脂1
00重量部に対して1〜20重量部用いるのが良い。黒
色着色剤として磁性体を用いた場合には、他の着色剤と
異なり、結着樹脂100重量部に対し30〜150重量
部用いるのが良い。
て用いる場合の着色剤としては、以下に示す様な、各種
及び各色の顔料も使用することが出来る。
316(ナフトールイエローS)、C.I.11710
(ハンザイエロー10G)、C.I.11660(ハン
ザイエロー5G)、C.I.11670(ハンザイエロ
ー3G)、C.I.11680(ハンザイエローG)、
C.I.11730(ハンザイエローGR)、C.I.
11735(ハンザイエローA)、C.I.11740
8(ハンザイエローRN)、C.I.12710(ハン
ザイエローR)、C.I.12720(ピグメントイエ
ローL)、C.I.21090(ベンジジンイエロ
ー)、C.I.21095(ベンジジンイエローG)、
C.I.21100(ベンジジンイエローGR)、C.
I.20040(パーマネントイエローNCR)、C.
I.21220(バルカンファストイエロー5)、C.
I.21135(バルカンファストイエローR)が挙げ
られる。
(スターリンI)、C.I.12075(パーマネント
オレンジ)、C.I.12175(リソールファストオ
レンジ3GL)、C.I.12305(パーマネントオ
レンジGTR)、C.I.11725(ハンザイエロー
3R)、C.I.21165(バルカンファストオレン
ジGG)、C.I.21110(ベンジジンオレンジ
G)、C.I.12120(パーマネントレッド4
R)、C.I.1270(パラレッド)、C.I.12
085(ファイヤーレッド)、C.I.12315(ブ
リリアントファストスカーレット)、C.I.1231
0(パーマネントレッドF2R)、C.I.12335
(パーマネントレッドF4R)、C.I.12440
(パーマネントレッドFRL)、C.I.12460
(パーマネントレッドFRLL)、C.I.12420
(パーマネントレッドF4RH)、C.I.12450
(ライトファストレッドトーナーB)、C.I.124
90(パーマネントカーミンFB)、C.I.1585
0(ブリリアントカーミン6B)が挙げられる。
(無金属フタロシアニンブルー)、C.I.74160
(フタロシアニンブルー)、C.I.74180(ファ
ストスカイブルー)が挙げられる。
して、外添剤を添加しても良い。外添剤は、トナーに添
加した時の耐久性の点から、トナー粒子の体積平均径の
1/10以下の粒径であることが好ましい。この外添剤
の粒径とは、電子顕微鏡におけるトナー粒子の表面観察
により求めたその平均粒径を意味する。これら特性付与
を目的とした外添剤としては、例えば、以下のようなも
のが用いられる。 1)流動性付与剤:金属酸化物(酸化ケイ素,酸化アル
ミニウム,酸化チタン)、カーボンブラック及びフッ化
カーボン。それぞれ、疎水化処理を行ったものが、より
好ましい。 2)研磨剤:金属酸化物(チタン酸ストロンチウム,酸
化セリウム,酸化アルミニウム,酸化マグネシウム,酸
化クロム)、窒化物(窒化ケイ素)、炭化物(炭化ケイ
素)及び金属塩(硫酸カルシウム,硫酸バリウム,炭酸
カルシウム)。 3)滑剤:フッ素樹脂粉末(フッ化ビニリデン,ポリテ
トラフルオロエチレン)及び脂肪酸金属塩(ステアリン
酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム)。 4)荷電制御性粒子:金属酸化物(酸化錫,酸化チタ
ン,酸化亜鉛,酸化ケイ素,酸化アルミニウム)及びカ
ーボンブラック。
に対し、好ましくは0.1〜10重量部の範囲で用いれ
ば良く、より好ましくは、0.1〜5重量部の範囲で用
いるのが良い。これら外添剤は、単独で用いても、ま
た、複数併用しても良い。
系トナー、粉砕系トナーどちらでも構わない。
水系媒体中で製造される懸濁重合法、乳化重合法、界面
重合法、分散重合法、会合重合法の如き重合法が好まし
い。特により好ましいのは、懸濁重合法である。
る分散媒中で単量体組成物の液滴を生成せしめるため、
単量体組成物に含まれる極性基を有する成分は水相との
界面である表層部に存在し易く、ワックスの如き非極性
の成分は表層部に存在しない、いわゆる擬似カプセル構
造をとる。この製法上の特徴を活用し、粉砕法の如き他
の製法では使用できない低融点のワックスを含有させる
ことが可能である。
記のごときワックスがトナー粒子の内部に内包されてい
る擬似カプセル構造をとるため耐ブロッキング性を損な
うことなく低融点のワックスを多量に含有できるため、
定着時の熱や圧力によってトナーが加熱溶融した際に中
から溶け出す多量のワックスを離型剤として効果的に機
能させることができ、定着ローラーにオイルの如き離型
剤を塗布することなく定着時における高温オフセットを
防止することが可能で両面定着にも有利に作用する。
性基を有する樹脂で、ガラス転移点が55〜80℃であ
り、酸価1〜35mgKOH/g、より好ましくは5〜
35mgKOH/gの樹脂が適している。極性基を有す
る樹脂は、重合性単量体組成物中に溶解せしめられ、次
いで、重合性単量体組成物を水系媒体中でトナー粒子サ
イズの液滴へ造粒する工程で、トナー粒子となる液滴粒
子の表面近傍に集まり、その後の重合工程及びゆっくり
とした冷却工程によってトナー粒子の上層を好ましく形
成する様になる。
移点が55℃未満になると、トナーの上層の強度が低下
し、転写性や耐久性に劣る様になる。一方、80℃を超
えると、上層の強度が高くなり過ぎ、トナー粒子内部に
ある荷電制御剤の作用効果がトナー粒子表面に及ぶのを
阻害しやすく、トナーの帯電安定性が低下し、現像特性
が変動しやすい。更に、極性基を有する樹脂の酸価が1
mgKOH/g未満では、形成される上層の強度が低下
し、転写性や耐久性が低下し、酸価が35mgKOH/
gを超えると、トナー粒子表面に着色剤やワックスが析
出しやすく、好ましくない。
M D3418−8に準拠して、パーキンエルマー社製
DSC−7を用いて行う。装置検出部の補正は、インジ
ウムと亜鉛の融点を用い、熱量の補正については、イン
ジウムの融解熱を用いる。サンプルは、アルミニウム製
パンを用い、対照用に空パンをセットし、昇温速度10
℃/min.で測定する。
準じて測定する。
の三角フラスコに秤量し、エタノール:ベンゼン=1:
2の混合溶媒約50ml加えて樹脂を溶解する。溶解性
が悪いようであれば少量のアセトンを加えてもよい。フ
ェノールフタレイン指示薬を用い、予め標定されたN/
10カ性カリ〜エタノール溶液で滴定し、アルコールカ
リ液の消費量からつぎの計算式から酸価を求める。
数)×N×56.1/試料重量 (ただしNはN/10KOHのファクター)
の結着樹脂100重量部に対して、好ましくは1〜20
重量部、より好ましくは2.5〜15重量部の範囲であ
る。1重量部未満では、トナー粒子の上層としての機能
が低下し、20重量部を超えると、トナー粒子に形成さ
れる上層が過剰になり、トナーの帯電安定性が低下しや
すい。
ル樹脂又はその誘導体が好ましい。代表的なポリエステ
ル樹脂の組成は以下の通りである。
ては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
タンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、水素化ビスフェノールA、又は下
記式(I)で表されるビスフェノール誘導体、また、下
記式(II)で示されるジオール類等が挙げられる。
yはそれぞれ1以上の整数であり、且つx+yの平均値
は2〜10である。)
カルボン酸としては、フタル酸、テレフタル酸、イソフ
タル酸、無水フタル酸の如きベンゼンジカルボン酸類又
はその無水物;コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ア
ゼライン酸の如きアルキルジカルボン酸類又はその無水
物が挙げられる。グリセリン、ペンタエリスリトール、
ソルビット、ソルビタン、ノボラック型フェノール樹脂
のオキシアルキレンエーテルの如き多価アルコール;ト
リメリット酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸やその無水物の如き多価カルボン酸が挙げら
れる。
ル成分としては、前記式(I)で示されるビスフェノー
ル誘導体であり、酸成分としては、フタル酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、トリメリット酸又はその無水物類
が挙げられる。
使用することが出来る重合性単量体としては、ビニル系
重合性単量体が挙げられる。例えばスチレン;α−メチ
ルスチレン、β−メチルスチレン、o−メチルスチレ
ン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、2,4
−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−t
ert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、
p−n−オクチル、p−n−ノニルスチレン、p−n−
デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メト
キシスチレン、p−フェニルスチレンの如きスチレン誘
導体;メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−
プロピルアクリレート、iso−プロピルアクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、iso−ブチルアクリレ
ート、tert−ブチルアクリレート、n−アミルアク
リレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、n−オクチルアクリレート、n−ノ
ニルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ベン
ジルアクリレート、ジメチルフォスフェートエチルアク
リレート、ジエチルフォスフェートエチルアクリレー
ト、ジブチルフォスフェートエチルアクリレート、2−
ベンゾイルオキシエチルアクリレートの如きアクリル系
重合性単量体;メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、n−プロピルメタクリレート、iso−プロピ
ルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、iso
−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレ
ート、n−アミルメタクリレート、n−ヘキシルメタク
リレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オ
クチルメタクリレート、n−ノニルメタクリレート、ジ
エチルフォスフェートエチルメタクリレート、ジブチル
フォスフェートエチルメタクリレートの如きメタクリル
系重合性単量体;メチレン脂肪族モノカルボン酸エステ
ル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビ
ニル、酪酸ビニル、安息香酸ビニル、蟻酸ビニルの如き
ビニルエステル;ビニルメチルエーテル、ビニルエチル
エーテル、ビニルイソブチルエーテルの如きビニルエー
テル;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビ
ニルイソプロピルケトンの如きビニルケトンが挙げられ
る。
合性単量体から形成されるビニル系重合体によって構成
される。これらのビニル系重合性単量体の中でも、内部
又は中心部を形成するワックスを効率的に覆う為には、
スチレン重合体若しくはスチレン−アクリル共重合体或
いはスチレン−メタクリル共重合体が好ましい。
移点が50℃を超えて100℃未満の重合体又は共重合
体が好ましい。ガラス転移点が50℃以下になると、定
着時に定着ローラーの如き定着手段への付着力が高くな
り、トナー画像を担持している転写材が定着手段から剥
離しにくくなり、定着ローラー巻き付きという問題が生
じやすい。さらに、トナー粒子全体の強度が低下して多
数耐久試験時に転写性や現像特性の低下を招きやすい。
得られた定着画像を長時間重ね合わせておくと、ガラス
転移点が低い為に画像同士が貼り付くという問題も生じ
る場合がある。―方、ガラス転移点が100℃以上にな
ると、定着不良という問題が生じ易くなる。
ネーションクロマトグラフ(GPC)において、分子量
10,000〜50,000の領域にメインピークを有
するものは、中心部に存在する多量のワックスを内包化
することに優れている。内層を構成する重合体又は共重
合体の分子量のメインピークが、10,000未満にな
ると重合体又は共重合体の分子鎖間の相互作用が弱くな
り、内部又は中心部を構成するワックスを十分に被覆す
ることが出来ず、ワックスに起因する現像特性の低下を
招きやすい。一方、重合体又は共重合体のメインピーク
が分子量50,000を超えると、重合体又は共重合体
の分子鎖の相互作用が強くなりすぎて、トナーの加熱加
圧定着時におけるワックスのトナー粒子表面への浸み出
しが不十分となり、定着温度が比較的低い場合には、定
着不良と低温オフセット現象が生じ易くなる。
にメインピークがあるスチレン重合体又はスチレン共重
合体を用いると、トナー粒子が十分な強度を有し、優れ
た摩擦帯電特性を発揮するので、非常に優れた現像特性
を示す様になる。十分なトナー粒子の強度によって、耐
久試験後においても、トナーの劣化が生じにくく、安定
した転写性や現像特性を維持できる。重合体又は共重合
体の分子量は、ゲルパミネーションクロマトグラフィー
(GPC)により測定される。具体的なGPCの測定方
法として、予めトナーをソックスレー抽出器を用いてト
ルエンで20時間抽出した後、ロータリーエバポレータ
ーでトルエンを留出せしめて抽出物を得、更に、必要に
より重合体又は共重合体は溶解し得ない有機溶剤(例え
ば、クロロホルム等)を用いて抽出物を十分に洗浄し、
残留物をテトラヒドロフラン(THF)で溶解した溶液
をポア径0.3μmの耐溶剤性をメンブランフィルター
で濾過したサンプルを、ウォーターズ社製150Cを用
い、カラム構成は、昭和電工製A−801、802、8
03、804、805、806及び807を連結し、標
準ポリスチレン樹脂の検量線を用いて分子量分布を測定
する。
重合開始剤としては、2,2’−アゾビス−(2,4−
ジバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニ
トリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カ
ルボニトリル)、2,2’−アゾビス−4−メトキシ−
2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスイソブチロ
ニトリルの如きアゾ系、又はジアゾ系重合開始剤;ベン
ゾイルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシ
ド、ジイソプロピルオキシカーボネート、クメンヒドロ
ペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシ
ド、ラウロイルペルオキシドの如き過酸化物系重合開始
剤が挙げられる。これらの重合開始剤は、重合性単量体
の0.5〜20重量%の添加が好ましく、単独でも又は
併用してもよい。
ールする為に、連鎖移動剤を添加してもよい。
粒子の分散安定剤として、例えば、リン酸三カルシウ
ム、リン酸マグネシウム、リン酸亜鉛、リン酸アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、メ
タ珪酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ベ
ントナイト、シリカ、アルミナの如き無機化合物の微粉
体が挙げられる。ポリビニルアルコール、ゼラチン、メ
チルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロー
ス、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースの
ナトリウム塩、ポリアクリル酸、及びその塩、ポリメタ
アクリル酸、及びその塩、澱粉の如き有機化合物を使用
しても良い。これらの分散安定剤は、重合性単量体10
0重量部に対して0.2〜20重量部を使用することが
好ましい。
合、市販のものをそのまま用いてもよいが細かい粒子を
得る為に、水系分散媒体中にて該無機化合物を生成させ
てもよい。例えば、リン酸カルシウムの場合、高撹拌下
においてリン酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム水溶
液とを混合するとよい。
量体100重量部に対して0.001〜0.1重量部の
界面活性剤を使用してもよい。これは、上記分散安定剤
の初期の作用を促進する為のものである。具体例として
は、ドデシルベンゼン硫酸ナトリウム、テトラデシル硫
酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム、オクチル
硫酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリル酸ナ
トリウム、オクチル酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリ
ウム、オレイン酸カルシウムが挙げられる。
子を製造する際には、着色剤の持つ重合阻害性や水相移
行性に注意を払う必要がある。必要により、重合阻害の
ない物質による着色剤の表面の疎水化処理を施して表面
改質をおこなっても良い。特に、染料やカーボンブラッ
クは、重合阻害性を有しているものが多いので使用の際
に注意を要する。
これらの染料の存在下に重合性単量体を重合せしめる方
法が挙げられる。得られた着色重合体を重合性単量体組
成物に添加する。また、カーボンブラックについては、
上記染料と同様の処理の他、カーボンブラックの表面官
能基と反応する物質(例えば、オルガノシロキサン等)
で処理を行ってもよい。
場合には、その中に磁性粉を含有せしめてもよい。この
ような磁性粉としては、磁場の中におかれて磁化される
物質が用いられ、例えば、鉄、コバルト、ニッケルの如
き強磁性金属の粉末、若しくはマグネタイト、フェライ
トの如き磁性酸化鉄の粉末がある。
性体の持つ重合阻害性や水相移行性等に注意を払う必要
があり、必要により表面改質(例えば、重合阻害のない
物質による疎水化処理)を施しておいた方が好ましい。
昇温してもよく、更にトナー定着時の臭いの原因となる
未反応の重合性単量体又は副生成物を除去する為に、反
応後半又は重合反応終了後に一部水系媒体を反応系から
留去してもよい。反応終了後、生成したトナー粒子を洗
浄、濾過により回収し、乾操する。
物100重量部に対して水300〜3,000重量部を
分散媒体として使用するのが好ましい。
層の層分離及び機能分離をより明確化するために、内部
又は中心部を構成するワックスのDSC吸熱曲線の吸熱
メインピーク温度より高く、内層を構成する重合体又は
共重合体のガラス転移温度より高く且つ外層を構成する
極性基を有する樹脂のガラス転移点よりも高い温度でト
ナー粒子を60分間以上(好ましくは90〜600分
間)保持して加熱処理し、次いで毎分2℃以下(好まし
くは毎分1.5〜0.25℃)の遅い冷却速度でゆっく
りと冷却するのが良い。
おいては、あらかじめワックスの吸熱メインピーク温度
を測定し、極性基を有する樹脂のガラス転移温度を測定
し、重合性単量体の組成及び組成比から生成される重合
体又は共重合体の理論ガラス転移温度を算出しておくの
が良い。
ーク温度よりも5℃以上高く(好ましくは5〜20℃高
く)、重合性単量体組成物に添加される極性基を有する
樹脂のガラス転移点よりも5℃以上高く(好ましくは5
〜20℃高く)、合成される重合体又は共重合体の理論
ガラス転移点よりも5℃以上高い(好ましくは7.5〜
30℃高い)温度でおこなうのが良い。
粒径(D4)が4〜8μmであり、下記式で表される変
動係数Aが35%以下であることが好ましい。重量平均
粒径が4μm未満のトナーにおいては、カブリや転写不
良に基づく画像の不均一ムラの原因となり易く好ましく
なく、トナーの重量平均粒径が8μmを超える場合に
は、感光体表面や転写材への融着が起き易く、トナーの
個数分布における変動係数が35%を超えると更にその
傾向が強まる。
粒径(μm)を表す。)
ーカウンターTA−II型あるいはコールターマルチサ
イザー(コールター社製)等種々の方法で測定可能であ
るが、本発明においてはコールターマルチサイザー(コ
ールター社製)を用い、個数分布、体積分布を出力する
インターフェイス(日科機製)及びPC9801パーソ
ナルコンピュータ(NEC製)を接続し、電解液は1級
塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製す
る。例えばISOTON R−II(コールターサイエ
ンティフィックジャパン社製)が使用できる。測定法と
しては、前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤
として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩)を0.1〜5ml加え、更に測定試料を2〜2
0mg加える。試料を懸濁した電解液は超音波分散器で
約1〜3分間分散処理を行い、前記コールターマルチサ
イザーによリアパチャーとして100μmアパチャーを
用い、2μm以上のトナーの体積、個数を測定して体積
分布と個数分布とを算出する。
量平均粒径(D4)、個数分布から求めた個数基準の個
数平均粒径(D1)を求める。
ー式粒子像測定装置で計測されるトナーの個数基準の円
形度(頻度分布)において、平均円形度が0.920〜
0.995で、あることが好ましく、この場合に前述し
た如きトナーの好ましい粒径とは合いまって、現像性と
転写性とがバランス良く改善され、これと共に画像形成
装置とのマッチングが著しく向上する。
μmと小粒径化することにより、画像の輪郭部分、特に
文字画像やラインパターンの現像での再現性が良好なも
のとなる。また、トナーの円形度頻度分布の平均円形度
を0.920〜0.995、好ましくは0.950〜
0.995、より好ましくは0.970〜0.990と
することにより、従来では困難であった小粒径を呈する
トナーの転写性が大幅に改善されると共に、低電位潜像
に対する現像能力も格段に向上する。特に上記の如き傾
向は、デジタル方式の微小スポット潜像を現像する場合
や中間転写体を用い多数回の転写を行うフルカラーの画
像形成の際に非常に有効で、画像形成装置とのマッチン
グも良好なものとなる。
頻度分布の円形度標準偏差を0.040未満、好ましく
は0.035未満、より好ましくは0.015以上0.
035未満とすることにより、現像性に関する問題を大
幅に改善することができる。
950未満のトナー粒子を20%以下にすることで、画
像形成における現像効率が十分なレベルとなり画像形成
も良好なものとなる。
度分布とは、トナー粒子の形状を定量的に表現する簡便
な方法として用いたものであり、本発明ではフロー式粒
子像測定装置「FPIA−1000型」(東亜医用電子
社製)を用いて測定を行い、下式を用いて算出した。
たトナー粒子像の面積であり、「粒子投影像の周囲長」
とは該トナー粒子像のエッジ点を結んで得られる輪郭線
の長さと定義する。
合いを示す指標であり、トナーが完全な球形の場合に
1.000を示し、表面形状が複雑になる程、円形度は
小さな値となる。
不純固形物などを除去したイオン交換水10mlを用意
し、その中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアル
キルベンゼンスルホン酸塩を加えた後、更に測定試料を
0.02gを加え、均一に分散させる。分散させる手段
としては、超音波分散機「UH−50型」(エスエムテ
ー社製)に振動子として5φのチタン合金チップを装着
したものを用い、5分間分散処理を用い、測定用の分散
液とする。その際、該分散液の温度が40℃以上となら
ない様に適宜冷却する。
像測定装置を用い、測定時のトナー粒子濃度が3000
〜1万個/μlとなる様に該分散液濃度を再調整し、ト
ナー粒子を1000個以上計測する。計測後、このデー
タを用いて、トナーの円形度頻度分布を求める。
いられる。例えば、結着樹脂、荷電制御剤、必要に応じ
てワックス、磁性体、着色剤、その他の添加剤等をヘン
シェルミキサー、ボールミルの如き混合器により十分混
合してから加熱ロール、ニーダー、エクストルーダーの
如き熱混練機を用いて溶融混練して冷却固化、粉砕後、
分級を行なって着色粒子を得る。必要に応じ表面処理を
行っても構わない。その後、無機微粉体を添加混合する
ことによって、トナーを得る。分級及び表面処理の順序
は、どちらが先でも良い。分級工程においては生産効率
上、コアンダ効果を利用した多分割分級機を用いること
が好ましい。尚、高画質化のためには、トナーの重量平
均粒径(D4)が3〜8μmであることが好ましく、4
〜8μmであることがより好ましい。
子を水中に分散させ加熱する温浴法、熱気流中を通過さ
せる熱処理法、機械的エネルギーを付与して処理する機
械的衝撃法などが挙げられる。機械的衝撃法において処
理温度をトナー粒子のガラス転移点Tg付近の温度(T
g±10℃)を加える熱機械的衝撃が、凝集防止,生産
性の観点から好ましい。さらに好ましくは、トナーのガ
ラス転移点Tg±5℃の範囲の温度で行うことが、表面
の10nm以上の半径の細孔を減じ、無機微粉体を有効
に働かせ、転写効率を向上させるのに特に有効である。
は、ポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビ
ニルトルエン、スチレン−p−クロルスチレン共重合
体、スチレンビニルトルエン共重合体の如きスチレン及
びその置換体の単独重合体及びそれらの共重合体;スチ
レン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル
酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸nブチル共重
合体の如きスチレンとアクリル酸エステルとの共重合
体;スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル
酸nブチル共重合体の如きスチレンとメタクリルエステ
ルとの共重合体;スチレンとアクリル酸エステル及びメ
タクリル酸エステルとの多元共重合体;スチレン−アク
リロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテ
ル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−アクリロニ
トリルインデン共重合体、スチレン−マレイン酸エステ
ル共重合体の如きスチレンと他のビニル系モノマーとの
スチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリ
ブチルメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリエステ
ル、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラー
ル、ポリアクリル酸、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環
族炭化水素樹脂、石油樹脂、塩素化パラフィンが例示さ
れる。これらは、単独または混合して使用できる。特に
圧力定着方式に供せられるトナー用の結着樹脂として低
分子ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル
共重合体、高級脂肪酸、ポリアミド樹脂、ポリエステル
樹脂が単独または現合して使用できる。
マーとしては、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、
アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸オクチル、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、アクリルアミドの如き二重結合を有するモノカ
ルボン酸もしくはその誘導体、マレイン酸、マレイン酸
ブチル、マレイン酸メチル、マレイン酸ジメチルの如き
二重結合を有するジカルボン酸及びその誘導体が挙げら
れる。
量が5重量%以下(より好ましくは3重量%以下、最も
好ましくは1重量%以下)である架橋剤で架橋されたス
チレン共重合体が好ましい。
タ、シアン、ブラック)の場合の特に好ましい樹脂とし
ては、スチレン−アクリル酸エステル系樹脂、ポリエス
テル樹脂がある。
と同様なものが使用可能である。その含有量としては、
結着樹脂100重量部に対して12重量部以下であり、
好ましくは0.5〜9重量部である。
着樹脂は、例えば、スチレンモノマー,アクリルモノマ
ー,マレイン酸ハーフエステル,ジビニルベンゼン,1
0時間半減温度が100℃以上のラジカル重合開始剤を
1種又は2種以上を有するモノマー溶液を有機溶剤に滴
下し、溶液重合することにより生成可能である。その
際、ジビニルベンセンの如き架橋剤の添加量,ラジカル
重合開始剤の種類及び使用量,モノマー溶液の滴下速
度,重合温度等を調整することにより所定の分子量分布
を有し、THF不溶分の含有量が5重量%以下の結着樹
脂を生成することができる。
鉄、コバルト、ニッケル、銅、マグネシウム、マンガ
ン、アルミニウム、珪素などの元素を含む金属酸化物な
どがある。中でも、四三酸化鉄、γ−酸化鉄の如き酸化
鉄を主成分とするものが好ましい.磁性黒色トナーの帯
電量のコントロールの観点から珪素元素、アルミニウム
又は他の金属元素を含有していてもよい。磁性体は、窒
素吸着法によるBET比表面積が好ましくは2〜30m
2/g、特に3〜28m2/gが良い。更にモース硬度が
5〜7の磁性体が好ましい。
球形の如く異方性の少ないものが画像濃度を高める上で
好ましい。磁性体の個数平均粒径としては0.05〜
1.0μmが好ましく、さらに好ましくは0.1〜0.
6μm、より好ましくは0.1〜0.4μmが良い。
ましくは30〜200重量部、より好ましくは50〜1
50重量部が良い。30重量部未満ではトナー搬送に磁
気力を用いる現像器においては、搬送性が低下し現像剤
担持体上の現像剤層にムラが生じ易く画像ムラが生じ易
い。さらに磁性黒色トナーのトリボの上昇に起因する画
像濃度の低下が生じ易い。一方、200重量部を超える
と定着性の低下が生じ、また光沢度を上げることも困難
となる。
る画像形成装置の一例を図1を参照しながら説明する。
本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
44−1、44−2、44−3、44−4に、それぞれ
シアントナーを有する現像剤、マゼンタトナーを有する
現像剤、イエロートナーを有する現像剤及びブラックト
ナーを有する現像剤が導入され、帯電された感光体に露
光43をすることにより形成された静電荷像を磁気ブラ
シ現像方式又は非磁性一成分現像方式等によって現像
し、各色トナー像が感光体41上に形成される。感光体
41はa−Se、CdS、ZnO2、OPC、a−Si
の様な光導電絶縁物質層を持つ感光ドラムもしくは感光
ベルトである。感光体41は図示しない駆動装置によっ
て矢印方向に回転される。
ン感光層、又は有機系感光層を有する感光体が好ましく
用いられる。
質及び電荷輸送性能を有する物質を同一層に含有する、
単一層型でもよく、又は、電荷輸送層を電荷発生層を成
分とする機能分離型感光層であっても良い。導電性基体
上に電荷発生層、次いで電荷輸送層の順で積層されてい
る構造の積層型感光層は好ましい例の一つである。
樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂が特に、転写
性、クリーニング性が良く、クリーニング不良、感光体
へのトナーの融着、外添剤のフィルミングが起こりにく
い。
体41とは非接触である方式と、ローラー等を用いる接
触型の方式がありいずれのものも用いられる。効率的な
均一帯電、シンプル化、低オゾン発生化のために図1に
示す如く接触方式のものが好ましく用いられる。
その外周を形成した導電性弾性層42aとを基本構成と
するものである。帯電ローラー42は、感光体41面に
押圧力をもって圧接され、感光体41の回転に伴い従動
回転する。
ス条件としては、ローラーの当接圧が5〜500g/c
mで、直流電圧に交流電圧を重畳したものを用いた時に
は、交流電圧=0.5〜5kVpp、交流周波数=50
Hz〜5kHz、直流電圧=±0.2〜±1.5kVで
あり、直流電圧を用いた時には、直流電圧=±0.2〜
±5kVである。
を用いる方法や、導電性ブラシを用いる方法がある。こ
れらの接触帯電手段は、高電圧が不必要になったり、オ
ゾンの発生が低減するといった効果がある。
電ブレードの材質としては、導電性ゴムが好ましく、そ
の表面に離型性被膜をもうけても良い。離型性被膜とし
ては、ナイロン系樹脂、PVDF(ポリフッ化ビニリデ
ン)、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)などが適用可能
である。
0.1〜±5kV)が印加されている中間転写体45に
転写される。転写後の感光体表面は、クリーニングブレ
ード48を有するクリーニング手段49でクリーニング
される。
45bと、その外周面に形成した中抵抗の弾性体層45
aからなる。芯金45bは、プラスチックのパイプに導
電性メッキをほどこしたものでも良い。
ム、テフロンゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、
EPDM(エチレンプロピレンジエンの3元共重合体)
などの弾性材料に、カーボンブラック、酸化亜鉛、酸化
スズ、炭化ケイ素の如き導電性付与材を配合分散して電
気抵抗値(体積抵抗率)を105〜1011Ω・cmの
中抵抗に調整した、ソリッドあるいは発泡肉質の層であ
る。
に軸受けさせて感光体41の下面部に接触させて配設し
てあり、感光体41と同じ周速度で矢印の反時計方向に
回転する。
トナー像が、感光体41と中間転写体45とが接する転
写ニップ部を通過する過程で中間転写体45に対する印
加転写バイアスで転写ニップ域に形成された電界によっ
て、中間転写体45の外面に対して順次に中間転写され
ていく。
80により、転写材へのトナー像の転写後に、中間転写
体45の表面がクリーニングされる。中間転写体上にト
ナー像がある場合、トナー像を乱さないようにクリーニ
ング手段80は、中間転写体表面から離される。
て中間転写体45の下面部に接触させて転写手段が配設
され、転写手段47は例えば転写ローラー又は転写ベル
トであり、中間転写体と同じ周速度で矢印の時計方向に
回転する。転写手段は直接中間転写体と接触するように
配設されていても良く、またベルト等が中間転写体と転
写手段との間に接触するように配置されても良い。
周を形成した導電性弾性層とを基本構成とするものであ
る。
般的な材料を用いることが可能である。中間転写体の弾
性層の体積固有抵抗値よりも転写ローラーの弾性層の体
積固有抵抗値をより小さく設定することで転写ローラー
への印加電圧が軽減でき、転写材上に良好なトナー像を
形成できると共に転写材の中間転写体への巻き付きを防
止することができる。特に中間転写体の弾性層の体積固
有抵抗値が転写ローラーの弾性層の体積固有抵抗値より
10倍以上であることが特に好ましい。
IS K−6301に準拠し測定される。本発明に用い
られる中間転写体は、10〜40度の範囲に属する弾性
層から構成されることが好ましく、一方、転写ローラー
の弾性層の硬度は、中間転写体の弾性層の硬度より硬く
41〜80度の値を有するものが中間転写体への転写材
の巻き付きを防止する上で好ましい。中間転写体と転写
ローラーの硬度が逆になると、転写ローラー側に凹部が
形成され、中間転写体への転写材の巻き付きが発生しや
すい。
ベルト47が配置されている。転写ベルト47は、中間
転写体45の軸に対して並行に配置された2本のローラ
ー、すなわちバイアスローラー47aとテンションロー
ラー47cに掛け渡されており、駆動手段(不図示)に
よって駆動される。転写ベルト47は、テンションロー
ラー47c側を中心にしてバイアスローラー47a側が
矢印方向に移動可能に構成されていることにより、中間
転写体45に対して下方から矢印方向に接離することが
できる。バイアスローラー47aには、二次転写バイア
ス源47dによって所望の二次転写バイアスが印加され
ており、一方、テンションローラー47cは接地されて
いる。
形態では、熱硬化性ウレタンエラストマーにカーボンを
分散させ厚さ約300μm、体積抵抗率108〜1012
Ω・cm(1kV印加時)に制御した上に、フッ素ゴム
20μm、体積抵抗率1015Ω・cm(1kV印加時)
に制御したゴムベルトを用いた。その外径寸法は周長8
0×幅300mmのチューブ形状である。
ローラー47aとテンションローラー47cによって約
5%延ばす張力印加がなされている。
は周速度に差をつけて回転させる。転写材46は中間転
写体45と転写手段47との間に搬送されると同時に、
転写手段47にトナーが有する摩擦電荷と逆極性のバイ
アスを二次転写バイアス電源47dから印加することに
よって、中間転写体45上のトナー像が転写材46の表
面側に転写される。
ーと同様のものも用いることができ、好ましい転写のプ
ロセス条件としては、ローラーの当接圧が5〜500g
/cmで、直流電圧が±0.2〜±10kVである。
弾性層47a1はカーボン等の導電材を分散させたポリ
ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエン系三元共重合
体(EPDM)等の体積抵抗106〜1010Ωcm程度
の弾性体でつくられている。芯金47a2には定電圧電
源によりバイアスが印加されている。バイアス条件とし
ては、±0.2〜±10kVが好ましい。
発熱体を内蔵させた加熱ローラーとこれと押圧力をもっ
て圧接された弾性体の加圧ローラーとを基本構成とする
定着器81へ搬送され、加熱ローラーと加圧ローラー間
を通過することによってトナー像が転写材に加熱加圧定
着される。フィルムを介してヒータにより定着する方法
を用いても良い。
方法について説明する。本発明においては、磁性一成分
現像方法,非磁性一成分現像方法などの一成分現像方法
が用いられ、それらの詳細をいくつかの図面をもとに説
明するが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
まず、磁性一成分現像方法について、図2をもとに説明
する。
周面はトナー容器52内のトナー溜りに常時接触してい
て、その現像スリーブ面近傍のトナーが現像スリーブ面
にスリーブ内の磁気発生手段53の磁力で及び/又は静
電気力により付着保持される。現像スリーブ51が回転
駆動されるとそのスリーブ面の磁性トナー層が規制部材
54の位置を通過する過程で各部略均一厚さの薄層磁性
トナーT1として整層化される。磁性トナーの帯電は主
として現像スリーブ51の回転に伴なうスリーブ面とそ
の近傍のトナー溜りの磁性トナーとの摩擦接触によりな
され、現像スリーブ51上の上記磁性トナー薄層面は現
像スリーブの回転に伴ない潜像保持体55側へ回転し、
潜像保持体55と現像スリーブ51の最接近部である現
像領域部Aを通過する。この通過過程で現像スリーブ5
1面側の磁性トナー薄層の磁性トナーが潜像保持体55
と現像スリーブ51間に電圧印加手段56によって印加
した直流と交流電圧による直流と交流電界により飛翔
し、現像領域部Aの潜像保持体55面と、現像スリーブ
51面との間(間隙α)を往復運動する。最終的には現
像スリーブ51側の磁性トナーが潜像保持体55面の表
面に潜像の電位パターンに応じて選択的に移行付着して
トナー像T2が順次に形成される。
択的に消費された現像スリーブ面はホッパ52のトナー
溜りへ再回転することにより磁性トナーの再供給を受
け、現像領域部Aへ現像スリーブ51の磁性トナー薄層
T1面が移送され、繰り返し現像工程が行われる。
としての規制部材54は、スリーブと一定の間隙をおい
て配置される金属ブレード、磁性ブレード等のドクター
ブレードである。あるいは、ドクターブレードの代り
に、金属,樹脂,セラミックなどを用いた剛体ローラー
やスリーブを用いても良く、それらの内部に磁気発生手
段を入れても良い。
現像スリーブ(トナー担持体)表面に弾性力で当接する
弾性ブレード、弾性ローラー(図示せず)を用いても良
い。本発明の現像方法は、規制部材が弾性力を持ってト
ナー担持体に当接することによるトナー薄層コート化手
段が特に好ましく用いられる。
リコーンゴム、ウレタンゴム、NBRの如きゴム弾性
体;ポリエチレンテレフタレートの如き合成樹脂弾性
体;ステンレス、鋼、リン青銅の如き金属弾性体が使用
できる。また、それらの複合体であっても良い。好まし
くは、スリーブ当接部分はゴム弾性体あるいは樹脂弾性
体がよい。
求される場合には、金属弾性体に樹脂,ゴムをスリーブ
当接部に当るように貼り合わせたり、コーティング塗布
したものが好ましい。
は、トナーの帯電に大きく関与する。そのため、弾性体
中に、有機物、無機物を添加しても良く、溶融混合させ
ても良いし、分散させても良い。例えば、金属酸化物、
金属粉、セラミックス、炭素同素体、ウィスカー、無機
繊維、染料、顔料、界面活性剤を添加することにより、
トナーの帯電性をコントロールできる。特に、弾性体が
ゴム,樹脂等の成型体の場合にはその中に、シリカ、ア
ルミナ、チタニア、酸化錫、酸化ジルコニア、酸化亜鉛
の如き金属酸化物微粉末、カーボンブラック、一般にト
ナーに用いられる荷電制御剤を含有させることも好まし
い。
帯電性である場合には、ウレタン、ポリアミド、ナイロ
ン、メラミンの如き正極性に帯電しやすいものが好まし
く選択され、トナーが正帯電性である場合には、ウレタ
ン、シリコーン、ポリエステル、フッ素系樹脂(例え
ば、テフロン)、ポリイミドの如き負極性に帯電しやす
いものが好ましく選択される。
示す。
像剤容器側に固定保持され、下辺部側をブレードの弾性
に抗して現像スリーブの順方向或いは逆方向にたわめ状
態にしてブレード内面側(逆方向の場合には外面側)を
スリーブ62表面に適度の弾性押圧をもって当接させ
る。この様な装置によると、環境の変動に対してもより
安定に薄く、緻密なトナー層が得られる。その理由は必
ずしも明確ではないが、通常用いられる金属製のブレー
ドをスリーブからある間隙を隔てて取り付けた装置と比
較してトナー粒子が弾性ブレードによってスリーブ表面
と強制的に摩擦されるためトナーの環境変化による挙動
の変化に関係なく常に同じ状態で帯電が行われるためと
推測される。
ーブ,ブレード上のトナーが融着し易すいが、本発明の
現像法に用いられるトナーは離型性に優れ摩擦帯電性が
安定しているので好ましく用いられる。
とスリーブ62との当接圧力は、スリーブ母線方向の線
圧として、0.1kg/m以上、好ましくは0.3〜2
5kg/m、更に好ましくは0.5〜12kg/mが有
効である。当接圧力が0.1kg/mより小さい場合、
トナーの均一塗布が困難となり、トナーの帯電量分布が
ブロードになりカブリや飛散の原因となる。また当接圧
力が25kg/mを超えると、トナーに大きな圧力がか
かり、トナーが劣化するため、トナーの凝集が発生する
など好ましくない。またトナー担持体を駆動させるため
に大きなトルクを要するため好ましくない。
は、例えば50〜500μmに設定され、ドクターブレ
ードとして、磁性ブレードを用いる場合には、磁性ブレ
ードとトナー担持体との間隙は、50〜400μmに設
定されることが好ましい。
潜像保持体とトナー担持体との間隙αよりも薄いことが
最も好ましいが、場合により磁性トナー層を構成する磁
性トナーの多数の穂のうち、一部は潜像保持体に接する
程度に磁性トナー層の層厚を規制してもよい。
100〜200%の周速で回転される。電圧印加手段5
6により印加される交番バイアス電圧は、ピークトゥー
ピークで0.1kV以上、好ましくは0.2〜3.0k
V、更に好ましくは0.3〜2.0kVで用いるのが良
い。交番バイアス周波数は、0.5〜5.0kHz、好
ましくは1.0〜3.0kHz、更に好ましくは1.5
〜3.0kHzで用いられる。交番バイアス波形は、矩
形波、サイン波、のこぎり波、三角波等の波形が適用で
きる。また、正、逆の電圧、時間の異なる非対称交流バ
イアスも利用できる。また直流バイアスを重畳するのも
好ましい。
ミックスなどの材質のものが用いられるが、アルミニウ
ム,SUSなどが、トナーへの帯電性から好ましい。ス
リーブは引き抜きあるいは切削したままでも用いられる
ことができるが、トナーの搬送性、摩擦帯電付与性を制
御するため、研磨したり、周方向あるいは長手方向に粗
しを入れたり、ブラスト処理を施したり、コーティング
などが行われる。本発明においては、ブラスト処理を施
すことも良く、定形粒子、不定形粒子がブラスト剤とし
て用いられ、各々単独及び併用されて用いられ、重ね打
ちしたものも利用できる。
ことができる。
有するステンレス,アルミニウム,鋼鉄,ニッケル,真
ちゅうの如き金属からなる各種剛体球またはセラミッ
ク,プラスチック,グラスビーズの如き各種剛体球を使
用することができる。定形粒子としては、実質的に表面
が曲面からなり、長径/短径の比が1〜2(好ましく
は、1〜1.5、更に好ましくは1〜1.2)の球状ま
たは回転楕円体粒子が好ましい。従って、現像スリーブ
表面にブラスト処理に使用する定形粒子は、直径(また
は長径)が20〜250μmのものが良い。重ね打ちす
る場合には、定形ブラスト粒子が不定形ブラスト粒子よ
り大きいことが好ましく、特に1〜20倍であることが
好ましく、更に好ましくは1.5〜9倍である。
処理時間、処理粒子の衝突力の少なくとも一つを不定形
粒子ブラストのものよりも小さくすることが好ましい。
面に、導電性微粒子を含有する被覆層が形成されている
ものも好ましい。導電性微粒子としてはカーボン微粒
子、またはカーボン微粒子と結晶性グラファイト、また
は結晶性グラファイトが好ましい。
は、大別すると天然黒鉛と人造黒鉛とに分けられる。人
造黒鉛は、ピッチコークスをタールピッチ等により固め
て1,200℃位で一度焼成してから黒鉛化炉に入れ,
2,300℃位の高温で処理することにより、炭素の結
晶が成長して黒鉛に変化する。天然黒鉛は、永い間天然
の地熱と地下の高圧によって完全に黒鉛化したものが地
中より産出するものである。これらの黒鉛は、種々の優
れた性質を有していることから工業的に広い用途をもっ
ている。黒鉛は、暗灰色ないし黒色の光沢のある非常に
柔らかい滑性のある結晶鉱物で、鉛筆等に利用されその
他耐熱性、化学的安定性があるため潤滑剤、耐火性材
料、電気材料等に粉末や固体や塗料の形で利用されてい
る。結晶構造は六方晶とその他に菱面晶系に属するもの
があり、完全な層状構造を有している。電気的特性に関
しては、炭素と炭素の結合の間に自由電子が存在し、電
気の良導体となっている。なお、本発明で使用する黒鉛
は天然、人工のどちらでも良い。
は0.5μm〜10μmのものが好ましい。
えば、スチレン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエーテルス
ルホン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンオ
キサイド樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、繊維素系
樹脂、アクリル系樹脂の如き熱可塑性樹脂、エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹
脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、シリ
コーン樹脂、ポリイミド樹脂の如き熱硬化性樹脂あるい
は光硬化性樹脂を使用することができる。中でもシリコ
ーン樹脂、フッ素樹脂のような離型性のあるもの、ある
いはポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリフ
ェニレンオキサイド、ポリアミド、フェノール樹脂、ポ
リエステル、ポリウレタン、スチレン系樹脂のような機
械的性質に優れたものがより好ましい。
には「炭化水素または炭素を含む化合物を空気の供給が
不十分な状態で燃焼または熱分解させてできる結晶子の
集合体」と定義されている。特に電気伝導性に優れ、高
分子材料に充填して導電性を付与したり、添加量のコン
トロールである程度任意の導電度を得ることができるた
め広く普及している。なお、本発明で使用する導電性の
アモルファスカーボンの粒子径は10μm〜80μmの
ものが好ましく、15μm〜40μmのものがより好ま
しい。
方法の一例を説明するが、必ずしもこれに限定されるも
のではない。図4に、潜像保持体上に形成された静電像
を現像する装置を示す。75は潜像保持体であり、潜像
形成は図示しない電子写真プロセス手段又は静電記録手
段により成される。74は現像スリーブであり、アルミ
ニウムあるいはステンレスからなる非磁性スリーブから
なる。
の粗管をそのまま用いてもよいが、好ましくはその表面
をガラスビーズ等を吹きつけて均一に荒したものや、鏡
面処理したもの、あるいは樹脂等でコートしたものがよ
く、磁性一成分現像方法に使用されるものに準ずる。
り、供給部材72によって現像スリーブ(トナー担持
体)上へ供給される。供給部材として、多孔質弾性体、
例えば軟質ポリウレタンフォーム等の発泡材より成る供
給ローラーが好ましく用いられる。該供給ローラーを現
像スリーブに対して、順または逆方向に0でない相対速
度をもって回転させ、現像スリーブ上へのトナー供給と
共に、スリーブ上の現像後のトナー(未現像トナー)の
はぎ取りをも行う。この際、供給ローラーの現像スリー
ブへの当接幅(nip幅)は、トナーの供給及びはぎ取
りのバランスを考慮すると、2.0〜10.0mmが好
ましく、4.0〜6.0mmがより好ましい。その一方
で、トナーに対する過大なストレスを余儀なくされ、ト
ナーの劣化による凝集の増大、あるいは現像スリーブ,
供給ローラー等へトナーの融着・固着が生じやすくなる
が、本発明の現像法に用いられるトナーは、流動性,離
型性に優れ、耐久安定性を有しているので、該供給部材
を有する現像法においても好ましく用いられる。また、
供給部材として、ナイロン,レーヨンの如き樹脂繊維よ
り成るブラシ部材を用いてもよい。尚、これらの供給部
材は磁気拘束力を利用できない非磁性一成分トナーを使
用する一成分現像方法において極めて有効であるが、磁
性一成分トナーを使用する一成分現像方法に使用しても
よい。
部材73によって薄層かつ均一に塗布される。トナー薄
層化規制部材は、前述した磁性一成分現像に使用したも
のに準ずる。弾性ブレード,弾性ローラーで現像スリー
ブ(トナー担持体)表面にトナーを圧接塗布する方法は
特に好ましい。弾性ブレード,弾性ローラーは、所望の
極性にトナーを帯電するのに適した摩擦帯電系列の材質
のものを用いることが好ましく、磁性一成分現像方法に
使用されるものに準ずる。本発明においては、シリコー
ンゴム、ウレタンゴム、スチレン−ブタジエンゴムが好
適である。さらに、ポリアミド、ポリイミド、ナイロ
ン、メラミン、メラミン架橋ナイロン、フェノール樹
脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹
脂、ウレタン樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂を
用いた有機樹脂層を設けても良い。また導電性ゴム、導
電性樹脂等を使用したり、また磁性一成分現像法に使用
されるものに準じて金属酸化物、カーボンブラック、無
機ウイスカー、無機繊維のフィラーや荷電制御剤をブレ
ードのゴム中,樹脂中に分散させることにより、適度の
導電性、帯電付与性を与え、トナーを適度に帯電させる
ことができて好ましい。
ーブとの当接圧力は、スリーブ母線方向の線圧として
0.1〜25kg/m、好ましくは0.5〜12kg/
mが有効であり、磁性一成分現像方法の場合に準じ、当
接圧力を0.1〜25kg/mに調整することで、トナ
ーの凝集を効果的にほぐすことが可能になり、またトナ
ーの帯電量を瞬時に立ち上げることが可能になる。
現像スリーブ上にトナーを薄層コートする系において
は、特に非磁性一成分現像方法においては、十分な画像
濃度を得るために、現像スリーブは潜像保持体に対し、
100〜300%の周速で回転される。好ましくは12
0〜250%の周速で回転される。100%を下回る
と、繰り返し現像等による現像性低下時に十分な画像濃
度が得にくくなり、300%を上回ると、トナー劣化,
スリーブ,ブレード等の劣化(ケズレ,汚染など)が起
こりやすくなり、現像性が低下し十分な画像濃度が得に
くくなったり、現像ムラを生じたりする。また、現像ス
リーブ上のトナー層の厚さを現像スリーブと潜像保持体
との対向空隙長よりも小さくし、この空隙に交番電界を
印加することが好ましい。すなわち図4に示すバイアス
電源56により現像スリーブ74と潜像保持体75との
間に交番電場または交番電場に直流電場を重畳した現像
バイアスを印加することにより、現像スリーブ上から潜
像保持体上へのトナーの移動を容易にし、更に良質の画
像を得ることができる。これらの条件も磁性一成分現像
方法に準ずる。
ド,供給部材である供給ローラー,ブラシ部材に直流電
場及び/または交流電場を印加する(図示せず)ことに
よっても、トナーへのほぐし作用のため現像スリーブ上
の規制部位においては、均一薄層塗布性,均一帯電性が
より向上し、供給部位においては、トナーの供給/はぎ
とりがよりスムーズになされ、十分な画像濃度の達成及
び良質の画像を得ることができる。
定着器の構成を示す。
129は、例えばアルミ製の芯金131上にHTV(高
温加硫型)シリコーンゴム層132、この外側にRTV
(室温加硫型)シリコーンゴム層133を有し、厚さ3
mm,直径60mmに形成されている。
ばアルミの芯金134の上に1mm厚のHTVシリコー
ンゴム層147と、さらにその表面にRTVシリコーン
ゴム層135を設け、直径が60mmとなっている。
るハロゲンヒータ136が配設され、加圧ローラー13
0には同じくヒータ137が芯金内に配設されて両面か
らの加熱を行っている。加圧ローラー130に当接され
たサーミスタ138により加圧ローラーの温度が検知さ
れ、この検知温度に基づき制御装置139によりハロゲ
ンヒータ136,137が制御され、定着ローラー12
9の温度及び加圧ローラー130の温度が共に約170
℃の―定に保つように制御される。なお、上記定着ロー
ラー129と加圧ローラー130は加圧機構(図示せ
ず)によって総圧約40kgで加圧されている。
ポン社製)より成る不織布ウェブ146を押圧ローラー
145にて定着ローラー129に押し当ててクリーニン
グしている。該ウェブ146は巻き取り装置(図示せ
ず)により適宜巻き取られ、当接部にトナーが堆積しな
いようにされている。
によりフルカラー画像を形成する方法を図6に参照しな
がら説明する。
像を形成するための画像形成装置の一例を示す概略構成
図である。図6の画像形成装置は、フルカラー複写機又
はフルカラープリンタとして使用される。フルカラー複
写機の場合は、図6に示すように、上部にデジタルカラ
ー画像リーダ部、下部にデジタルカラー画像プリンタ部
を有する。
ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査す
ることにより、原稿30からの反射光像をレンズ33に
よりフルカラーセンサ34に集光し、カラー色分解画像
信号を得る。カラー色分解画像信号は、増幅回路(図示
せず)を経てビデオ処理ユニット(図示せず)にて処理
を施され、デジタル画像プリンタ部に送出される。
る感光ドラム1は、たとえば有機光導電体を有する感光
層を有し、矢印方向に回転自在に担持されている。感光
ドラム1の回りには、前露光ランプ11、コロナ帯電器
2、レーザ露光光学系3、電位センサ12、色の異なる
4個の現像器4Y、4C、4M、4B、ドラム上光量検
知手段13、転写装置5およびクリーニング器6が配置
されている。
の画像信号は、レーザ出力部(図示せず)にてイメージ
スキャン露光の光信号に変換され、変換されたレーザ光
がポリゴンミラー3aで反射され、レンズ3bおよびミ
ラー3cを介して、感光ドラム1の面上に投影される。
を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除電した後
に感光ドラム1を帯電器2により一様に帯電させて、各
分解色ごとに光像Eを照射し、感光ドラム1上に静電荷
像を形成する。
ム1上の静電荷像を現像し、感光ドラム1上にトナーに
よるトナー画像を形成する。現像器4Y、4C、4M、
4Bは、それぞれの偏心カム24Y、24C、24M、
24Bの動作により、各分解色に応じて択一的に感光ド
ラム1に接近して、現像を行なう。
5b、記録シートとしての転写材を静電吸着するための
吸着帯電器5cおよびこれと対向する吸着ローラ5g、
そして内側帯電器5d、外側帯電器5e、分離帯電器5
hを有している。転写ドラム5aは、回転駆動可能に軸
支され、その周面の開口域に転写材を担持する転写材担
持体である転写シート5fが、円筒上に一体的に調節さ
れている。転写シート5fにはポリカーボネートフィル
ムの如き樹脂フィルムが使用される。
ら転写シート搬送系を通って転写ドラム5aに搬送さ
れ、転写ドラム5a上に担持される。転写ドラム5a上
に担持された転写材は、転写ドラム5aの回転にともな
い感光ドラム1と対向した転写位置に繰り返し搬送さ
れ、転写位置を通過する過程で転写帯電器5bの作用に
より、転写材上に感光ドラム1上のトナー画像が転写さ
れる。
マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(B)に
ついて繰り返し、転写ドラム5上の転写材上に4色のト
ナー画像を重ねたカラー画像が得られる。
れた転写材は、分離爪8a、分離押上げコロ8bおよび
分離帯電器5hの作用により、転写ドラム5aから分離
して加熱加圧定着器9に送られ、そこで加熱加圧定着す
ることによりトナーの混色、発色および転写材への固定
が行なわれて、フルカラーの定着画像とされたのちトレ
イ10に排紙され、フルカラー画像の形成が終了する。
他方、感光ドラム1は、表面の残留トナーをクリーニン
グ器6で清掃して除去された後、再度、画像形成工程に
供せられる。クリーニング部材としては、ブレード以外
にファーブラシ又は不織布、あるいはそれらの併用を用
いてもよい。
fを介して対向された電極ローラ14とファーブラシ1
5、およびオイル除去ローラ16とバックアップブラシ
17が設置されており、転写ドラム5aの転写シート5
f上の付着粉体や、転写シート5f上の付着オイルを除
去するために、清掃が行なわれる。このような清掃は、
画像形成の前または後に行ない、また、ジャム、つまり
紙詰まり発生時には随時行なう。
せ、転写ドラム5aと一体化しているカムフォロワ5i
を作動させることにより、転写シート5fと感光ドラム
1との間のギャップは、任意に設定可能である。たとえ
ば、スタンバイ中、または電源オフ時には転写ドラム5
aと感光ドラム1の間隔を離すことができる。
像が形成される。上記画像形成装置においては、単色モ
ード又は多色モードによって、単色の定着画像又は多色
の定着画像を形成することができる。
明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるもので
はない。
時間分散させた後、重合開始剤であるラウロイルパーオ
キサイド3重量部を添加した単量体組成物を、水120
0重量部とリン酸三カルシウム7重量部とを混合した6
3℃の水溶液に投入した後、TK式ホモミキサーで、1
0,000rpmで撹拌して13分間造粒した。その
後、高速撹拌器からプロペラ撹拌羽根に撹拌器を変え、
100rpmで重合を10時間継続させた。重合終了
後、希塩酸を添加し、リン酸カルシウムを除去せしめ
た。更に洗浄、乾燥を行い、重量平均粒径が6.6μm
である非磁性イエロートナー粒子を得た。得られたイエ
ロートナー粒子の断面を観察したところ、図7に示す様
なワックスが外殻樹脂で覆われた構造をしていた。
水性シリカ微粉体1.5重量部をヘンシェルミキサーで
混合し、イエロートナーを得た。
顔料からシアン顔料のフタロシアニン顔料に変更し、ジ
ビニルベンゼンの添加量を0.3重量部から0.4重量
部に変更する以外は同様な製造法で、シアントナーを得
た。
料のキナクリドン顔料に変更し、ジビニルベンゼンの添
加量を0.3重量部から0.5重量部に変更する以外
は、イエロートナーの製造と同様にしてマゼンタトナー
を得た。
(コンデンサーを具備し、キシレンを還流)に3時間か
けて滴下し、滴下後8時間溶液重合をおこなった後、キ
シレンを減圧蒸留して除去し結着樹脂No.1を得た。
飽和磁化=60emu/g、残留磁化=10emu/
g、保持力=120エルステッド)をブレンダーにて混
合し、混合物を温度110℃に加熱したエクストルーダ
により溶融混練し、溶融混練物を冷却し、冷却物をハン
マーミルで粗粉砕し、粗粉砕物を機械式粉砕機(ターボ
ミル,ターボ工業(株))を使用して微粉砕し、得られ
た微粉砕物をコアンダ効果を利用した多分割分級機(エ
ルボジェット分級機)を使用して、重量平均粒径が6.
9μmである磁性ブラックトナーを得た。
マゼンタトナー及びブラックトナーのTHF不溶分の含
有量、THF可溶分の数平均分子量(Mn)、重量平均
分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/
Mn)、及びトナー中の結着樹脂100重量部当たりの
架橋剤ユニットの含有量を表1に示す。
りの架橋剤ユニットの含有量は以下のようにして求め
た。
し、GC−MSにより検量線を求める。次いでトナーを
GC−MSにかけ、検量線から架橋剤ユニットの含有量
を求めた。尚、GC−MSの測定は、特に制約を受ける
ものではないが、例えば、キューリポイントパイロライ
ザー(日本分析工業社製)等を用いて行うことができ
る。
ー及びマゼンタトナーの重量平均粒径、変動係数、平均
円形度、円形度標準偏差、平均円形度が0.950未満
のトナーの割合を表2に示す。
CLC700(キヤノン(株)製)の改造機を用いて、
常温常湿環境下(25℃・60%RH)及び低温低湿環
境下(15℃/10%RH)、連続100枚の画像形成
を行なった。この際、記録シートである転写紙(105
g/m2のA4用紙)側からの色順がイエロートナー、
シアントナー、マゼンタトナー、ブラックトナーとなる
ように現像・転写を行ない、転写紙上に転写されたフル
カラートナー画像を図5に示される定着装置により定着
して、フルカラー画像を得た。尚、現像工程において、
ブラックトナーは、図3に示されるような現像装置によ
り、磁性一成分ジャンピング現像方式で現像を行ない、
イエロートナー、シアントナー及びマゼンタトナーは、
図4に示されるような現像装置により、非磁性一成分ジ
ャンピング現像方式で現像を行なった。
に関して良好であり、色再現性に優れた画像であった。
画像形成を行ったところ、紙詰まりの発生も無く、良好
な画像が得られた。
評価を行なった。
画像中央部3cm×3cmの枠内において、以下の評価
基準によりひぶくれを評価した。 A:ひぶくれは未発生。 B:直径2mm未満の小さいひぶくれが5個未満発生。 C:直径2mm未満の小さいひぶくれが5個以上発生し
てるか、或いは直径2mm以上の大きいひぶくれが発生
している。
用いて、こすり試験を行うことにより、画像抜けを以下
の基準で目視で評価した。尚、こすり試験は50g/c
m2の荷重をかけシルボン紙「Lens Cleani
ng Paper“desper[R]”(Ozu P
aper Co.,Ltd.)」で5回こすることによ
り行った。 A:画像抜けは未発生。 B:こすった後、画像抜けが目立たない程度発生してい
る。 C:こする前から低温オフセットによる画像抜けが発生
しているか、或いはこすった後、画像抜けがひどく発生
している。
80g/m2のA3用紙を用いて、連続100枚の画出
しを行うことにより評価した。初期と100枚目のプリ
ントアウト画像を平坦な場所に起き、紙の4角の中でも
っともカールした部分の高さを測定することにより紙カ
ールの評価を行った。 A:カール1cm未満。 B:カール1cm以上2.5cm未満。 C:カール2.5cmijou5.0cm未満 D:カール5.0cm以上 以上の項目の評価結果を表3に示す。
ックトナーを製造する以外は実施例1と同様にして、イ
エロートナー、シアントナー及びマゼンタトナーを製造
した。これらのトナーを用いてフルカラー定着画像を
得、上記画像評価を実施した。尚、ブラックトナーの現
像には図4に示される現像装置を用いた。
価結果を表3に示す。
アクリレートへ変更する以外は実施例1と同様にして、
イエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー及びブ
ラックトナーを製造した。
価結果を表3に示す。
ンゼン量を0.02重量部、シアントナーのジビニルベ
ンゼン量を0.04重量部、マゼンタトナーのジビニル
ベンゼン量を0.06重量部、ブラックトナーのジビニ
ルベンゼン量を0.10重量部、に変更する以外は実施
例1と同様にして、イエロートナー、シアントナー、マ
ゼンタトナー及びブラックトナーを製造した。
価結果を表3に示す。
ラックトナーを球形化処理すること以外は、実施例1と
同様にして、イエロートナー、シアントナー及びマゼン
タトナーを製造した。ブラックトナーの球形化処理は、
ローターを回転して機械的衝撃力を与える方式の表面改
質装置を用いて、1600rpmで2分間行った。
画像を得、上記画像評価を実施した。尚、ブラックトナ
ーの現像には、図4に示される現像装置を用いた。
価結果を表3に示す。
エチレングリコールジメタクリレートへ変更し、かつイ
エロートナーにおける架橋剤の添加量を0.5重量部、
シアントナーにおける架橋剤の添加量を0.45重量
部、マゼンタトナーにおける架橋剤の添加量を0.25
重量部、ブラックトナーにおける架橋剤の添加量を0.
1重量部、に変更する以外は実施例1と同様にして、イ
エロートナー、シアントナー、マゼンタトナー及びブラ
ックトナーを製造した。
価結果を表3に示す。
エチレングリコールジメタクリレートヘ変更し、かつイ
エロートナーにおける架橋剤の添加量を0.5重量部、
シアントナーにおける架橋剤の添加量を0.45重量
部、マゼンタトナーにおける架橋剤の添加量を0.25
重量部、ブラックトナーにおける架橋剤の添加量を0.
1重量部、に変更する以外は実施例2と同様にして、イ
エロートナー、シアントナー、マゼンタトナー及びブラ
ックトナーを製造した。これらのトナーを用いてフルか
らの画像形成を行い、実施例1と同様の画像評価を行っ
た。尚、ブラックトナーの現像には図4に示される現像
装置を用いた。
価結果を表3に示す。
剤の添加量を3.0重量部、シアントナーにおける架橋
剤の添加量を2.5重量部、マゼンタトナーにおける架
橋剤の添加量を2.4重量部、ブラックトナーにおける
架橋剤の添加量を0.1重量部、に変更する以外は実施
例1と同様にして、イエロートナー、シアントナー、マ
ゼンタトナー及びブラックトナーを製造した。
価結果を表3に示す。
ー顔料をフタロシアニン顔料に変更し、マゼンタトナー
の場合には、ジスアゾイエロー顔料をキナクリドン顔料
に変更する。
ロートナー製造法である懸濁重合法により各4色トナー
を製造した。
ー定着画像を得て、上記画像評価を実施した。尚、ブラ
ックトナーの現像には、図4に示される現像装置を用い
た。
価結果を表3に示す。
画像形成装置CLC900(キヤノン(株)製)の改造
機を用いて画像形成を行う以外は、実施例1と同様にし
て、フルカラー画像を得、実施例1と同様の評価を行っ
た。
に関して良好であり、色再現性に優れた画像であった。
画像形成を行ったところ、紙詰まりの発生も無く、良好
な画像が得られた。
に示す如き構成を有する画像形成装置CLC900(キ
ヤノン(株)製)を用いて画像形成を行う以外は、実施
例2〜5及び比較例1〜4と同様にして、フルカラー画
像を得、実施例1と同様の評価を行った。
紙詰まりの発生を抑制することができる。さらに、厚紙
の定着の際の低温オフセットによるひぶくれや、厚紙の
連続定着の際の低温オフセットによる画像抜けの発生を
抑制することができる。
形成装置の概略構成図を示す。
構成図を示す。
構成図を示す。
略説明図を示す。
す。
図を示す。
ーの概略図を示す。
Claims (64)
- 【請求項1】 潜像保持体に第1の静電荷像を形成し、
第1の静電荷像を第1のトナーで現像して、潜像保持体
に第1のトナー画像を形成し、第1のトナー画像を中間
転写体に転写し;潜像保持体に第2の静電荷像を形成
し、第2の静電荷像を第2のトナーで現像して、潜像保
持体に第2のトナー画像を形成し、第2のトナー画像を
中間転写体に転写し;潜像保持体に第3の静電荷像を形
成し、第3の静電荷像を第3のトナーで現像して、潜像
保持体に第3のトナー画像を形成し、第3のトナー画像
を中間転写体に転写し;中間転写体表面から第1のトナ
ー画像、第2のトナー画像及び第3のトナー画像の順番
で中間転写体上に重ねられたトナー画像を記録シートに
転写し、 記録シート上に、記録シート表面から第3のトナー画
像、第2のトナー画像及び第1のトナー画像の順番で順
次重ねられたトナー画像を加熱加圧定着手段によって記
録シートに加熱加圧定着し、記録シートにマルチカラー
画像またはフルカラー画像を形成する画像形成方法にお
いて、 第1のトナー画像、第2のトナー画像及び第3のトナー
画像を形成している各トナーが、架橋剤で架橋されたビ
ニル系重合体または架橋剤で架橋されたビニル系共重合
体を含有しており、第3のトナー、第2のトナー及び第
1のトナーの架橋剤の量が順次増加しており、 第1のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー及びマゼンタトナー粒子及び外添剤を有
するマゼンタトナーからなるグループより選ばれるカラ
ートナーであり、 第2のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー及びマゼンタトナー粒子及び外添剤を有
するマゼンタトナーからなるグループより選ばれるカラ
ートナーであり、 第3のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー及びマゼンタトナー粒子及び外添剤を有
するマゼンタトナーからなるグループより選ばれるカラ
ートナーであり、 第1、第2及び第3のトナーが、それぞれ色調が異なる
トナーであることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項2】 該架橋剤が、ビニル系重合体またはビニ
ル系共重合体100重量部当たり0.01〜1.0重量
部含有されていることを特徴とする請求項1に記載の画
像形成方法。 - 【請求項3】 該架橋剤が、ビニル系重合体またはビニ
ル系共重合体100重量部当たり0.1〜0.9重量部
含有されていることを特徴とする請求項1に記載の画像
形成方法。 - 【請求項4】 第1のトナー、第2のトナー及び第3の
トナーが、水系媒体中において懸濁重合することにより
製造されたトナーであることを特徴とする請求項1乃至
3のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項5】 第1のトナー、第2のトナー及び第3の
トナーが、重量平均粒径4〜8μmであることを特徴と
する請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項6】 第1のトナー、第2のトナー及び第3の
トナーの個数分布における変動係数が、35%以下であ
ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
画像形成方法。 - 【請求項7】 第1のトナー、第2のトナー及び第3の
トナーの平均円形度が、0.920〜0.995である
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画
像形成方法。 - 【請求項8】 第1のトナー、第2のトナー及び第3の
トナーの平均円形度が、0.950〜0.995であ
り、円形度標準偏差が0.040未満であることを特徴
とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成方
法。 - 【請求項9】 第1のトナー、第2のトナー及び第3の
トナーの平均円形度が、0.950〜0.995であ
り、円形度標準偏差が0.015以上0.035未満で
あることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
の画像形成方法。 - 【請求項10】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーが、ワックスを含有していることを特徴とする
請求項1乃至9のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項11】 該ワックスが、エステルワックスであ
ることを特徴とする請求項10に記載の画像形成方法。 - 【請求項12】 該ワックスが、トナー中において5〜
30重量%含有されていることを特徴とする請求項11
に記載の画像形成方法。 - 【請求項13】 潜像保持体に第1の静電荷像を形成
し、第1の静電荷像を第1のトナーで現像して、潜像保
持体に第1のトナー画像を形成し、第1のトナー画像を
記録シートに転写し;潜像保持体に第2の静電荷像を形
成し、第2の静電荷像を第2のトナーで現像して、潜像
保持体に第2のトナー画像を形成し、第2のトナー画像
を記録シートに転写し;潜像保持体に第3の静電荷像を
形成し、第3の静電荷像を第3のトナーで現像して、潜
像保持体に第3のトナー画像を形成し、第3のトナー画
像を記録シートに転写し;記録シート上に、記録シート
表面から第1のトナー画像、第2のトナー画像及び第3
のトナー画像の順番で順次重ねられたトナー画像を加熱
加圧定着手段によって記録シートに加熱加圧定着し、記
録シートにマルチカラー画像またはフルカラー画像を形
成する画像形成方法において、 第1のトナー画像、第2のトナー画像及び第3のトナー
画像を形成している各トナーが、架橋剤で架橋されたビ
ニル系重合体または架橋剤で架橋されたビニル系共重合
体を含有しており、第1のトナー、第2のトナー及び第
3のトナーの架橋剤の量が順次増加しており、 第1のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー及びマゼンタトナー粒子及び外添剤を有
するマゼンタトナーからなるグループより選ばれるカラ
ートナーであり、 第2のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー及びマゼンタトナー粒子及び外添剤を有
するマゼンタトナーからなるグループより選ばれるカラ
ートナーであり、 第3のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー及びマゼンタトナー粒子及び外添剤を有
するマゼンタトナーからなるグループより選ばれるカラ
ートナーであり、 第1、第2及び第3のトナーが、それぞれ色調が異なる
トナーであることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項14】 該架橋剤が、ビニル系重合体またはビ
ニル系共重合体100重量部当たり0.01〜1.0重
量部含有されていることを特徴とする請求項13に記載
の画像形成方法。 - 【請求項15】 架橋剤が、ビニル系重合体またはビニ
ル系共重合体100重量部当たり0.1〜0.9重量部
含有されていることを特徴とする請求項13に記載の画
像形成方法。 - 【請求項16】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーが、水系媒体中において懸濁重合することによ
り製造されたトナーであることを特徴とする請求項13
乃至15のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項17】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーが、重量平均粒径4〜8μmであることを特徴
とする請求項13乃至16のいずれかに記載の画像形成
方法。 - 【請求項18】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーの個数分布における変動係数が、35%以下で
あることを特徴とする請求項13乃至17のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項19】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーの平均円形度が、0.920〜0.995であ
ることを特徴とする請求項13乃至18のいずれかに記
載の画像形成方法。 - 【請求項20】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーの平均円形度が、0.950〜0.995であ
り、円形度標準偏差が0.040未満であることを特徴
とする請求項13乃至18のいずれかに記載の画像形成
方法。 - 【請求項21】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーの平均円形度が、0.950〜0.995であ
り、円形度標準偏差が0.015以上0.035未満で
あることを特徴とする請求項13乃至18のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項22】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーが、ワックスを含有していることを特徴とする
請求項13乃至21のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項23】 該ワックスが、エステルワックスであ
ることを特徴とする請求項22に記載の画像形成方法。 - 【請求項24】 該ワックスが、トナー中において5〜
30重量%含有されていることを特徴とする請求項23
に記載の画像形成方法。 - 【請求項25】 潜像保持体に第1の静電荷像を形成
し、第1の静電荷像を第1のトナーで現像して、潜像保
持体に第1のトナー画像を形成し、第1のトナー画像を
中間転写体に転写し;潜像保持体に第2の静電荷像を形
成し、第2の静電荷像を第2のトナーで現像して、潜像
保持体に第2のトナー画像を形成し、第2のトナー画像
を中間転写体に転写し;潜像保持体に第3の静電荷像を
形成し、第3の静電荷像を第3のトナーで現像して、潜
像保持体に第3のトナー画像を形成し、第3のトナー画
像を中間転写体に転写し;潜像保持体に第4の静電荷像
を形成し、第4の静電荷像を第4のトナーで現像して、
潜像保持体に第4のトナー画像を形成し、第4のトナー
画像を中間転写体に転写し;中間転写体表面から第1の
トナー画像、第2のトナー画像、第3のトナー画像及び
第4のトナー画像の順番で中間転写体上に重ねられたト
ナー画像を記録シートに転写し、 記録シート上に、記録シート表面から第4のトナー画
像、第3のトナー画像、第2のトナー画像及び第1のト
ナー画像の順番で順次重ねられたトナー画像を加熱加圧
定着手段によって記録シートに加熱加圧定着し、記録シ
ートにマルチカラー画像またはフルカラー画像を形成す
る画像形成方法において、 第1のトナー画像、第2のトナー画像、第3のトナー画
像及び第4のトナー画像を形成している各トナーが、架
橋剤で架橋されたビニル系重合体または架橋剤で架橋さ
れたビニル系共重合体を含有しており、第4のトナー、
第3のトナー、第2のトナー及び第1のトナーの架橋剤
の量が順次増加しており、 第1のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー、マゼンタトナー粒子及び外添剤を有す
るマゼンタトナー及びブラックトナー粒子及び外添剤を
有するブラックトナーからなるグループより選ばれるト
ナーであり、 第2のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー、マゼンタトナー粒子及び外添剤を有す
るマゼンタトナー及びブラックトナー粒子及び外添剤を
有するブラックトナーからなるグループより選ばれるト
ナーであり、 第3のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー、マゼンタトナー粒子及び外添剤を有す
るマゼンタトナー及びブラックトナー粒子及び外添剤を
有するブラックトナーからなるグループより選ばれるト
ナーであり、 第4のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー、マゼンタトナー粒子及び外添剤を有す
るマゼンタトナー及びブラックトナー粒子及び外添剤を
有するブラックトナーからなるグループより選ばれるト
ナーであり、 第1、第2、第3及び第4のトナーが、それぞれ色調が
異なるトナーであることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項26】 該架橋剤が、ビニル系重合体またはビ
ニル系共重合体100重量部当たり0.01〜1.0重
量部含有されていることを特徴とする請求項25に記載
の画像形成方法。 - 【請求項27】 該架橋剤が、ビニル系重合体またはビ
ニル系共重合体100重量部当たり0.1〜0.9重量
部含有されていることを特徴とする請求項25に記載の
画像形成方法。 - 【請求項28】 第2のトナー、第3のトナー及び第4
のトナーが、重量平均粒径4〜8μmであることを特徴
とする請求項25乃至27のいずれかに記載の画像形成
方法。 - 【請求項29】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーが、重量平均粒径4〜8μmで
あることを特徴とする請求項25乃至27のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項30】 第2のトナー、第3のトナー及び第4
のトナーの個数分布における変動係数が、35%以下で
あることを特徴とする請求項25乃至29のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項31】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーの個数分布における変動係数
が、35%以下であることを特徴とする請求項25乃至
29のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項32】 第2のトナー、第3のトナー及び第4
のトナーの平均円形度が、0.920〜0.995であ
ることを特徴とする請求項25乃至31のいずれかに記
載の画像形成方法。 - 【請求項33】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーの平均円形度が、0.920〜
0.995であることを特徴とする請求項25乃至31
のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項34】 第2のトナー、第3のトナー及び第4
のトナーの平均円形度が、0.950〜0.995であ
り、円形度標準偏差が0.040未満であることを特徴
とする請求項25乃至31のいずれかに記載の画像形成
方法。 - 【請求項35】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーの平均円形度が、0.950〜
0.995であり、円形度標準偏差が0.040未満で
あることを特徴とする請求項25乃至31のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項36】 第2のトナー、第3のトナー及び第4
のトナーの平均円形度が、0.950〜0.995であ
り、円形度標準偏差が0.015以上0.035未満で
あることを特徴とする請求項25乃至31のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項37】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーの平均円形度が、0.950〜
0.995であり、円形度標準偏差が0.015以上
0.035未満であることを特徴とする請求項25乃至
31のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項38】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーが、ワックスを含有しているこ
とを特徴とする請求項25乃至37のいずれかに記載の
画像形成方法。 - 【請求項39】 該ワックスが、トナー中において5〜
30重量%含有されていることを特徴とする請求項38
に記載の画像形成方法。 - 【請求項40】 第2のトナー、第3のトナー及び第4
のトナーが、ワックスを含有しており、該ワックスがエ
ステルワックスであることを特徴とする請求項25乃至
37のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項41】 該ワックスが、トナー中において5〜
30重量%含有されていることを特徴とする請求項40
に記載の画像形成方法。 - 【請求項42】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーが、水系媒体中において懸濁重
合することにより製造されたトナーであることを特徴と
する請求項25乃至27のいずれかに記載の画像形成方
法。 - 【請求項43】 第1のトナーが、粉砕系トナーであ
り、第2のトナー、第3のトナー及び第4のトナーが、
水系媒体中において懸濁重合することにより製造された
トナーであることを特徴とする請求項25乃至27のい
ずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項44】 第1のトナーが、ブラックトナー粒子
及び外添剤を有するブラックトナーであることを特徴と
する請求項43に記載の画像形成方法。 - 【請求項45】 潜像保持体に第1の静電荷像を形成
し、第1の静電荷像を第1のトナーで現像して、潜像保
持体に第1のトナー画像を形成し、第1のトナー画像を
記録シートに転写し;潜像保持体に第2の静電荷像を形
成し、第2の静電荷像を第2のトナーで現像して、潜像
保持体に第2のトナー画像を形成し、第2のトナー画像
を記録シートに転写し;潜像保持体に第3の静電荷像を
形成し、第3の静電荷像を第3のトナーで現像して、潜
像保持体に第3のトナー画像を形成し、第3のトナー画
像を記録シートに転写し;潜像保持体に第4の静電荷像
を形成し、第4の静電荷像を第4のトナーで現像して、
潜像保持体に第4のトナー画像を形成し、第4のトナー
画像を記録シートに転写し;記録シート上に、記録シー
ト表面から第1のトナー画像、第2のトナー画像、第3
のトナー画像及び第4のトナー画像の順番で順次重ねら
れたトナー画像を加熱加圧定着手段によって記録シート
に加熱加圧定着し、記録シートにマルチカラー画像また
はフルカラー画像を形成する画像形成方法において、 第1のトナー画像、第2のトナー画像、第3のトナー画
像及び第4のトナー画像を形成している各トナーが、架
橋剤で架橋されたビニル系重合体または架橋剤で架橋さ
れたビニル系共重合体を含有しており、第1のトナー、
第2のトナー、第3のトナー及び第4のトナーの架橋剤
の量が順次増加しており、 第1のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー、マゼンタトナー粒子及び外添剤を有す
るマゼンタトナー及びブラックトナー粒子及び外添剤を
有するブラックトナーからなるグループより選ばれるト
ナーであり、 第2のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー、マゼンタトナー粒子及び外添剤を有す
るマゼンタトナー及びブラックトナー粒子及び外添剤を
有するブラックトナーからなるグループより選ばれるト
ナーであり、 第3のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー、マゼンタトナー粒子及び外添剤を有す
るマゼンタトナー及びブラックトナー粒子及び外添剤を
有するブラックトナーからなるグループより選ばれるト
ナーであり、 第4のトナーが、イエロートナー粒子及び外添剤を有す
るイエロートナー、シアントナー粒子及び外添剤を有す
るシアントナー、マゼンタトナー粒子及び外添剤を有す
るマゼンタトナー及びブラックトナー粒子及び外添剤を
有するブラックトナーからなるグループより選ばれるト
ナーであり、 第1、第2、第3及び第4のトナーが、それぞれ色調が
異なるトナーであることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項46】 該架橋剤が、ビニル系重合体またはビ
ニル系共重合体100重量部当たり0.01〜1.0重
量部含有されていることを特徴とする請求項45に記載
の画像形成方法。 - 【請求項47】 該架橋剤が、ビニル系重合体またはビ
ニル系共重合体100重量部当たり0.1〜0.9重量
部含有されていることを特徴とする請求項45に記載の
画像形成方法。 - 【請求項48】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーが、重量平均粒径4〜8μmであることを特徴
とする請求項45乃至47のいずれかに記載の画像形成
方法。 - 【請求項49】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーが、重量平均粒径4〜8μmで
あることを特徴とする請求項45乃至47のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項50】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーの個数分布における変動係数が、35%以下で
あることを特徴とする請求項45乃至49のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項51】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーの個数分布における変動係数
が、35%以下であることを特徴とする請求項45乃至
49のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項52】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーの平均円形度が、0.920〜0.995であ
ることを特徴とする請求項45乃至51のいずれかに記
載の画像形成方法。 - 【請求項53】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーの平均円形度が、0.920〜
0.995であることを特徴とする請求項45乃至51
のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項54】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーの平均円形度が、0.950〜0.995であ
り、円形度標準偏差が0.040未満であることを特徴
とする請求項45乃至51のいずれかに記載の画像形成
方法。 - 【請求項55】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーの平均円形度が、0.950〜
0.995であり、円形度標準偏差が0.040未満で
あることを特徴とする請求項45乃至51のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項56】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーの平均円形度が、0.950〜0.995であ
り、円形度標準偏差が0.015以上0.035未満で
あることを特徴とする請求項45乃至51のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項57】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーの平均円形度が、0.950〜
0.995であり、円形度標準偏差が0.015以上
0.035未満であることを特徴とする請求項45乃至
51のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項58】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーが、ワックスを含有しているこ
とを特徴とする請求項45乃至57のいずれかに記載の
画像形成方法。 - 【請求項59】 該ワックスが、トナー中において5〜
30重量%含有されていることを特徴とする請求項58
に記載の画像形成方法。 - 【請求項60】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーが、ワックスを含有しており、該ワックスがエ
ステルワックスであることを特徴とする請求項45乃至
57のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項61】 該ワックスが、トナー中において5〜
30重量%含有されていることを特徴とする請求項60
に記載の画像形成方法。 - 【請求項62】 第1のトナー、第2のトナー、第3の
トナー及び第4のトナーが、水系媒体中において懸濁重
合することにより製造されたトナーであることを特徴と
する請求項45乃至47のいずれかに記載の画像形成方
法。 - 【請求項63】 第1のトナー、第2のトナー及び第3
のトナーが、水系媒体中において懸濁重合することによ
り製造されたトナーであり、第4のトナーが粉砕系トナ
ーであることを特徴とする請求項45乃至47のいずれ
かに記載の画像形成方法。 - 【請求項64】 第4のトナーが、ブラックトナー粒子
及び外添剤を有するブラックトナーであることを特徴と
する請求項63に記載の画像形成方法。
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