
レミオロメン「“Your Songs”with strings at Yokohama Arena」ORS
続いてトップ3を発表します。2005年、ドラマ『1リットルの涙』の挿入歌に起用され爆発的にヒットした『粉雪』や『3月9日』でおなじみのスリーピースバンド、レミオロメン。
『粉雪』は、着うたダウンロード数が100万件を超えるなど国民的ソングとして定着し、『3月9日』は卒業ソングの定番となりました。しかし、2012年に活動休止を発表。現在はそれぞれソロアーティストとして活躍しています。

黒色餅乾 BLACK BISCUITS「時機 TIMING」BMG Japan
同列3位は、先日1夜限りの再結成に大反響があったポケットビスケッツの公式ライバルユニット、ブラックビスケッツ。
ポケビと同じく、1990年代半ばから後半にヒットした番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』から誕生しました。メンバーは南原清隆、天野ひろゆき、ビビアン・スーの3人。デビューシングル『STAMINA』はオリコン2位を獲得し、1998年には、ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツ スペシャルバンドとして紅白歌合戦にも出演。しかし、ユニット自体は1999年に自然消滅してしまいました。
ポケットビスケッツの再結成を目にした南原は、「なんで連絡くれないのよ!」と一言漏らしたとか……。

いきものがかり「超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~初回生産限定盤」ERJ
2位は、2017年1月5日、「放牧宣言」と題して、活動休止を発表したいきものがかり。
『ありがとう』がNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の主題歌に起用され、NHKロンドン五輪のテーマソングも担当。紅白歌合戦にも9年連続出場し、不動の人気グループでしたが、人気絶頂の最中で活動休止してしまいました。
現在、ボーカルの吉岡聖恵がソロヴォーカリストとして初のカヴァーアルバムを10月に発売することを発表。リーダーの水野良樹は、菱川さゆりや平原綾香などへ楽曲を提供しています。ギターの山下穂尊は昨年11月に初エッセイ集『いきものがかり 山下穂尊の「いつでも心は放牧中」』を発売しました。

JUDY AND MARY「J・A・M」エピックレコードジャパン
そして、再結成を望む声がダントツで多かったのが、2001年1月9日に全国紙朝刊の全面広告で突然の解散を発表して日本中に衝撃を与えたJUDY AND MARY。
アルバム『THE POWER SOURCE』は300万枚に迫る勢いで初のミリオン達成。当時、バンド史上最高セールスを記録しました。現在でも、カラオケの人気曲ランキングに『そばかす』や『Over Drive』が上位に食い込むなど、時代を超えてジュディマリの曲は多くの人々から愛され続けています。
46歳になった今でも、キュートさを保ち続けるカリスマボーカルのYUKIは、ソロアーティストとして活躍中。9月19日には、ニューシングル『トロイメライ』を発売します。

野猿 feat. CA Yaen 「撤収」エイベックス・トラックス
また、今回のアンケートで10位内に入らなかったものの、BOOWY(ボウイ)とTHE BOOM(同率11位)、チェッカーズ(16位)やCHAGE and ASKA(19位)、ファンキーモンキーベイビーズ(14位)、野猿(15位)、TM NETWORK(21位)、などのユニットも再結成が強く望まれていることがわかりました。
逆に、意外に再結成を望む声が少なかった人気ユニットも。『クイズ!ヘキサゴンII』から生まれたおバカタレントユニットの羞恥心や、フジテレビの番組『アイドリング!!!』から始まった同名ユニットは、知名度に反して再結成を望む声は5%以下。
全体的に、企画性が強いユニットより、楽曲の人気が高いユニットに、再結成を望む声が集まった結果となりました。
ポケットビスケッツのように、伝説のグループのパフォーマンスが、再び見られるといいですね。
※【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30代40代女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2018年8月27日~28日
有効回答者数:30才から49才 女性200名
<文/満知缶子>
満知缶子
ミーハーなライター。主に芸能ネタ、ときどき恋愛エピソードも。