JP3637584B2 - Display control apparatus and display control method - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、表示制御装置および表示制御方法に関する。特に、複数の放送チャンネルの番組の中から、所望する番組を容易に見つけ出すことができるようにする表示制御装置および表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、米国においてMPEG(Moving Picture Experts Group)などの高能率符号化技術を応用して、ケーブルテレビジョン(CATV:Cable Television)や、デジタル直接衛星放送(DSS:Digital Satellite System(Hughes Communications社の商標))などにおいて、放送の多チャンネル化が進行している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この多チャンネル化にともなって、例えば放送チャンネル数は150乃至200にもなり、これらの中から所望の番組を見つけるのは容易ではない。すなわち、1つの放送チャンネルを選択し、実際に番組を確認して、それが希望するものでない場合には、他の放送チャンネルを選択するようにしたのでは、チャンネル数が少ない場合はともかく、上述のようにチャンネル数が多い場合には、視聴者に煩わしさを感じさせることとなる。
【0004】
そこで、本件出願人は、例えば特願平6−279618号として、視聴者が、現在放送されている多くのチャンネルの番組の内容を、容易に認識することができ、さらにその中から、所望する番組を簡単かつ迅速に選択することのできる装置を提案している。
【0005】
即ち、この装置においては、各チャンネルの番組の子画面が順次表示されるようになされており、視聴者は、その子画面を見ながら、所望する番組に、所定の印としてのブックマークを付すことができるようになされている。そして、ブックマークが付された番組は、所定のスイッチが操作されたとき、親画面に表示されるようになされている。
【0006】
ところで、この装置では、複数の番組にブックマークを付した場合、所定のスイッチが操作されるごとに、ブックマークが付された番組が順次表示されるようになされている。従って、視聴を希望する多くの番組に、あらかじめブックマークを付しておき、後で、その中から視聴する番組を選択しようとする場合には、ブックマークを付した番組数が多くなると、その多くの番組の内容を確認するために、所定のスイッチを操作しなければならず、視聴者に煩わしさを感じさせる課題があった。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より容易に、番組の内容を確認し、その選択を行うことができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示制御装置は、複数の放送チャンネルの番組を含む信号を受信する受信手段と、受信手段により受信された番組を表示手段に出力して表示させる出力手段と、受信手段により受信された信号より、複数の番組の画面それぞれを縮小した縮小画面を所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像から、所定数より少ない数の所定の選択エリアの複数の縮小画面を選択して読み出し、その複数の縮小画面からなるマルチ画面を表示手段に表示させる読み出し手段と、縮小画面を指示するためのカーソルを表示手段に表示させるカーソル表示制御手段と、カーソルを、次の縮小画面に移動させるときに操作されるカーソル移動手段とをさらに備え、カーソルがマルチ画面の上下左右の端まで移動された状態で、カーソル移動手段による方向操作が行われた場合、読み出し手段は、選択エリアを、方向操作に応じて移動させ、仮想的な配列画像から、新たに選択された選択エリアの複数の縮小画像を読み出して、その複数の縮小画像からなるマルチ画面を表示手段に表示させることを特徴とする。
【0009】
本発明の表示制御方法は、複数の放送チャンネルの番組を含む信号を受信し、受信された番組を表示手段に出力して表示させ、受信された信号より、複数の番組の画面それぞれを縮小した縮小画面を所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像を記憶手段に記憶させ、記憶手段に記憶された所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像から、所定数より少ない数の所定の選択エリアの複数の縮小画面を選択して読み出し、その複数の縮小画面からなるマルチ画面を表示手段に表示させ、縮小画面を指示するためのカーソルを表示手段に表示させ、カーソルがマルチ画面の上下左右の端まで移動された状態で、カーソルを移動させる方向操作が行われた場合、選択エリアを、その方向操作に応じて移動させ、仮想的な配列画像から、新たに選択された選択エリアの複数の縮小画像を読み出して、その複数の縮小画像からなるマルチ画面を表示手段に表示させることを特徴とする。
【0010】
【作用】
本発明の表示制御装置においては、受信手段は、複数の放送チャンネルの番組を含む信号を受信し、出力手段は、受信手段により受信された番組を表示手段に出力して表示させるようになされている。記憶手段は、受信手段により受信された信号より、複数の番組の画面それぞれを縮小した縮小画面を所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像を記憶するようになされている。そして、読み出し手段は、記憶手段に記憶された所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像から、所定数より少ない数の所定の選択エリアの複数の縮小画面を選択して読み出し、その複数の縮小画面からなるマルチ画面を表示手段に表示させ、縮小画面を指示するためのカーソルが表示手段に表示させ、カーソルを次の縮小画面に移動させるときにカーソル移動手段が操作され、カーソルがマルチ画面の上下左右の端まで移動された状態で、カーソル移動手段による方向操作が行われた場合、選択エリアを、方向操作に応じて移動させ、仮想的な配列画像から、新たに選択された選択エリアの複数の縮小画像を読み出して、その複数の縮小画像からなるマルチ画面を表示手段に表示させるようになされている。
【0011】
本発明の表示制御方法は、複数の番組の画面それぞれを縮小した縮小画面を所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像を記憶手段に記憶させ、記憶手段に記憶された所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像から、所定数より少ない数の所定の選択エリアの複数の縮小画面を選択して読み出し、その複数の縮小画面からなるマルチ画面を表示手段に表示させ、縮小画面を指示するためのカーソルを表示手段に表示させ、カーソルがマルチ画面の上下左右の端まで移動された状態で、カーソルを移動させる方向操作が行われた場合、選択エリアを、その方向操作に応じて移動させ、仮想的な配列画像から、新たに選択された選択エリアの複数の縮小画像を読み出して、その複数の縮小画像からなるマルチ画面を表示手段に表示させるようになされている。
【0012】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を説明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施例との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施例(但し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると、次のようになる。
【0013】
即ち、請求項1に記載の表示制御装置は、情報を表示する表示手段(例えば、図3に示すモニタ装置4など)における複数の放送チャンネルの番組の表示を制御する表示制御装置であって、複数の放送チャンネルの番組を含む信号を受信する受信手段(例えば、図10に示すフロントエンド20など)と、受信手段により受信された番組を表示手段に出力して表示させる出力手段(例えば、図10に示すCPU29など)と、受信手段により受信された信号より、複数の番組の画面それぞれを縮小した縮小画面を所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像を記憶する記憶手段(例えば、図10に示す仮想フレームメモリ49など)と、記憶手段に記憶された所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像から、所定数より少ない数の所定の選択エリアの複数の縮小画面を選択して読み出し、その複数の縮小画面からなるマルチ画面を表示手段に表示させる読み出し手段(例えば、図10に示すCPU29など)と、縮小画面を指示するためのカーソルを表示手段に表示させるカーソル表示制御手段(例えば、図39に示すプログラムの処理ステップS51など)と、カーソルを、次の縮小画面に移動させるときに操作されるカーソル移動手段(例えば、図12に示すジョイスティック410など)とを備え、カーソルがマルチ画面の上下左右の端まで移動された状態で、カーソル移動手段による方向操作が行われた場合、読み出し手段は、選択エリアを、方向操作に応じて移動させ、仮想的な配列画像から、新たに選択された選択エリアの複数の縮小画像を読み出して、その複数の縮小画像からなるマルチ画面を表示手段に表示させることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の表示制御装置は、表示手段に、マルチ画面が表示されている状態において、マルチ画面の中からカーソルにより指示された所定の番組を指定するときに操作される番組指定手段(例えば、図12に示すメモリボタン403など)をさらに備え、カーソルは、カーソル表示制御手段の制御により、表示手段に表示されたマルチ画面を構成する複数の縮小画面それぞれを、所定の時間単位で指示しながら移動し、記憶手段は、番組指定手段が操作されたときに、カーソルが指示している縮小画面に対応するEPG(Electrical Program Guide)データを、さらに記憶することを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載の表示制御装置は、番組を受信手段に受信させるときに操作される受信指定手段(例えば、図12に示すジョイスティック410など)をさらに備えることを特徴とする。
【0017】
なお、勿論、この記載は、各手段を上記したものに限定することを意味するものではない。
【0018】
図1は、本発明において用いられる用語を説明する図である。図1(A)は、通常の画面(番組の画面)を表し、フルサイズ(例えば720×480画素など)でフレームレートが30フレーム/秒(30fps)のフルモーションで表示されるオリジナルの画像が表示される画面を意味する。
【0019】
図1(B)は、マルチ画面(番組選択画面または縮小画面の配列)を表し、フレームサイズが通常の画面(図1(A))の1/9サイズ(240×160画素)の縮小画面を、3×3のマトリクス状に配列した画像であって、それぞれの縮小画面は、フルモーション(30fps)で表示される画像である。
【0020】
図1(C)は、仮想画面を表し、No.1乃至No.6の6個のマルチ画面を、2×3のマトリクス状に配列した、仮想的な配列画像であって、仮想フレームメモリにフレームレート30fpsを満たすタイミングで順次書き込まれる。それぞれの縮小画面は、フレームサイズが1/9サイズ(240×160画素)であって、フルモーション(30fps)で表示されるように書き込まれる。
【0021】
図1(D)は、選択エリア(読み出す領域)を表し、仮想フレームメモリに書き込まれた仮想画面の中から、カーソル移動操作に応じて読み出すべきマルチ画面を選択するためのエリアであり、カーソルの移動に伴って、上下左右に移動する。それぞれの縮小画面を番組カテゴリなどを単位として表示する場合は、仮想画面を構成する縮小画面の配列が、そのような番組のカテゴリ単位に並べ替えられる。
【0022】
選択エリアで選択された画像が、モニタ装置に表示されると、マルチプレビュー画面(番組選択画面)となる。このマルチプレビュー画面は、仮想フレームメモリに書き込まれた仮想画面の中から、カーソル移動操作に応じて読み出されたマルチ画面をモニタ装置に表示したものであり、それぞれの縮小画面は、フレームサイズが1/9サイズ(240×160画素)であって、フルモーション(30fps)で表示される。
【0023】
次に、本明細書において記述されるアーカイブ化処理について、図2を参照して説明する。
【0024】
すなわち、本発明においては、複数(本実施例においては、9個)の番組の画面が、それぞれ垂直方向と水平方向に1/3の画素数となるように、例えば間引き処理によって縮小(圧縮)され、面積として1/9に縮小された縮小画面が生成される。そして、この9個の縮小画面を、1画面を3×3個に分割したマルチ画面の各位置に配置することで、それぞれ1つの画面に対応する(1つの放送チャンネルに対応する)、例えばNo.1乃至No.6の6つのマルチ画面が生成される。さらに、これらの6個のNo.1乃至No.6のマルチ画面は、図2に示すように、例えばMPEG方式によりそれぞれ圧縮され、マルチプレクサ(MPX)211により、1つの伝送チャンネルで伝送できるように多重化される。本明細書においては、圧縮多重化処理をアーカイブ化処理として説明する。
【0025】
マルチプレクサ211により、1つの伝送チャンネルのデータとして多重化されたデータは、衛星、ケーブルなどにより構成される伝送路を介して、受信側に伝送される。
【0026】
受信側においては、デマルチプレクサ(DMPX)24により伝送路を介して伝送されてきた1つの伝送チャンネルのデータを分離し、元の6放送チャンネル分のデータ(9個の縮小画面を有するNo.1乃至No.6のマルチ画面のデータ)に分離される。
【0027】
そして、分離されたNo.1乃至No.6のマルチ画面のデータ(番組選択画面のデータ)は、MPEG方式で伸張(デコード)され、仮想フレームメモリ49に大きな仮想画面を構成するように記憶される。
【0028】
そして、仮想画面の任意の3×3個の縮小画面の領域が適宜選択され、出力、表示される。
【0029】
図3は、本発明を適用した放送システムの一実施例の構成を示している。放送局では、例えばDSSによる番組放送が行われるようになされている。すなわち、放送局では、1つあるいは複数の放送チャンネルの番組(アナログ信号の画像および音声)が制作され、ディジタル化部51に供給される。このディジタル化部51には、他の放送局の番組も供給される。ディジタル化部51では、番組を構成する画像および音声がディジタル化され、アーカイブ化部52に出力される。
【0030】
アーカイブ化部52には、ディジタル化部51から番組が供給される他、他の放送局からも、1つあるいは複数の放送チャンネルのディジタル化された番組(ディジタル化された画像および音声)が供給されるようになされている。アーカイブ化部52では、そこに入力された複数チャンネルの番組それぞれの内容を表す、各チャンネルごとの番組選択用のデータ(番組選択画面のデータ)が生成される。すなわち、アーカイブ化部52では、例えば、そこに入力された複数チャンネルの番組の画面(画像)を縮小し、9個の縮小画面によってマルチ画面の画像とする。そして、例えば9個の放送チャンネルの番組が、1つの放送チャンネルのマルチ画面とされる。
【0031】
このように、通常放送される番組を、そのまま用いて、番組選択用のデータ(縮小画面)が作成されるので、通常放送される番組とは別(独立)に、番組選択用の番組を作成する手間を省くことができる。
【0032】
なお、ここでは、アーカイブ化部52において、各チャンネルの番組の画面の縦および横が、例えば1/3に縮小されたもの(従って、面積で考えれば、各放送チャンネルの番組の画面の1/9の画面)が生成されるものとする。従って、この場合、視聴者側においては、1画面に9個の放送チャンネルの番組の縮小画面を、同時に表示することができる。
【0033】
また、アーカイブ化部52では、そのマルチ画面を構成する各縮小画面に対応する番組(ディジタル化部51および他の放送局から供給される番組)の音声も、縮小画面とともに伝送される。
【0034】
アーカイブ化部52では、さらにこれらのデータをMPEG方式で圧縮する。
【0035】
アーカイブ化部52では、このようなマルチ画面(番組選択画面)が複数(例えば6個)生成される(すなわち、合計54個(=6×9)の番組の縮小画面が生成される)。そして、6個のマルチ画面のデータは、1つの伝送チャンネルのデータとしてまとめられる(結合(アーカイブ化)される)。ここで、アーカイブ化部52より出力される、複数の放送チャンネルの番組を1つの伝送チャンネルのデータにまとめた複数の番組選択画面のデータを、以下、適宜、アーカイブデータ(「アーカイブ」とは、いわゆるコンピュータ用語で、複数のデータを1つにまとめることを意味する)という。
【0036】
ビデオサーバ53には、アーカイブ化部52よりアーカイブデータが供給される他、ディジタル化部51より、ディジタル化され、さらにMPEG方式で圧縮された複数の放送チャンネルの番組が供給される(なお、その詳細については、図6を参照して後述する)。
【0037】
ビデオサーバ53では、そこに入力されたデータが、一旦記憶され、送信部54に供給される。
【0038】
送信部54では、ビデオサーバ53からのデータに対し、誤り訂正処理、変調(例えば、QPSK変調など)処理、およびその他の必要な処理(例えば、暗号化処理や、多重化処理、アップコンバートなど)が施される。そして、その処理の結果得られた信号が、パラボラアンテナ55を介して衛星(BS(放送衛星)またはCS(通信衛星))61に伝送され、衛星61から視聴者側に送信される。すなわち、送信部54では、複数の放送チャンネルの番組とともに、番組選択画面のアーカイブデータが、衛星61を介して、視聴者側に送信される。従って、各番組の画面をフルサイズの画面と考えると、放送局からは、これらのフルサイズの画面およびその画面を縮小した縮小画面が同時に送信される。
【0039】
なお、複数の放送チャンネルの番組およびアーカイブデータは、衛星61を介して、視聴者側に送信する他、例えばケーブルなどの有線の伝送路や、地上波、その他の配信方法によって、ビデオサーバ53から視聴者側に送信することが可能である。さらに、複数チャンネルの番組およびアーカイブデータは、1種類の伝送路ではなく、複数種類の伝送路によって、視聴者側に送信すること(例えば、複数の放送チャンネルの番組は、衛星61経由で送信し、アーカイブデータは、ケーブルを介して送信することなど)も可能である。
【0040】
また、複数の放送チャンネルの番組(通常の番組データ)は、ディジタル化部51でディジタル化したものを送信するようにしたが、この他、複数の放送チャンネルの番組は、そのままアナログ信号の状態(アナログ番組)で、送信部54に供給し、ビデオサーバ53からのアーカイブデータとともに送信することも可能である。
【0041】
視聴者側では、放送局から衛星61を介して送信されてくるデータ(複数の放送チャンネルの番組およびアーカイブデータ)がパラボラアンテナ3で受信され、受信機(セットトップボックス)2に供給される。
【0042】
受信機2では、パラボラアンテナ3からのデータに対し、必要な処理が施され、画像は、例えばテレビジョン受像機などでなるモニタ装置4に供給されて表示され、音声は、図示せぬスピーカに供給されて出力される。すなわち、受信機2において、特定の放送チャンネルが選択されている場合には、モニタ装置4には、その放送チャンネルの番組が表示される。また、受信機2において、アーカイブデータが選択されている場合には、モニタ装置4には、複数の縮小画面のうちの、所定数の放送チャンネル(上述したように、本実施例では、9チャンネル)の番組のものが、同時に表示される。従って、この場合、視聴者は、この番組選択画面を見ることにより、いま放送されている複数の放送チャンネルの番組それぞれの内容を認識することができる(その詳細については後述する)。ここで、この番組選択用画面を、以下、適宜、プレビューまたはプレビュー画面という。
【0043】
なお、データが、放送局から、ケーブルなどを介して送信されてきた場合には、そのデータは、受信機2において、直接受信される。さらに、データが、放送局から、地上波などによって送信されてきた場合には、そのデータは、図示せぬ地上波用のアンテナで受信され、受信機2に供給される。また、図3においては、2台の受信機2を図示してあるが、受信機2は、1台でも、衛星61を介して送信されたデータ、およびその他ケーブルや地上波などを介して送信されたデータの両方の受信が可能である。
【0044】
図4は、アーカイブ化部52において、アーカイブデータが生成される様子を示している。同図に示すように、アーカイブ化部52では、9個の放送チャンネルの番組の画面(画像)を縮小して1つのマルチ画面が生成される。この1つのマルチ画面のデータは、視聴者側において、1つの放送チャンネルのデータ、あるいは番組選択のための独立したデータとして扱うことができる。そして、アーカイブ化部52では、このようなマルチ画面が、例えば6個生成され、それらが1つの伝送チャンネルのデータ(アーカイブデータ)52としてまとまられる(結合される)。
【0045】
なお、図4に示す番組データには、上述したように、縮小画面データの他、各放送チャンネルの番組の音声も含められる。
【0046】
また、アーカイブ化部52には、複数の放送チャンネルの番組の縮小画面を、そのままアーカイブデータにさせて、ビデオサーバ53に出力させる他、例えば番組のカテゴリ(ジャンル)ごとに分けて配列させるなどの所定の配列状態に配列させた後、アーカイブデータにさせて、ビデオサーバ53に出力させることができる。
【0047】
すなわち、例えば図5に示すように、縦方向には、番組のカテゴリが異なる縮小画面を配置(配列)し、横方向に、番組のカテゴリが同一の縮小画面を配置するようにすることができる。具体的には、例えば第1行目にはニュース番組の縮小画面を配置し、第2行目には映画番組の縮小画面を配置し、第3行目には音楽番組の縮小画面を配置するようにする。そして、この場合、横方向には、同一カテゴリの番組の縮小画面を、例えば番組の放送チャンネルの昇順や、番組タイトルのアルファベット順などに配置するようにする。
【0048】
カテゴリの数が4個以上存在するとき、および、所定のカテゴリの番組が4個以上存在するとき、それらは他の番組選択画面に配置される。そして、複数(6個)の番組選択画面により1つの仮想フレームが構成されるようにする(この点については後述する)。
【0049】
視聴者側で、縮小画面を、上述のように配置したマルチプレビュー画面を表示するようにすることにより、視聴者は、マルチプレビュー画面を、所望する番組のカテゴリの行を横方向に見ていくことで、容易に、所望する番組を見つけることができる。
【0050】
さらに、この場合、図5に示したようなマルチプレビュー画面を構成する縮小画面上の所定の1つにカーソルを表示するようにし、そのカーソルを移動することにより、視聴者は、所望する番組を、容易に見つけ、その選局をすることができる。
【0051】
次に、図6を参照して、番組選択画面の生成について、さらに詳しく説明する。ディジタル化部51は、入力されたアナログのビデオ信号およびオーディオ信号をA/D変換器231でA/D変換した後、番組送出用MPEGビデオ/オーディオエンコーダ/マルチプレクサシステム232に出力するとともに、そのうちの54チャンネル分のディジタルビデオ信号をアーカイブ化部52のマルチ画面生成回路201−1乃至201−6に供給する。ビデオ信号およびオーディオ信号がディジタル信号として供給された場合には、それらのディジタル信号は、そのまま番組送出用MPEGビデオ/オーディオエンコーダ/マルチプレクサシステム232とマルチ画面生成回路201−1乃至201−6に供給される。
【0052】
マルチ画面生成回路201−1は、9個のRAM202−1−1乃至201−1−9を内蔵しており、入力された9個の番組の画面のデータがここに記憶される。そして、9個の画面のデータは、垂直方向および水平方向に1/3に縮小され、これにより9個の縮小画面が生成される。そして、その9個の縮小画面は、1つの画面を3×3個の9個に分割したマルチ画面にそれぞれ配置される。
【0053】
例えば、1つの画面(1フレーム)が720×480画素で構成されている場合、この数が水平方向および垂直方向に1/3に縮小されて、即ち画素が間引かれて240×160画素の縮小画面の画像とされる。そして、これらの縮小画面の画像を水平方向と垂直方向に3×3個配置することで、9個の縮小画面を有する1つのマルチ画面が生成される。このマルチ画面は、1フレームが720×480画素で構成されることになる。
【0054】
同様の処理が、他の5個のマルチ画面生成回路201−2乃至201−6においても行われる。その結果、それぞれ9個の縮小画面を有するマルチ画面(番組選択画面)が6個生成されることになる。
【0055】
このようにして、マルチ画面生成回路201−1乃至201−6により生成された6個のマルチ画面のデータは、それぞれ対応するMPEGビデオエンコーダ203−1乃至203−6に供給され、MPEG方式で圧縮される。これにより、6個(6放送チャンネル分)のアーカイブデータが得られたことになる。
【0056】
また、アーカイブ化部52のEPG(Electrical ProgramGuide)データ生成装置204は、番組送出用MPEGビデオ/オーディオエンコーダ/マルチプレクサシステム232から、マルチ画面生成回路201−1乃至201−6に供給された54放送チャンネル分の番組の放送開始時刻、放送チャンネル番号(チャンネルID)、カテゴリ、番組名(番組ID)、マルチ画面上の位置、縮小画面の画素数(例えば240×160個)などの電子番組ガイドデータ(EPGデータ)を生成する。
【0057】
ビデオサーバ53は、必要に応じて、アーカイブ化部52のMPEGビデオエンコーダ203−1乃至203−6より供給されたビデオデータおよびEPGデータ生成装置204より供給されたEPGデータを内蔵するメモリに記憶させた後、これを読み出し、マルチプレクサ211で、1つの伝送チャンネル(1つのトランスポンダに対応するチャンネル)で伝送できるように各データをパケット化し、多重化する(アーカイブ化する)。このとき、ビデオサーバ53には、番組送出用MPEGビデオ/オーディオエンコーダ/マルチプレクサシステム232から、アーカイブ化された54個の番組のオーディオデータも入力され、これらのオーディオデータもパケット化され、同一の伝送チャンネルで、伝送できるように多重化される。
【0058】
このようにして、それぞれ9個の縮小画面を有する6個のマルチ画面(この6個のマルチ画面は、1つの仮想フレームを構成する)を含むアーカイブデータは、1つの伝送チャンネルの信号として、送信部54の伝送路符号化装置221−1に供給される。
【0059】
伝送路符号化装置221−1の誤り訂正符号化回路222−1は、マルチプレクサ211より入力されたデータに誤り訂正符号化処理を施した後、QPSK変調回路223−1に出力する。QPSK変調回路223−1は、入力されたデータをQPSK変調し、アップコンバータ224−1に出力する。アップコンバータ224−1は、入力されたデータを、所定の周波数帯域の信号(衛星の1つのトランスポンダに対応する信号)に変換し、混合器225に出力する。
【0060】
このように、番組選択画面の伝送チャンネルは、専用の伝送チャンネルとされている。
【0061】
一方、少なくとも54個の番組(フルサイズの画面としての番組)のビデオデータとオーディオデータは、それぞれ番組送出用MPEGビデオ/オーディオエンコーダ/マルチプレクサシステム232において、MPEG方式で圧縮され、さらに、例えば6個の放送チャンネルの番組が1つの伝送チャンネルで伝送されるようにパケット化され、多重化される。但し、その多重化される放送番組(放送チャンネル)の数は、その画像の複雑さにより変化する。
【0062】
そして、1つの伝送チャンネルのデータが伝送路符号化装置221−2に入力され、伝送路符号化装置221−1における場合と同様に、誤り訂正符号化処理とQPSK変調処理が施される。そして、伝送路符号化装置221−2より出力されたデータが、アップコンバータ224−2により衛星の他のトランスポンダに対応する所定の周波数帯域の信号に変換された後、混合器225に入力される。
【0063】
以下、他の伝送路符号化装置221−3、アップコンバータ224−3(図示せず)乃至伝送路符号化装置221−nおよびアップコンバータ224−nにより、同様の処理が施されたデータが混合器225に入力される。
【0064】
混合器225は、アップコンバータ224−1乃至224−nより入力されたデータを混合し、パラボラアンテナ55を介して衛星61に伝送する。
【0065】
ところで、視聴者側において、マルチプレビュー画面として、複数の縮小画面とともに、放送チャンネルの番号を表示するようにし、視聴者に、所望する番組の放送チャンネルの番号を入力することで選択させるようにすることも可能である。しかしながら、その場合には、例えば視聴者が放送チャンネルを見間違えたり、放送チャンネルに対応する数字の入力操作を誤ったりすることが考えられる。そこで、図5のようなプレビューが表示された状態からは、所望する番組に対応する縮小画面を直接選択することで、その番組の画面を表示させるようにすることが好ましい。
【0066】
そこで、アーカイブ化部52では、縮小画面と、その縮小画面に対応する番組との間にリンクを張っておくようにする。具体的には、例えば縮小画面のデータに、その縮小画面に対応する番組の放送チャンネルの番号を付加しておき、これをEPGデータとして伝送する。このようにすることにより、例えば図7に示すように、プレビューを構成する縮小画面を選択することで、その縮小画面との間にリンクが張られている番組、すなわち選択された縮小画面に対応するフルサイズの画面(番組)が表示されるようにすることができる。なお、図7においては、プレビューを構成する9個の縮小画面のうちの、画面中央に配置されているものが選択され、これによりその縮小画面に対応する番組PROG2が、プレビューに代えて表示された様子を示している。
【0067】
次に、図8は、視聴者側の受信機2の概略構成例を示している。受信機2は、受信部2a、処理装置2b、および記憶装置2cで構成されている。受信部2aでは、例えばパラボラアンテナ3(図3)から供給される信号が受信され、復調処理、誤り訂正処理、その他の必要な処理が行われ、処理装置2bに出力される。処理装置2bは、CPUなどでなり、所定のチャンネルの信号を出力するように、受信部2aを制御する。そして、処理装置2bは、受信部2aから供給された信号をデコードした後、その信号が、通常の番組データである場合には、それをモニタ装置4に供給して表示させる(なお、音声は、図示せぬスピーカから出力される)。
【0068】
また、処理装置2bは、受信部2aから供給された信号が、アーカイブデータである場合には、そのアーカイブデータをデコードし、その結果得られる縮小画面のデータを、例えばRAM、磁気ディスク、光磁気ディスクなどでなる記憶装置2cの仮想フレームメモリに記憶させる。
【0069】
なお、アーカイブデータに、音声が含まれる場合には、その音声も、記憶装置2cに供給されて記憶される。
【0070】
そして、リモートコマンダ5が操作されることにより、縮小画面を表示することが指示された場合には、処理装置2bは、仮想フレームメモリに記憶されている縮小画面のうち、モニタ装置4の1画面に表示可能な数の縮小画面(本実施例においては、上述したように9個の縮小画面)を読み出して、モニタ装置4に供給して表示させる。
【0071】
仮想フレームメモリから読み出されてモニタ装置4に表示される縮小画面は、リモートコマンダ5を操作することにより変更することができるようになされており、従って、1度に画面表示することのできない数の縮小画面が送信されてきても、視聴者は、リモートコマンダ5を操作することで、すべての縮小画面を見ることができる。また、仮想フレームメモリには、受信された縮小画面が順次更新されて記憶されるが、例えば仮想フレームメモリに記憶された縮小画面を所定の期間保持しておくことで、過去に受信した番組の縮小画面を見ることが可能となる。
【0072】
モニタ装置4に表示された縮小画面は、リモートコマンダ5を操作し、カーソルを移動、確定することで選択することができるようになされており、視聴者の所望する番組に対応する縮小画面が選択されると、処理装置2bは、その縮小画面に対応する番組(その縮小画面とリンクが張られている番組)を、受信部2aに出力するように指示し、その結果得られる通常の番組データを、モニタ装置4に供給して表示させる。
【0073】
図9は、視聴者側の装置の接続関係を示している。受信機2は、図10を参照して後述するように、モデムユニット631を備え、そこに電話機(親機)600が接続されているとともに、コードレス電話機(子機)としての機能をも備えるリモコン5との間で、例えばRF信号を介して信号を授受することができるようになされている。
【0074】
図10は、前述したDSSを受信するための受信機2の内部の構成例を示している。なお、図10におけるフロントエンド20、デマルチプレクサ24、およびマルチチャンネルリアルタイムデコーダ25、または仮想フレームメモリ49は、それぞれ図8に示した受信部2aまたは記憶装置2cに対応するものである。また、図10におけるその他のブロックは、図8に示した処理装置2bに相当する。
【0075】
パラボラアンテナ3は、LNB(Low Noise Block downconverter)3aを有し、衛星61からの信号を受信して、中間周波数の信号(IF信号)に変換する。パラボラアンテナ3のLNB3aより出力されたIF信号は、フロントエンド20のチューナ21に供給され、復調される。チューナ21の出力は、QPSK復調回路22に供給され、QPSK復調される。QPSK復調回路22の出力は、エラー訂正回路23に供給され、エラーが検出、訂正される。
【0076】
例えばCPU,ROMおよびRAM等からなるICカードにより構成されているCAM(Conditional Access Module)33には、暗号を解読するのに必要な キーが、解読プログラムとともに格納されている。放送局が、データに対して暗号化処理を施して送信する場合、この暗号を解読するにはキーと解読処理が必要となる。そこで、カードリーダインタフェース32を介してCAM33からこのキーが読み出され、デマルチプレクサ24に供給される。デマルチプレクサ24は、このキーを利用して、暗号化された信号を解読する。
【0077】
なお、このCAM33には、暗号解読に必要なキーと解読プログラムの他、課金情報なども格納されている。
【0078】
デマルチプレクサ24は、フロントエンド20のエラー訂正回路23の出力する信号の入力を受け、これを、データバッファメモリ(SRAM:Static Random Access Memory)35に一旦記憶させる。そして、適宜これを読み出して、上 述したように解読を行う。そして、デマルチプレクサ24は、解読の結果得られる画像データまたは音声データを、それぞれマルチチャンネルリアルタイムデコーダ25またはMPEGオーディオデコーダ26に供給する。
【0079】
マルチチャンネルリアルタイムデコーダ25は、図23を参照して後述するように、6放送チャンネル分の番組の画面データをデコードできるように、MPEGビデオデコーダ25−1乃至25−6と、DRAM25a−1乃至25a−6を内蔵しており、入力された画像データ(ディジタル画像データ)をDRAM25aに適宜記憶させ、MPEG方式により圧縮されているビデオ信号のデコード処理を実行する。デコードの結果得られたビデオデータは、それが通常の番組のものである場合、NTSCエンコーダ27に供給され、NTSC方式の輝度信号(Y)、クロマ信号(C)、およびコンポジット信号(V)に変換される。輝度信号とクロマ信号は、バッファアンプ28Y,28Cを介して、それぞれSビデオ信号として出力される。また、コンポジット信号は、バッファアンプ28Vを介して出力される。
【0080】
また、番組選択画面のデータは、仮想フレームメモリ49に供給され、記憶される。そして、所定の9個の縮小画面が必要に応じて読み出され、NTSCエンコーダ27に供給されるようになされている。
【0081】
なお、図23のMPEGビデオデコーダ25−iとしては、SGS-Thomson Microelectronics社のMPEG2復号化LSI(STi3500)を用いることができる。その概略は、例えば、日経PB社「日経エレクトロニクス」1994.3.14(no.603)第101頁乃至110頁に、Martin Bolton氏により紹介されて いる。
【0082】
また、MPEG2のトランスポートストリーム(MPEG2-Transportstream)に 関しては、アスキー株式会社1994年8月1日発行の「最新MPEG教科書」第231頁乃至253頁に説明がなされている。
【0083】
MPEGオーディオデコーダ26は、デマルチプレクサ24より供給されたデジタルオーディオ信号をDRAM26aに適宜記憶させ、MPEG方式により圧縮されているオーディオ信号のデコード処理を実行する。デコードされたオーディオ信号は、D/A変換器30においてD/A変換され、左チャンネルのオーディオ信号は、バッファアンプ31Lを介して出力され、右チャンネルのオーディオ信号は、バッファアンプ31Rを介して出力される。
【0084】
RFモジュレータ41は、NTSCエンコーダ27が出力するコンポジット信号と、D/A変換器30が出力するオーディオ信号とをRF信号に変換して出力する。また、このRFモジュレータ41は、地上波によるテレビジョン放送信号を受信するTVモードが設定されたとき、ケーブルボックス等のAV機器(図示せず)から入力されるNTSC方式のRF信号をスルーして、VCR(VTR)や他のAV機器(いずれも図示せず)にそのまま出力する。
【0085】
本実施例では、これらのビデオ信号およびオーディオ信号が、モニタ装置4に供給される。
【0086】
CPU(Central Processor Unit)29は、ROM37に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、チューナ21,QPSK復調回路22、エラー訂正回路23などを制御する。また、AV機器制御信号送受信部2Aを制御し、コントロールライン12を介して、他のAV機器(この実施例の場合、モニタ装置4)に所定のコントロール信号を出力し、また、他のAV機器からのコントロール信号を受信する。
【0087】
このCPU29に対しては、受信機2のフロントパネル40に設けられた操作ボタン/スイッチ(図示せず)を操作して、所定の指令を直接入力することができる他、リモコン5を操作することによっても、所定の指令を入力することができる。
【0088】
すなわち、リモコン5を操作すると、その内蔵するアンテナ681(図示せず)よりRF信号が出射され、このRF信号がベースユニット(電話機親機)600により受信されるようになされている。そしてベースユニット600の出力は、モジュラジャック601と636を介してモデムユニット631に供給されるようになさている。
【0089】
CPU29と接続されているモデムユニット631は、DTMFデコーダ633を内蔵するモデム632を有している。このモデム632はモジュラジャック635を介して電話回線に接続されているとともに、外接電話オフフック検出回路634を介してモジュラジャック636に接続されている。
【0090】
また、デマルチプレクサ24は、フロントエンド20から供給される信号がEPGデータである場合には、そのEPGデータを、データバッファメモリ35に供給して一旦記憶させる。データバッファメモリ35に記憶されたEPGデータは、任意のタイミング(例えば、CPU29の空き時間など)で、SRAM36に転送されて記憶される。
【0091】
EEPROM(Electrically Erasable Programable Read Only Memory)38には、電源オフ後も保持しておきたいデータ(例えば、チューナ21の4週間分の受信履歴、電源オフの直前に受信していたチャンネル番号(ラストチャンネル))などが適宜記憶される。そして、例えば、電源がオンされたとき、ラストチャンネルと同一のチャンネルを再び受信させる。ラストチャンネルが記憶されていない場合においては、ROM37に、あらかじめデフォルトとして記憶されているチャンネルが受信される。また、CPU29は、スリープモードが設定されている場合、電源オフ時であっても、フロントエンド20、デマルチプレクサ24、データバッファメモリ35など、最低限の回路を動作状態とし、受信信号に含まれる時刻情報から現在時刻を計時し、所定の時刻に各回路に所定の動作(いわゆるタイマ録画など)をさせる制御なども実行する。例えば、外部のVCRと連動して、予約されたタイマ自動録画を実行する。
【0092】
さらに、CPU29は、所定のOSD(On-Screen Display)データを発生し たいとき、MPEGビデオデコーダ25−iを制御する。MPEGビデオデコーダ25−iは、この制御に対応して所定のOSDデータを生成して、DRAM25a−iのOSDエリアに書き込み、さらに読み出して、出力する。これにより、所定の文字、図形など(例えば、カーソルや、いま受信機2から出力している番組の放送チャンネル、音量に応じて長さの変化するバーなど)を、適宜モニタ装置4に出力し、表示させることができる。
【0093】
図11は、ベースユニット600の構成例を表している。モジュラージャック601は回線インタフェース(I/F)651に接続されている。この回線インタフェース651にはまた、DTMFエンコーダ652が接続されており、DTMFエンコーダ652は入力されたコマンドをDTMF信号にエンコードして出力する。
【0094】
回線インタフェース651は子機としても機能するリモコン5に伝送すべき信号を送信回路(TX)653に出力する。送信回路653は送信信号をデジタル化し、変調して、RF信号としてアンテナ655より出力する。受信回路(RX)654はアンテナ655を介してリモコン5より伝送されてきたRF信号を受信、復調し、音声信号を回線インタフェース651に出力し、コマンドをマイクロコンピュータ656に出力する。
【0095】
CPU,ROM,RAMなどを内蔵するマイクロコンピュータ656はキー657からの入力に対応して前記送信回路653と受信回路654を制御する。また、表示部658に所定の文字、記号などを表示する。
【0096】
なお、図11においては、説明の便宜上、ベースユニット(親機)600が備えるマイクロホンとスピーカの図示を省略してある。
【0097】
次に、リモコン5について説明する。図12は、リモコン5の正面図であり、図13は、リモコン5の、図12に示すX−Y断面図である。このリモコン5は、ペンギンを模して形作られており、基本的に、本体405と、この本体405に回動可能に取り付けられるマイク部703A(後述する)とから構成されている。
【0098】
本体405は、その上部に形成され、通話相手の音声を出力するスピーカ702と、チャンネルキー、電話番号等の所定の表示(図においては、キー群701が表示されている)を行う表示装置401と、表示装置401に表示される電話番号に電話をかける場合等に操作されるコールボタン402と、電話番号等の情報を記憶させる場合その他に操作されるメモリボタン403と、動作モードを後述するプレビューモードとする場合に操作されるプレビューボタン404と、モニタ装置4に表示されるカーソルを移動する場合等に操作されるジョイスティック410とを有している。また、リモコン5はその内部に、アンテナ681(図22)を具備しており、ベースユニット600(受信機2)との間で、電波の授受を行っている。
【0099】
リモコン5にはまた、それが机等に置かれた場合、マイク部703Aとともに本体405を支える脚部405Aが、本体405の背面下部に形成され、マイク部703Aの図13において反時計方向への回動を制限するストッパ部441が、本体405の正面下部に形成されている。さらに、マイク部703Aの回転軸としての円柱形状の軸部441Aが、ストッパ部441の先端に形成されている。また、このリモコン5の電源スイッチとしての接触部452(後述する)がストッパ部441の下面に配置されている。
【0100】
図14は、図12及び図13に示すマイク部703Aの構成を示しており、図14(A)は、マイク部703Aの平面図であり、図14(B)は、マイク部703AのA−B断面図であり、図14(C)はマイク部703Aの背面図である。使用者の音声を集音するマイクロホン703が、マイク部703Aの先端(図中、左端)の中央に形成され、その反対側の端面(図中、右端の端面)の中央部が円柱状にくり貫かれ、本体405に形成される軸部441Aが、くり貫かれた部分に嵌合されるようになされている。従って、マイク部703Aは、軸部441Aを軸として回動可能となっている。
【0101】
また、マイク部703Aの図13において時計方向と反時計方向への回動を制限するように、角部460及び461が形成されており、角部460または461が本体405に形成されるストッパ部441の下面または上面に、それぞれ接触することによってマイク部703Aの回動が制限される。また、図13に示すバネ440がマイク部703Aを図13において反時計方向へ付勢しているので、リモコン5が台上に置かれていない場合(リモコン5が持ち上げられている場合)、マイク部703Aは、図13の点線で示す位置に配置される。
【0102】
リモコン5の電源スイッチとしての接触部451が、角部460上の所定の位置(ストッパ部441に配置される接触部452に対応する位置)(図14(C)に示すように、この実施例の場合、中央の位置)に配置されており、マイク部703Aが、図13の点線で示す位置に配置されるとき(すなわち、リモコン5が持ち上げられたとき)、上述したストッパ部441の下部に配置される接触部452と接触し、リモコン5の電源がオンされる。一方、図13の実線で示す位置に配置されるとき(すなわち、リモコン5が台上に載置されたとき)、接触部451と接触部452との接触が解除され、リモコン5の電源がオフされる。
【0103】
図15は、リモコン5が台上に置かれた場合(すなわち、未使用時)の斜視図である。この場合、マイク部703Aが、バネ440の付勢力に抗して、軸部441Aを軸に、図中、反時計方向に回動し、角部461がストッパ部441の上面に当接している。従って、リモコン5は、マイク部703Aと脚部405Aによって支持され、自立する。このとき、ストッパ部441の下面に配置される接触部452と、角部460に配置される接触部451とが接触しないので、リモコン5の電源はオフされている。
【0104】
図16は、リモコン5が使用者によって持ち上げられた場合(すなわち、使用時)の斜視図である。この場合、リモコン5が台上に置かれていないので、マイク部703Aは、バネ440に付勢され、図中、時計方向に回動し、角部460がストッパ部441の下面に当接する。このとき、ストッパ部441の下面に配置される接触部452と、角部460に配置される接触部451とが接触するので、リモコン5の電源はオンされる。
【0105】
また、図13に示すように、表示装置401は、情報を表示するLCD(Liquid Cristal Display)よりなる表示部430と、表示部430の上部を覆う、透明なタブレット431によって構成されている。さらに、図12に示すキー群701が表示部430に表示された場合に、使用者が各キーを押し易いように、タブレット431の各キーの表示位置に対応する部分が突出して形成されている。
【0106】
キー群701は、図12の実施例の場合、数字0乃至9が表示されているキー、*、および#マークが表示されているキーの他、TELの文字が表示されたキーから構成されている。
【0107】
また、数字2のキーには文字ABCが、数字3のキーには文字DEFが、数字4のキーには文字GHIが、数字5のキーには文字JKLが、数字6のキーには文字MNが、数字7のキーには文字PRSが、数字8のキーには文字TUVが、数字9のキーには文字WXYが、数字0のキーには文字QZが、それぞれ表示されている。
【0108】
さらに、数字4のキーには再生点を巻き戻すことをシンボライズした巻戻しのマークが、数字5のキーには再生をポーズすることをシンボライズしたポーズのマークが、そして数字6のキーには再生点を早送りすることをシンボライズした早送りのマークが、それぞれ表示されている。
【0109】
また、数字0のキーには、所定の機能をシンボランズしたマークが表示されている。
【0110】
さらに、カーソルの移動をシンボライズした記号として、数字キー2の近傍には上方向を指向する矢印が、数字キー8の近傍には下方向の矢印が、数字キー4の近傍には左方向の矢印が、また、数字キー6の近傍には右方向の矢印が、それぞれ表示されている。また、肯定または否定の意味をシンボライズした記号として、数字キー5または0の近傍には、「YES」または「NO」の文字がそれぞれ表示されている。
【0111】
図17は、本体405の上部背面図であり、ジョイスティック410の近傍のみ断面で表されている。ジョイスティック410は、本体405を背面から見た場合の右側面上(本体405を正面から見た場合の左側面上)であって、スピーカ702の下端部の近傍に配置されている。凹部411は、使用者がジョイスティック410を多方向(本実施例では、後述するように、8方向)に動かすことができるように形成されている。なお、図示は省略しているが、この凹部411はゴミなどが進入しないように被覆されている。
【0112】
図18は、ジョイスティック410の構成例を示す斜視図である。このジョイスティック410は、本体161からレバー162が突出し、使用者の指によって操作される半球状の操作ボール473がレバー162の先端に取り付けられる構造とされている。そして、操作ボール473を水平面内における8個の方向に方向操作したとき、レバー162は、その操作方向に対応して回動し、また、操作ボール473をセレクト操作(垂直操作)したとき、レバー162が垂直方向に押し下げられるようになされている。
【0113】
図19は、レバー162の水平面内における8個の操作方向を表している。同図に示すようにレバー162は、A乃至Hで示す8個の水平面内の方向に方向操作することができるようになされている。
【0114】
本実施例においては、ジョイスティック410が、本体405の側面(本体405を正面から見た場合の左側面)のスピーカ702の下端部の近傍に配置されているので、通話状態においても、使用者はジョイスティック410を、本体405を持つ手の所定の指で、容易に操作することができ、受信機2などの遠隔制御を行うことができる。
【0115】
例えば、図20に示すように、リモコン5を左手に持って通話する場合(すなわち、スピーカ702から出力される音声を左耳で聴く場合)、使用者は、ジョイスティック410を左手親指480で、容易に操作することができ、遠隔制御を行うことができる。
【0116】
一方、図21に示すように、リモコン5を右手に持って通話する場合(すなわち、スピーカ702から出力される音声を右耳で聴く場合)、使用者は、ジョイスティック410を右手人差し指490で、容易に操作することができ、遠隔制御を行うことができる。
【0117】
また、例えば、表示装置401に電話番号リストが表示されている場合において、ジョイスティック410を操作することによって、表示装置401に表示される電話番号リストをスクロールさせるようにすることができる。
【0118】
図22は、リモコン5の内部の構成例を表している。マイクロホン703より入力された音声信号は、送信回路682に入力され、デジタル化され、変調された後、アンテナ681を介してRF信号としてベースユニット600に伝送されるようになされている。
【0119】
受信回路683はアンテナ681を介して受信したRF信号を復調し、復調信号のうち、音声信号をスピーカ702に出力し、コマンドをマイクロコンピュータ684に出力している。
【0120】
マイクロコンピュータ684もCPU,ROM,RAMを備え、タブレット431が出力する、表示部430に表示されたキー群701の操作信号、あるいはコールボタン402、メモリボタン403、プレビューボタン404の操作に対応する信号に応じて各種の動作制御を行う。また、マイクロコンピュータ684は必要に応じて表示部430に所定の表示を行わせる。
【0121】
マイクロコンピュータ684はまた、ジョイスティック410(本体161)の操作状態を監視している。即ち、本体161の内部の接点A乃至Hは、図19に示した8つの方向A乃至Hにそれぞれ対応しており、レバー162をA乃至Dの方向に操作したとき、端子A乃至Dのいずれかと、端子C1が導通するようになされている。また、方向E乃至Hのいずれかの方向に、レバー162を回動したとき、これらの端子E乃至Hのいずれか1つと、端子C2とが導通するようになされている。また、HとAとの間、およびDとEとの間においては、端子C1とC2とがともに導通するようになされている。さらに、レバー162を垂直方向に操作したとき、端子1と2とが導通常帯になるようになされている。
【0122】
本体161のこれらの端子の導通状態は、マイクロコンピュータ684によりモニタされるようになされており、これにより、ジョイスティック410の方向操作とセレクト操作とが検知されるようになされている。
【0123】
次に、動作モードが、モニタ装置4にプレビューを表示させるプレビューモードとされた場合の受信機2の動作について、図10および図23を参照して説明する。リモコン5の、例えばプレビューボタン404が所定の時間連続して操作されると、受信機2の動作モードがプレビューモードとされる。
【0124】
即ち、プレビューボタン404が操作されると、その操作に対応した操作信号が、ベースユニット600およびモデムユニット631を介して、CPU29に入力され、CPU29は、プレビューボタン404の操作に対応する操作信号を、所定の時間連続して受信すると、フロントエンド20に対し、アーカイブデータの伝送チャンネルの受信を指示し、これによりフロントエンド20からデマルチプレクサ24に、アーカイブデータを供給させる。
【0125】
これにより、チューナ21では、番組選択画面専用の伝送チャンネルからの信号が受信されて復調される。チューナ21の出力は、QPSK復調回路22により、さらにQPSK復調された後、誤り訂正回路23で誤り訂正処理が行われ、デマルチプレクサ24に入力される。デマルチプレクサ24に入力されるデータには、上述した6個のマルチ画面のビデオデータのパケットが含まれている。
【0126】
仮に、これらのパケットには、番号1乃至番号6のデータID(パケットID)が付加されているものとすると、それぞれ番号1乃至番号6のデータIDを有するデータは、分解(分離)される。そして、マルチチャンネルリアルタイムデコーダ25の対応するMPEGビデオデコーダ25−1乃至25−6によりデコードされ、DRAM25a−1乃至25a−6に供給され、記憶される。すなわち、DRAM25a−1には、パケットID1のマルチ画面が記憶され、以下同様に、DRAM25a−2乃至25a−6には、データID2乃至6のマルチ画面が、それぞれ記憶される。
【0127】
そして、DRAM25a−1乃至25a−6に記憶された6個のマルチ画面は、そこから読み出され、仮想フレームメモリ49に1つの仮想画面を構成するように展開されて記憶される。図23の実施例においては、データID1のNo.1で示すマルチ画面が仮想画面の左上に配置され、データID2のNo.2で示すマルチ画面がその右側に配置され、データID3のNo.3で示すマルチ画面はデータID1のマルチ画面の下側に配置され、データID4のNo.4で示すマルチ画面はデータID3のマルチ画面の右側に配置され、データID5のNo.5で示すマルチ画面はデータID3のマルチ画面の下側に配置され、データID6のNo.6で示すマルチ画面はデータID5のマルチ画面の右側に配置される。
【0128】
なお、上述したように、No.1乃至No.6で示す6個のマルチ画面のデータは、1つの伝送チャンネルで(1つのトランスポンダから1つの搬送波で)伝送されてくる。従って、図23に示すように、チューナ21を含むフロントエンド20は1個でも、6個のMPEGビデオデコーダ25−1乃至25−6を備えておけば、6個のマルチ画面を同時に受信し、仮想フレームメモリ49に記憶させることができる。
【0129】
番組選択画面を構成するマルチ画面の1つ以上を、他のトランスポンダと対応している伝送チャンネルを介して伝送するようにすると、その伝送チャンネルのマルチ画面を受信するために、チューナ21の受信周波数を切り替えるようにしなければならず、結局、すべてのマルチ画面を同時に受信することができなくなる(勿論、チューナ21を複数個設ければ、それが可能となるが、そのようにすると、構成が複雑となりコスト高となる)。そこで、番組選択画面を伝送する伝送チャンネルは、1つの伝送チャンネル(共通の伝送チャンネル)とするのが好ましい。
【0130】
1つの伝送チャンネル(アーカイブデータ)から、複数の番組選択画面を受信し、これを仮想フレームメモリ49に記憶させる処理は、図24と図25に模式的に表されている。
【0131】
すなわち、デマルチプレクサ24は、6個の番組選択画面がまとめられたアーカイブデータを受信すると、図24に示すように、それを個々の番組選択画面に分離する。そして、図25に示すように、その結果得られる6個のマルチ画面を、仮想フレームメモリ49に、マトリクス状に配列して記憶させる。従って、仮想フレームメモリ49には、放送局から送信されてくる複数の放送チャンネルの番組の縮小画面を6×9個配置した仮想画面(1つのマルチ画面より大きい仮想画面)(仮想画面)が記憶される。そして、縮小画面は、通常の番組の画面を縮小したものであるから、フレームレートが30fpsのフルモーションの画像(完全な動画像)であり、従って、仮に、仮想画面を表示すれば、放送局から送信されてくる54個の放送チャンネルの番組の内容(縮小画面)をフルモーションで見ることができることになる。
【0132】
ここで、縮小画面を、仮想フレームメモリ49に記憶させるときには、6個のマルチ画面を、仮想フレームメモリ49の2×3個の所定の位置にそのまま配置するのではなく、各縮小画面をCPU29で独立に管理する(仮想画面の画素データを、240×160画素を単位として管理する)ようにすることで、仮想フレームメモリ49の6×9個の子画面の任意の位置に配置できるように管理することもできる。
【0133】
このようにした場合、例えば各縮小画面を順番に、仮想フレームメモリ49の最上行の左端から右方向に所定数だけ配列し、さらに次の行の左端から右方向に所定数だけ配列し、以下同様にして配列することもできるし、図5を参照して説明した場合と同様に、番組のカテゴリごとに分けて配列することもできる。縮小画面を、番組のカテゴリ毎に分けて配列する場合には、放送局側において、縮小画面に、その縮小画面に対応する番組のカテゴリをEPGデータとして付加するようにし、受信機2では、縮小画面に付加されている番組のカテゴリをEPGデータから読み取り、各縮小画面を、仮想フレームメモリ49に、番組のカテゴリ毎に分けて配列するようにすれば良い。
【0134】
また、仮想フレームメモリ49には、視聴者が所望する配列方法で、縮小画面を配列することも可能である。すなわち、放送局側において、縮小画面に、上述したように番組のカテゴリを付加するようにした場合には、リモートコマンダ5を操作して、番組のカテゴリの順序を設定することによって、その設定順序で、仮想フレームメモリ49の最上行から縮小画面を順次配列するようにすることができる。さらには、例えば視聴者が各チャンネルの番組を視聴した頻度をカウントし、その頻度順に縮小画面を配列することなども可能である。
【0135】
また、例えば、放送局側において、縮小画面に、各縮小画面に対応する番組の放送チャンネルを付加するようにした場合には、リモートコマンダ5を操作して、番組の放送チャンネルの順序を設定することによって、その設定順序で、仮想フレームメモリ49の最上行から縮小データを順次配列するようにすることなども可能である。
【0136】
さらに、この仮想フレームメモリ49に記憶された縮小画面は、モニタ装置4に表示されるが、この表示を見ながら、リモートコマンダ5を操作することによって、仮想フレームメモリ49に記憶された縮小データの配置位置を変更することも可能である。
【0137】
従って、この場合、視聴者の嗜好に合わせた縮小画面の配列を行うことができる。すなわち、縮小画面の配列のカスタマイズを行うことができる。
【0138】
さらに、図5で説明したように、放送局側において、縮小画面が、番組のカテゴリ毎に分けて配列されて送信されてきた場合などには、その配列状態で、縮小画面を仮想フレームメモリ49に記憶させることができる。但し、縮小画面が、番組のカテゴリごとに分けて配列されて送信されてきた場合であっても、上述したように、視聴者が所望する配列方法で、縮小画面を配列することも可能である。
【0139】
なお、配列方法(配列順序)の設定は、リモートコマンダ5のコールボタン402を所定の時間連続して操作することによりモニタ装置4に表示される所定のメニュー画面に従って、リモートコマンダ5(ジョイスティック410)を操作することによって行うことができるようになされている。設定された配列方法は、例えばEEPROM38に記憶され、CPU29は、EEPROM38に配列方法が設定されている場合には、デマルチプレクサ24に対し、仮想フレームメモリ49に縮小画面を記憶させるときの配列順序を指定する。そして、デマルチプレクサ24は、CPU29から指定された配列順序にしたがって、仮想フレームメモリ49に縮小画面を記憶させる。
【0140】
仮想フレームメモリ49に縮小画面が記憶されると、そのうちの、モニタ装置4の1画面に同時に表示することのできるだけの範囲(選択エリア)の縮小画面が、CPU29により指令される。すなわち、本実施例においては、上述したように、1つの縮小画面は、通常の番組の画面の縦および横の長さが1/3にされたものであるので、例えば図26に示すように、図中太線で囲んだ3×3個の縮小画面が読み出される。そして、この3×3個の縮小画面は、受信機2よりモニタ装置4に供給されて表示される。すなわち、プレビューが表示される。
【0141】
ここで、上述のように、仮想フレームメモリ49に記憶された縮小画面のうちの所定の3×3個の範囲を表示する場合には、モニタ装置4の画面を、仮想フレームメモリ49上の縮小画面を部分的に覗き見するようなメタファーとして使用しているということができる。
【0142】
そして、この場合、モニタ装置4においては、プレビューである3×3個の縮小画面とともに、例えば図27に示すように、ある1つの縮小画面を囲むような枠状のカーソル201も、画面にスーパインポーズしてOSD表示される。なお、カーソル201は、上述したような枠状のものに限定されるものではなく、矢印やその他のマークなどの選択をイメージさせるようなグラフィックスであれば良い。
【0143】
このカーソル201が、例えば3×3個の縮小画面の中央のものに位置している場合において、リモートコマンダ5のジョイスティック410が、上方(例えば、図19におけるAの方向)、下方(例えば、図19におけるEの方向)、右方、左方、右斜め上方向、右斜め下方向、左斜め上方向、または左斜め下方向へ方向操作されると、その操作方向に応じて、カーソル201は、上方向、下方向、右方向、左方向、右斜め上方向、右斜め下方向、左斜め上方向、または左斜め下方向に表示されている縮小画面を囲む位置に移動される。なお、上下左右方向へのカーソル201の移動については、キー群701の数字キー2,8,4、または6をそれぞれ操作することによっても行うことができるようになされている。
【0144】
ここで、もし、カーソル201が、モニタ装置4の画面の上下左右の端まで移動された状態で、さらにジョイスティック410の方向操作が行われた場合、モニタ装置4の表示内容、すなわちプレビューがスクロールする。例えば、プレビューの最下行にカーソル201が位置している場合に、ジョイスティック410が下方へ方向操作された場合、プレビューは1行分上方へスクロールする。
【0145】
このスクロールは、例えば図26において太線で囲んだ3×3個の縮小画面に代えて、同図において点線で囲んだ3×3個の縮小画面が、仮想フレームメモリ49から読み出され、モニタ装置4に供給されることによって行われる。なお、カーソル201は最下行で止まったままの状態にあるので、結果として、図26に示した仮想フレームメモリ49の中で、カーソル201が1行分下方へ移動したことになる。
【0146】
さらに、例えば図28に示すように、モニタ装置4に、仮想フレーム35の最下行に配置(配列)された縮小画面を含む3×3個の縮小画面(図中、太線で囲んだ3×3個の縮小画面)が表示された状態であって、カーソル201が、モニタ装置4の画面の下の端まで移動された状態において、さらにジョイスティック410の下方向への方向操作が行われた場合にも、モニタ装置4の画面はスクロールし、これにより、モニタ装置4には、同図において点線で囲んだ範囲の最下行およびその1つ上の行における3×2個の縮小画面、並びに最上行の3×1個の縮小画面が表示される。
【0147】
従って、モニタ装置4に、図28で太線で囲んだ3×3個の縮小画面が表示された状態であって、カーソル201が、モニタ装置4の画面の下の端まで移動された状態において、さらにジョイスティック410の下方向への方向操作が、3回続けて行われた場合には、モニタ装置4には、図28に斜線を付して示す、最上行の縮小画面を含む3×3個の縮小画面が表示されることになる。
【0148】
上方、左方、右方、右斜め上方向、右斜め下方向、左斜め上方向、および左斜め下方向に関しても、同様にスクロールが行われる。
【0149】
なお、このスクロールは、ジョイスティック410の方向操作に対応する信号(操作信号)が受信機2のCPU29に受信され、CPU29において、受信された操作信号に対応して、仮想フレームメモリ49の読み出しアドレスが制御されることによって行われる。すなわち、CPU29は、受信した操作信号に基づいて、モニタ装置4に表示すべき縮小画面の範囲、即ち選択エリアを認識する。そして、CPU29は、仮想フレームメモリ49に対し、その選択エリアを読み出すように指令する。これにより、選択エリア(一部の仮想画面)が、仮想フレームメモリ49から読み出れて、モニタ装置4に出力され、その結果、画面がスクロールする。
【0150】
従って、この場合のジョイスティック410の操作は、仮想フレームメモリ49から読み出すべき選択エリアを指定するための操作であるということができる。
【0151】
以上のように、プレビューがスクロールするので、番組の数が、モニタ装置4に縮小画面を、同時に表示することのできる数より多くても、視聴者に対し、すべての番組のプレビューを提供することができる。
【0152】
視聴者は、図27に示すようなモニタ装置4に表示されたフルモーションの縮小画面を見ながら、ジョイスティック410を操作し、カーソル201を、所望する縮小画面に移動させる。そして、所望する縮小画面に、カーソル201が位置している状態で、プログラム(番組)の選択を確定するために、ジョイスティック410を垂直操作(セレクト操作)(エンタ(Enter)操作)すると、CPU29からフロントエンド20に対し、その縮小画面との間にリンクが張られているチャンネルの番組を受信するように、指令が送られる。なお、この指令は、キー群701の数字キー5を操作することによっても送られるようになされている。
【0153】
これにより、フロントエンド20のチューナ21では、指令された番組の伝送チャンネルに同調周波数が合わされ、その伝送チャンネルに含まれる複数の番組のパケットデータが、マルチプレクサ24に出力される。デマルチプレクサ24は、CPU29からの指令に対応して複数の番組のパケットの中から所定の番組のパケットを分離し、MPEGビデオデコーダ25−1に出力する。そこでデコードされたデータがNTSCエンコーダ27で処理され、後段のブロックを介して、モニタ装置4に出力され、モニタ装置4では、プレビューに代えて、受信機2から出力されたデータ(番組)が表示される。
【0154】
すなわち、視聴者は、ジョイスティック410を操作して、カーソル201を、所望する縮小画面に移動させ、その位置で、ジョイスティック410を垂直操作することによって、所望する番組を見ることができる。
【0155】
なお、番組選択画面には、音声が付随しており、マルチプレクサ24は、カーソル201が位置している縮小画面に対応する音声(縮小画面に対応する番組の音声)のパケットを分離してMPEGオーディオデコーダ26に供給し、デコードさせる。これにより、視聴者は、カーソル201が位置しているフルモーションの縮小画面を見ることができるとともに、その縮小画面に付随する音声を同時にリアルタイムで聴くこともできる。
【0156】
以上のような、カーソル201を移動させるためのジョイスティック410の8方向操作と、それに続けて行われるカーソル201が位置している縮小画面に対応する番組の選択を確定するためのジョイスティック410の垂直操作(セレクト操作)という一連の操作が、図20または図21で説明したように、全て親指または人差し指のみなどで、なおかつリモートコマンダ5を持ち変えることなく操作できるようになっており、操作性の向上が図られている。
【0157】
以上、番組選択画面から所望の番組を選択する場合の動作について説明したが、リモコン5の一般的な使用方法をまとめると、図29のフローチャートに示すようになる。なお、図29の実施例では、ジョイスティック410ではなく、キー群701を利用して、カーソル201の方向操作、およびセレクト操作を行うものとしてある。
【0158】
すなわち、最初にステップS1において、ユーザは、このリモコン5を電話機として使用するのか、または電子機器としての受信機2(モニタ装置4)を遠隔制御するリモートコマンダとして使用するのかを判定する。リモートコマンダとして使用する場合においてはステップS2に進み、プレビューボタン404を操作する。このとき、リモコン5からの信号に対応して、ベースユニット600からは、プレビューボタン404に対応するDTMF信号が発生され、モデム632に伝送される。モデム632はこのDTMF信号をデコードし、所定のコードをCPU29に出力する。そして、CPU29は、このコードに割り付けられている機能を解釈し、その解釈に対応して、チューナ21を制御し、番組選択画面を受信し、表示させる。
【0159】
次にステップS3に進み、使用者は、数字キー2,8,4または6により構成される方向キーのいずれかを操作する。この操作をした場合においても、操作されたキーに対応するDTMF信号がモデムユニット631に伝送され、モデム632から数字2,8,4または6に対応するコードがCPU29に入力される。CPU29は、このコードに対応する機能を解釈し、その解釈(カーソル移動)に従って、カーソルを、操作したキーに対応する方向に移動させる。
【0160】
カーソル201を所望の番組(縮小画面)上に移動させた後、使用者は、ステップS4においてYESキー(数字キー5)を操作する。このときも、数字5に対応するDTMF信号がモデムユニット631に伝送され、モデム632から数字5に対応するコードがCPU29に入力される。CPU29は、この数字5に対応する機能を、番組の確定として解釈する。CPU29は、この解釈に従って、チューナ21を制御し、指定された番組を受信、表示させる。これにより、モニタ装置4に番組選択画面で指定した番組がフルサイズで表示される。
【0161】
一方、ユーザは、リモコン5を電話機として使用すると、ステップS1において判定した場合においてはステップS10に進み、最初にTELキーを押す。上述した場合と同様の処理を経て、TELキーに対応するDTMF信号が入力されたとき、外接電話オフフック検出回路634はオフフックを検出する。このときモデム632は電話モードを設定し、以後、DTMF信号として入力される数字、記号を、電話操作のための入力として処理する。従って、この場合においては、モデム632は、入力されたDTMF信号をデコードしない。
【0162】
そこでユーザは、ステップS11に進み、数字キーを押して電話番号を入力する。リモコン5のマイクロコンピュータ684は、送信回路682を制御し、操作されたキーに対応する信号をベースユニット600に送信させる。
【0163】
ベースユニット600のマイクロコンピュータ656は、受信回路654を介してこの信号の入力を受けたとき、DTMFエンコーダ652を制御し、操作した数字キーに対応するDTMF信号を発生させる。モデム632は電話モードにおいてDTMF信号が入力されたとき、これをモジュラジャック635を介して電話回線に伝送させる。すなわち、回線制御動作が行われる。
【0164】
モデム632は、相手側が、この発呼動作に応答したことを、電話回線の極性の反転などから検出すると、電話回線を閉結させる。
【0165】
その結果、電話回線を介して、相手方から伝送されてきた受話音声が、外接電話オフフック検出回路634を介してベースユニット600に入力される。回線インタフェース651はこの受話音声を送信回路653に供給し、アンテナ655を介してリモコン5に送信させる。
【0166】
リモコン5においては、この受話音声をアンテナ681を介して受信回路683で受信し、スピーカ702から出力する。
【0167】
またマイクロホン703から入力された送話音声は、送信回路682からアンテナ681を介してベースユニット600に送信される。
【0168】
ベースユニット600においては、アンテナ655を介して受信回路654でこの送話音声を受信し、回線インタフェース651を介して出力する。この送話音声が外接電話オフフック検出回路634を介して電話回線に送信される。このようにして、ステップS12における通話処理が実行される。
【0169】
電話回線を介して相手方から呼び出し信号が入力されたとき、この呼び出し信号がベースユニット600に入力される。回線インタフェース651を介してこの呼び出し信号が入力されたとき、受信回路654がこれを検出し、検出信号をマイクロコンピュータ656に出力する。
【0170】
このとき、マイクロコンピュータ656は送信回路653を制御し、リンガ音信号を発生し、図示せぬスピーカから出力させる。このリンガ音信号はまた、送信回路653からアンテナ655を介してリモコン5に伝送される。リモコン5においては、このリンガ音信号が受信回路683で受信され、スピーカ702から出力される。これにより、ユーザは、着呼があったことを知ることができる。
【0171】
なお、所定の設定を行うことにより、リモコン5からはリンガ音が出力されないようにすることもできる。
【0172】
ユーザはこの着呼に対して応答するとき、TELキーを操作する。このとき、マイクロコンピュータ684は、送信回路682を制御し、応答信号を発生させる。
【0173】
ベースユニット600のマイクロコンピュータ656は、受信回路654からこの応答信号の検出信号の入力を受けたとき、受信回路654を制御し、オフフック信号を発生させる。このオフフック信号は、回線インタフェース651を介してモデムユニット631の外接電話オフフック検出回路634で検出される。モデム632はオフフックが検出されたとき電話回線を閉結させる。これにより通話が可能となる。
【0174】
図30は、DTMF信号の構成を表している。同図に示すように、DTMF(Dual Tone Muliti Frequency)信号は、各キーに対応して、低群周波数と高群周波数の2つの周波数の混合信号が割り当てられている。図30に示すように、低群周波数は、697Hz、770Hz、852Hz、または941Hzのいずれかであり、高群周波数は、1209Hz、1336Hz、1477Hz、または1633Hzのいずれかであり、各キーには、これらの周波数が割り付けられている。
【0175】
例えば、数字キー1には、697Hzの低群周波数と1209Hzの高群周波数が割り付けられている。数字キー2には、697Hzの低群周波数と1336Hzの高群周波数が割り付けられている。
【0176】
なお、図12に示すTELキーには、図30において、例えば文字Aで示す位置の697Hzの低群周波数と1633Hzの高群周波数が割り付けられている。また、図12におけるコールボタン402、メモリボタン403、またはプレビューボタン404には、図30において、例えば文字B,C、またはDで示す位置の周波数がそれぞれ割り当てられている。
【0177】
従って、例えば、DTMFエンコーダ652は、数字キー1が操作されたとき、697Hzと1209Hzの2つの周波数の信号を混合した信号をDTMF信号として出力する。また、数字キー2が操作された場合においては、697Hzの周波数の信号と1336Hzの周波数の信号との混合信号をDTMF信号として発生する。
【0178】
DTMFデコーダ633は、このDTMF信号を受信したとき、対応する数字または記号に対応するコードを発生することになる。例えば697Hzと1336Hzの周波数のDTMF信号を検出したとき、数字2のコードを出力する。
【0179】
電話機(ベースユニット)600から受信機2に対して、キーの操作信号を通知するのに、DTMF信号以外の信号を使用することも可能である。しかしながらそのようにすると、そのための専用の検出回路を受信機2に設ける必要が生じ、コスト高となる。モデム632は、電話回線との間のインタフェースのために、本来DTMFデコーダを内蔵しているので、本実施例のように、これをそのまま利用するようにすることで、構成を簡略化し、コストを低減することができる。
【0180】
図31は、リモコン5の他の実施例の構成を示す正面図である。このリモコン5の構成は、上述したものと基本的に同様であるが、本実施例においては、本体405に対して開閉自在に蓋1002が設けられている。そして蓋1002を開放したとき、本体405のフルキーボード1001が露出するようになされている。また、蓋1002の裏側には、図示せぬ透明タブレットが重ねられたLCDパネル1003及びクレジットカード等に記録されている情報を読み取るカードリーダ1004が取り付けられている。使用者は、ペン等を用いてLCDパネル1003上に重ねられた図示せぬ透明タブレットの上から情報を入力することができる。
【0181】
この場合においても、ジョイスティック410が、図12に示す場合と同様の位置に配置されているので、通話状態においても、ジョイスティック410を操作することにより、容易に遠隔制御を行うことができる。
【0182】
以上においては、ベースユニット600が発生するDTMF信号を利用するようにしたが、リモコン5がDTMFエンコーダを内蔵する場合には、リモコン5が発生するDTMF信号を利用するようにすることも可能である。
【0183】
また、受信機2において、ビデオサーバ53からの信号を、ケーブル網(図示せず)を介して受信し、いわゆるビデオオンデマンドサービスの提供を受けることが可能な状態となっている場合には、リモコン5を操作することで、画面の巻戻しなどを行うことができる。即ち、例えば、いま、モニタ装置4に表示されているのが、ビデオオンデマンドの番組(フルサイズの画面)である場合においては、巻戻しキー(数字キー4)、早送りキー(数字キー6)、またはポーズキー(数字キー5)を、それぞれ操作することで、いま受信している番組の画面を時間的に逆方向に戻したり、進めたり、あるいはポーズ状態にすることができる。
【0184】
すなわち、これらのキーが操作されると、対応するDTMF信号が発生され、数字4,6または5に対応するDTMF信号がモデムユニット631に伝送され、モデム632から数字4,6または5に対応するコードがCPU29に入力される。
【0185】
CPU29は、これらのコードを解釈し、これらのキーの操作に対応する、巻戻し、早送り、またはポーズを要求する信号を、ケーブル網を介してビデオサーバ53に供給する。ビデオサーバ53は、この信号の供給を受けたとき、ケーブル網を介して受信機2に伝送する番組を時間的に高速にさかのぼる画面に変更したり、時間的に高速に進む方向の画面に変更したり、静止画の画面に変更する。いわばVCRを再生している場合において、磁気テープを巻戻したり、早送りしたり、あるいはポーズ状態とした場合と同様の画面を伝送する。その結果、モニタ装置4には、このような画面が表示される。
【0186】
次に、動作モードがブラウズ(Browse)モードとされた場合の受信機2の動作について説明する。リモコン5の、例えばジョイスティック410が所定の時間(例えば、3秒間など)連続してセレクト操作されると(垂直操作された状態とされると)、受信機2の動作モードがブラウズモード(自動ブラウズモード)とされ、CPU29によって図32に示すフローチャートにしたがった処理が行われる。
【0187】
即ち、ジョイスティック410が押し込まれると(セレクト操作されると)、その操作に対応した操作信号が、ベースユニット600およびモデムユニット631を介して、CPU29に入力され、CPU29は、ジョイスティック410のセレクト操作に対応する操作信号を、所定の時間連続して受信すると、ステップS21において、動作モードがブラウズモードとし、初期設定処理を行う。
【0188】
ここで、例えば動作モードがプレビューモードである場合には、ジョイスティック410がセレクト操作されると、上述したように、番組の選択が行われるが、これは、CPU29において、リモコン5からのジョイスティック410のセレクト操作に対応する操作信号が、所定の短い時間(例えば、1秒以下など)しか受信することができなかったときに行われる。従って、上述のように、ジョイスティック410が、ある程度長い時間連続してセレクト操作(垂直操作)された場合に、番組の選択その他の処理が行われることはない。
【0189】
なお、ブラウズモードの起動は、上述したようなジョイスティック410を所定時間連続してセレクト操作する他、その他の特定の操作によるソフトウェア的なトリガによって行うこともできるし、その起動のためのハードウェア(例えば、ボタンなど)をリモコン5に設け、その操作によって行うようにすることなども可能である。
【0190】
ステップS21の初期設定処理では、CPU29が、フロントエンド20に対し、アーカイブデータの伝送チャンネルの受信を指示し、これによりフロントエンド20からデマルチプレクサ24に、アーカイブデータを供給させる。そして、以下、プレビューモードにおける場合と同様にして、仮想フレームメモリ49に、仮想画面が記憶される。
【0191】
さらに、ステップS21では、CPU29において、仮想画面のうち、例えば図33に斜線を付して示す例えば左上部分の3×3個の縮小画面が選択エリアとされ、これがモニタ装置4に出力されて表示される。即ち、プレビューが表示される(このように、動作モードがブラウズモードとされて、最初に表示されるプレビューを、以下、適宜、初期プレビューという)。また、このとき、CPU29は、上述したようにして、カーソル201も、初期プレビューの、例えば最も左上の縮小画面の位置に表示させる。
【0192】
その後、ステップS22において、カーソルが位置する縮小画面に対応する番組の音声が、上述したようにして再生され、ステップS23に進み、ジョイスティック410がセレクト操作されたか否かが判定される。ステップS23において、ジョイスティック410がセレクト操作されていないと判定された場合、ステップS24に進み、ジョイスティック410が、上述した8方向のいずれかの方向に操作(方向操作)されたか否かが判定される。ステップS24において、ジョイスティック410が方向操作されたと判定された場合、ステップS28に進み、ブラウズモードが解除され、処理を終了する。即ち、受信機2の動作モードは、ブラウズモードとされる前の動作モードにされる。従って、ユーザは、ブラウズモードから抜け出したい場合には、ジョイスティック410を方向操作することで、ブラウズモードを終了させることができる。
【0193】
また、ステップS24において、ジョイスティック410が方向操作されていないと判定された場合、ステップS25に進み、メモリボタン403が操作されたか否かが判定される。ステップS25において、メモリボタン403が操作されていないと判定された場合、ステップS26に進み、いま、カーソル201が位置している縮小画面にそのカーソル201の表示が開始されてから、所定の時間T1(例えば、10秒間など)が経過したか否かが判定される。ステップS26において、所定の時間が経過していないと判定された場合、ステップS22に戻る。
【0194】
また、ステップS26において、所定の時間が経過したと判定された場合、カーソル201が、他の縮小画面の位置に移動され、ステップS22に戻る。従って、この場合、ステップS22では、カーソル201の移動先の縮小画面に対応する番組の音声が開始される。
【0195】
よって、リモコン5が操作されなければ、ステップS22乃至27の処理が繰り返し行われ、これにより、カーソル201は、モニタ装置4に表示された縮小画面を、所定の時間T1単位で指示しながら移動することになる。
【0196】
ここで、カーソル201は、仮想画面を構成する縮小画面を、任意の順序で指示するように移動させることができる。即ち、カーソル201は、例えば図33に示すように、仮想画面を構成する縮小画面を、左から右、そして上から下へ順番に指示していくように移動させることができる。
【0197】
さらに、カーソル201は、例えば図34に示すように移動させることなども可能である。即ち、まず、ブラウズモードへの移行後最初に表示される初期プレビューを構成する3×3の縮小画面を、左から右、そして上から下へ順番に指示していくように、カーソル201を移動させ、次に、その下に位置する3×3の縮小画面をプレビューとして表示させ、同様にカーソル201を移動させる。以下、仮想画面の左下に配置された3×3の縮小画面、右上に配置された3×3の縮小画面、その下に配置された3×3の縮小画面、さらにその下に配置された3×3の縮小画面についても、同様にして、カーソル201を移動させる。
【0198】
また、カーソル201は、仮想画面上を、いわゆるジグザグスキャンするように移動させることも可能である。
【0199】
図32に戻り、ステップS23において、ジョイスティック410がセレクト操作されたと判定された場合、ステップS29に進み、そのときカーソル201が位置している縮小画面とリンクが張られたフルモーションの画面が、上述した場合と同様にして表示される。その後、所定の時間T2(但し、時間T2は、上述した時間T1より充分短い時間(例えば、1,2秒など)が経過すると、ステップS30に進み、仮想画面上を、カーソル201が移動され、プレビュー画面が表示されて、ステップS22に戻る。
【0200】
従って、モニタ装置4の表示が、例えば図35(A)に示すような状態である場合に、ジョイスティック410がセレクト操作されたときには、そのときカーソル201が位置している縮小画面に対応するフルモーションの画面(通常の画面)が、図35(B)に示すように、モニタ装置4全体に表示される。そして、所定の時間T2が経過すると、図35(C)に示すように、次の縮小画面にカーソル201が移動した状態のプレビュー画面が表示され、その縮小画面に対応する音声が出力される。
【0201】
上述したように、カーソル201は、所定の時間T1が経過するごとに、次の縮小画面に自動的に移動して行くが、その所定の時間T1の間待っているのが煩わしい場合には、ユーザは、ジョイスティック410をセレクト操作することで、即座に次の縮小画面にカーソル201を移動させることができる。
【0202】
なお、図35に示した実施例では、カーソル201の移動は、図34に示したような順序で行われるようになされている。
【0203】
また、以上においては、ジョイスティック410がセレクト操作されたときにカーソル201が位置している縮小画面に対応するフルモーションの画面を表示させてから、カーソル201を次の縮小画面に移動させるようにしたが、カーソル201は、特にフルモーションの画面を表示することなく、移動させることも可能である。但し、ジョイスティック410がセレクト操作されたときに、カーソル201の移動だけ行うよりも、フルモーションの画面の表示や、その他ビープ音などの出力を行ってから、カーソルの移動を行う方が、受信機2において、ジョイスティック410がセレクト操作されたことが認識されたということを、ユーザに、より良く認識させることができる。
【0204】
以上のように、プレビューが表示された状態で、カーソル201が移動していく中で、ユーザは、自身が所望する番組(例えば、後で視聴する番組の候補の1つとしておきたいものや、初期プレビューとして表示させたい番組など)に対応する縮小画面にカーソル201が位置したときに、メモリボタン402を操作する。この場合、図32におけるステップS25において、メモリボタン402が操作されたと判定され、ステップS31に進み、図36に示すメモリ処理が行われる。
【0205】
即ち、ステップS41において、仮想画面へのデータの書き込みが禁止され、これによりプレビューは静止画像とされる。ここで、このように、プレビューを静止画像とするのは、メモリボタン402が操作されたときにカーソル201が位置している縮小画面を記憶したということを、ユーザに認識させるための、いわばユーザインターフェイス的フィードバックのためであり、必ずしもプレビューを静止画像とする必要はない。
【0206】
その後、ステップS42に進み、静止画とされたプレビューのうちの、カーソル201が位置している縮小画面が、仮想フレームメモリ49の、仮想画面を記憶する領域とは別に確保された領域(以下、適宜、マークフレームという)にコピーされる。即ち、マークフレームに、メモリボタン402が操作されたときにカーソル201が位置している縮小画面の静止画像(スチル画像)が記憶される。
【0207】
ここで、マークフレームは、図37(A)に示すように、縮小画面と同様の240×160画素でなる画像を記憶することのできる領域を1単位として、例えば3×3のマトリクス状に区分けされている。メモリボタン402が操作されると、そのときにカーソル201が位置している縮小画面の静止画像は、マークフレームの、例えば最も左上に記憶され、以下、メモリボタン402が操作されるたびに、そのときにカーソル201が位置している縮小画面の静止画像が、マークフレームの左から右、そして上から下方向に順次記憶されていくようになされている。即ち、マークフレームは、複数の縮小画面をマトリクス状に配置して記憶するようになされている。
【0208】
マークフレームに縮小画面の静止画が記憶された後、仮想画面へのデータの書き込み禁止が解除され、ステップS43に進み、その縮小画面に対応する番組の、例えば番組IDやチャンネルIDなどの必要なEPGデータが、SRAM36から読み出され、例えば図37(B)に示すような、仮想フレームメモリ49の、さらに他の領域(以下、適宜、マークリストという)にコピー(登録)される。ここで、図37(B)では、マークフレームとの対応関係が分かり易いように、マークリストを、マークフレームと同様に、マトリクス状の領域として図示してあるが、マークリストは、マトリクス状である必要はない。但し、マークフレームに記憶された縮小画面に対応するEPGデータが、マークリストのどこに記憶されているのかが、CPU29に認識可能なようにしておく必要はある。
【0209】
マークリストの登録後、ステップS44に進み、マークフレームに記憶された縮小画面の静止画の数(マークリストに記憶されたEPGデータの数)、即ち番組数が、所定の基準の数(本実施例では、例えばマークフレームに記憶可能な静止画の数としての9(=3×3)とする)となったか否かが判定される。ステップS44において、マークフレームに記憶された縮小画面の静止画(以下、静止画面という)の数が、所定の基準の数となっていないと判定された場合、メモリ処理を終了し、ステップS22(図32)に戻る。
【0210】
一方、ステップS44において、マークフレームに記憶された静止画面の数が、所定の基準の数となったと判定された場合、即ち、本実施例においては、図38に示すように、マークフレームに、9個の静止画面が記憶された場合、ステップS45に進み、プレビューに代えて、マークフレームのデータが読み出され、モニタ装置4に表示される。即ち、この場合、ユーザが所望する番組の静止画面のみを3×3のマトリクス状に配列したものが表示される(このように、マークフレームの記憶内容を表示したものを、以下、適宜、フェイバリットプレビューという)。
【0211】
以上のように、フェイバリットプレビューの表示がなされた後、所定の時間(例えば、数秒などのユーザが設定可能な任意の時間)が経過すると、ステップS46に進み、図39に示す選択処理が行われる。即ち、まず最初に、ステップS51において、3×3に静止画面が配列されたフェイバリィットプレビューのうちの、例えば最も左上の静止画面の位置に、カーソル201が表示され、ステップS52に進み、カーソル201が位置している静止画面が、それに対応する縮小画面(動画)にされる。即ち、いまの場合、図40に示すように、カーソル201は、フェイバリットプレビューの最も右上の静止画面に位置しているが、その静止画面に対応する縮小画面が、仮想画面から転送される。
【0212】
さらに、ステップS52では、その縮小画面に対応する番組の音声も出力される。
【0213】
その後、ステップS53に進み、ジョイスティック410がセレクト操作されたか否かが判定され、セレクト操作されていないと判定された場合、ステップS54に進み、ジョイスティック410が方向操作されたか否かが判定される。ステップS54において、ジョイスティック410が方向操作されていないと判定された場合、ステップS53に戻る。また、ステップS54において、ジョイスティック410が方向操作されたと判定された場合、ステップS55に進み、その方向操作された方向に表示されている静止画面にカーソル201が移動される。そして、ステップS56に進み、ステップS52における場合と同様にして、カーソル201が位置している静止画面が、それに対応する縮小画面(動画)にされ、さらに、その縮小画面に対応する番組の音声が出力されて、ステップS53に戻る。
【0214】
なお、カーソル201が移動した画面が静止画面でなく、既に、ステップS52またはS56の処理により縮小画面(動画)とされている場合には、ステップS56の処理はスキップされる。
【0215】
従って、カーソル201が、フェイバリットプレビューを構成する3×3のすべての画面を指示するように移動されると、フェイバリットプレビューは、すべて動画となる。
【0216】
ユーザは、ジョイスティック410を方向操作することで、カーソル201を、真に視聴を希望する画面(縮小画面)に移動し、その位置で、ジョイスティック410をセレクト操作する。この場合、ステップS53において、ジョイスティック53がセレクト操作されたと判定され、ステップS57に進み、ジョイスティック410がセレクト操作されたときにカーソル201が位置していた縮小画面に対応するフルモーションの画面が、マークリストに登録されたEPGデータを参照することにより、上述したようにして表示され、処理を終了する。
【0217】
我々が雑誌や書籍などを読む場合には、まず大雑把に目を通し、興味を引く記載のあるページにしおりや付箋紙などを挟んでおいて、後から、そのページの詳細を読むという行動をとることが多い。上述のようにして番組の選択を行う方法は、このような行動をメタファーにしている。即ち、ユーザは、視聴を希望する幾つかの番組を、いわばそれにブックマークを付すような感覚で選択し(チャンネルマーキングし)、後で、その中から、真に視聴を希望する番組を、容易かつ迅速に選択することができる。
【0218】
さらに、従来の装置には、すべての放送チャンネルを所定の時間ずつ順次受信して表示する(以下、適宜、スキャンするという)ものがあるが、このような装置では、スキャンする順番は、例えば放送チャンネルの昇順あるいはキャリアの周波数の昇順などとされていた。本実施例で説明した装置では、仮想画面を構成する縮小画面の配列を、上述したようにカテゴリごとにしたり、また視聴する頻度の高い順にすることができるので、ブラウズモードにおいて、放送チャンネルの昇順あるいはキャリアの周波数の昇順に、カーソル201を移動させることができる他、カーソル201をカテゴリ別に移動させたり、また視聴する頻度順に移動させたりすることなどもできる。
【0219】
また、本実施例では、プレビューモードおよびブラウズモードのいずれにおいても、ジョイスティック410の方向操作により、カーソル201を希望する番組の位置に移動し、その後セレクト操作をするという同一の操作で、番組の選択を行うことができるので、即ち、番組の選択を行う場合のユーザインターフェイス(ジョイスティック410の操作)の統一が図られているので、シームレスな操作環境を提供することができる。
【0220】
なお、本実施例においては、番組選択のために、3×3個の縮小画面を、モニタ装置4に同時に表示するようにしたが、モニタ装置4に同時に表示する縮小画面の数は、これに限られるものではない。すなわち、モニタ装置4には、例えばその解像度その他に対応して、例えば4×4個の縮小画面や、3×2個の縮小画面を同時に表示させることが可能である(但し、1つの縮小画面の大きさは、最低でも、視聴者が見て、番組の内容を理解することのできる程度とする必要がある)。
【0221】
さらに、本実施例においては、受信機2とモニタ装置4とを独立した装置とするようにしたが、受信機2とモニタ装置4とは一体に構成することも可能である。
【0222】
また、本実施例では、番組選択用のデータとして、通常の番組の画面を縮小した、動画である縮小画面を送信するようにしたが、この他、番組選択用のデータとしては、番組の内容を表す静止画やテキストデータを用いることができる。
【0223】
また、本実施例においては、番組選択用のデータを送信するようにしたが、番組選択用のデータは、例えば視聴者側で生成させるようにすることも可能である。すなわち、視聴者側において、受信した通常の番組から縮小画面、あるいはその他の番組の内容を表すデータを生成するようにし、これを番組選択用のデータとして用いることも可能である。
【0224】
さらに、本実施例では、画面をスクロールさせることにより、すべての番組選択用のデータを見ることができるようにしたが、この他、例えばページめくりのように画面を切り換えるようにして、すべての番組選択用のデータを見ることができるようにすることも可能である。
【0225】
また、本実施例では、マークフレームに縮小画面の静止画(静止画面)を記憶させるようにしたが、マークフレームには、仮想画面から縮小画面を常時転送することにより、縮小画面そのものを記憶させるようにすることも可能である。但し、このようにした場合には、縮小画面は動画であるから、ユーザが、ジョイスティック410を操作したときの画面と、フェイバリットプレビューが表示されるときの画面とが異なるものとなることになる。
【0226】
さらに、本実施例においては、ブラウズモード時に、複数の縮小画面を一度に表示するようにしたが、その他、フルモーションの画面を、例えばそのチャンネル順や、キャリアの周波数順に表示するようにすることも可能である。
【0227】
但し、例えば日本では、いまのところ、VHF帯およびUHF帯の放送チャンネル、さらにはケーブルテレビジョン放送のチャンネルを合わせても、10数チャンネル程度であり、この程度のチャンネル数であれば、フルモーションの画面を順次表示するようにしても、そのすべてを表示し終えるのにそれほど時間を要しないが、将来、放送の多チャンネル化が進行した場合に、フルモーションの画面を順次表示したのでは多大な時間を要することとなる。
【0228】
従って、実施例で説明したように、ブラウズモード時には、複数の縮小画面を一度に表示するようにした方が好ましい。さらに、この場合、ユーザは、他のチャンネルでどのような番組が放送されているかを、いわば総括的に確認することができる。
【0229】
また、本実施例では、マークフレームに、所定の基準の数だけの静止画面が記憶されたときに、フェイバリットプレビューを表示するようにしたが、その他、任意のタイミングで(例えば、リモコン5の所定の操作がなされたときなど)、フェイバリットプレビューを表示するようにすることも可能である。
【0230】
さらに、マークリストに記憶されたEPGデータは、マークリストの初期化がなされるまで、保持しておくようにすることができる。この場合、電源が再投入されたときに、マークリストを参照して、マークフレームに、仮想画面から縮小画面を転送させ、例えばこれを初期プレビューとして表示させるようにすることにより、ユーザは、新たに、ブラウズモードでの番組の選択、マークフレームへの登録を行わなくても、即座に、所望する番組の選択を行うことが可能となる。
【0231】
また、本実施例では、マークフレーム(マークリストについても同様)を、3×3の静止画面の配置が可能なように構成するようにしたが、マークフレームは、その他のn×m構成とすることも可能である。
【0232】
さらに、本実施例では、マークフレームに記憶した静止画面をすべて一度に表示するようにしたが、例えばマークフレームに、多くの静止画面を配置するようにした場合には、プレビューモードにおける場合と同様に、マークフレームの一部を読み出して表示するようにすることも可能である。
【0233】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の表示制御装置および表示制御方法によれば、記憶手段に、複数の番組の画面それぞれを縮小した縮小画面を所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像を記憶させ、記憶手段に記憶された仮想的な配列画像から所定の選択エリアの複数の縮小画面を読み出し、その複数の縮小画面からなるマルチ画面を表示するようにしたので、番組数が多くても、容易に、所望する番組の内容を確認し、選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において用いられる用語を説明する図である。
【図2】アーカイブ処理を説明する図である。
【図3】本発明を適用した放送システムの一実施例の構成を示す図である。
【図4】アーカイブデータが生成される様子を示す図である。
【図5】縮小画面の配置方法を説明するための図である。
【図6】図3の実施例の一部のより詳細な構成を示す図である。
【図7】通常の番組のデータと、その縮小画面との間に張られるリンクを説明する図である。
【図8】図3の視聴者側の装置の構成例を示すブロック図である。
【図9】視聴者側の装置の接続関係を説明するための図である。
【図10】図3の受信機2の詳細構成例を示すブロック図である。
【図11】ベースユニット600の構成例を示すブロック図である。
【図12】リモートコマンダ5の構成を示す正面図である。
【図13】リモートコマンダ5の構成を示す側断面図である。
【図14】図12および図13に示すマイク部703Aの構成を示す図である。
【図15】リモートコマンダ5の未使用時の状態を表す斜視図である。
【図16】リモートコマンダ5の使用時の状態を表す斜視図である。
【図17】ジョイスティック410の本体405に対する取り付け状態を示す図である。
【図18】ジョイスティック410の構成例を示す斜視図である。
【図19】レバー162の水平面内における操作方向を示す図である。
【図20】リモートコマンダ5を左手で持った場合におけるジョイスティック410の操作を説明する斜視図である。
【図21】リモートコマンダ5を右手で持った場合におけるジョイスティック410の操作を説明する斜視図である。
【図22】リモートコマンダ5の内部の構成例を示すブロック図である。
【図23】図10の実施例の一部の動作を説明する図である。
【図24】アーカイブデータが分離される様子を示す図である。
【図25】仮想フレームメモリ49に、縮小画面がマトリクス状に配置されて記憶された状態を示す図である。
【図26】モニタ装置4に表示される縮小画面の範囲を示す図である。
【図27】モニタ装置4に縮小画面が表示された状態を示す図である。
【図28】リモートコマンダ5がスクロール操作されることにより、モニタ装置4に表示される縮小画面を説明するための図である。
【図29】リモートコマンダ5の動作を説明するフローチャートである。
【図30】DTMF信号を説明する図である。
【図31】リモートコマンダ5の他の構成例を示す図である。
【図32】動作モードがブラウズモードとされた場合の受信機2の動作を説明するフローチャートである。
【図33】ブラウズモードにおいて、カーソル201が移動される方向を説明するための図である。
【図34】ブラウズモードにおいて、カーソル201が移動される方向を説明するための図である。
【図35】図32のステップS23においてジョイスティック410がセレクト操作されたと判定された場合のモニタ装置4の表示の変化を説明するための図である。
【図36】図32のステップS31のメモリ処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図37】マークフレームおよびマークリストを示す図である。
【図38】マークフレームに9個の静止画面が記憶された状態を示す図である。
【図39】図36のステップS46の選択処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図40】図39のステップS52の処理を説明するための図である。
【符号の説明】
2 受信機
2a 受信装置
2b 処理装置
2c 記憶装置
3 パラボラアンテナ
4 モニタ装置
5 リモートコマンダ
20 フロントエンド
21 チューナ
22 QPSK復調回路
23 エラー訂正回路
24 デマルチプレクサ
25 マルチチャンネルリアルタイムデコーダ
26 MPEGオーディオデコーダ
27 NTSCエンコーダ
29 CPU
35 データバッファメモリ
36 SRAM
37 ROM
38 EEPROM
49 仮想フレームメモリ
51 ディジタル化部
52 アーカイブ化部
53 ビデオサーバ
54 送信部
201 カーソル
402 コールボタン
403 メモリボタン
404 クリアボタン
410 ジョイスティック[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a display control device and a display control method. In particular, the present invention relates to a display control apparatus and a display control method that make it possible to easily find a desired program from among programs of a plurality of broadcast channels.
[0002]
[Prior art]
In recent years, high-efficiency coding technology such as MPEG (Moving Picture Experts Group) has been applied in the United States, and cable television (CATV) and digital direct satellite broadcasting (DSS) are trademarks of Hughes Communications. )), Etc., multi-channel broadcasting is progressing.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As the number of channels increases, for example, the number of broadcast channels becomes 150 to 200, and it is not easy to find a desired program from these channels. That is, if one broadcast channel is selected, the program is actually confirmed, and if it is not what is desired, another broadcast channel is selected. When there are a large number of channels like this, the viewer will feel annoyed.
[0004]
Therefore, the applicant of the present application, for example, as Japanese Patent Application No. 6-279618, allows viewers to easily recognize the contents of programs on many channels currently being broadcast, and further, from among them, a desired one can be obtained. An apparatus that can easily and quickly select a program has been proposed.
[0005]
That is, in this apparatus, the sub-screens of the programs of the respective channels are displayed sequentially, and the viewer can attach a bookmark as a predetermined mark to the desired program while viewing the sub-screens. It has been made possible. A program with a bookmark is displayed on the main screen when a predetermined switch is operated.
[0006]
By the way, in this apparatus, when bookmarks are attached to a plurality of programs, the bookmarked programs are sequentially displayed every time a predetermined switch is operated. Therefore, if bookmarks are attached in advance to a large number of programs that are desired to be viewed, and a program to be viewed later is to be selected, if the number of programs with bookmarks increases, In order to confirm the contents of the program, a predetermined switch has to be operated, and there is a problem that makes the viewer feel bothersome.
[0007]
The present invention has been made in view of such a situation, and makes it possible to more easily confirm the contents of a program and select the program.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The display control apparatus of the present invention includes a receiving unit that receives a signal including programs of a plurality of broadcast channels, an output unit that outputs and displays the program received by the receiving unit, and the receiving unit receives the program. Storage means for storing a virtual array image in which reduced screens obtained by reducing each of the screens of a plurality of programs are arranged in a predetermined number of matrices from the signal, and stored in the storage means Arranged in a predetermined number of matrices From a virtual array image, Less than a certain number Multiple reduced screens for a given selection area Select Reading means for reading and displaying on the display means a multi-screen composed of the plurality of reduced screens; , Further comprising cursor display control means for displaying a cursor for instructing a reduced screen on the display means, and cursor moving means operated when the cursor is moved to the next reduced screen. When the direction operation by the cursor moving means is performed in a state where it is moved to the left and right ends, the reading means moves the selection area according to the direction operation, and is newly selected from the virtual array image. A plurality of reduced images in the selected area are read, and a multi-screen composed of the plurality of reduced images is displayed on the display means. It is characterized by that.
[0009]
According to the display control method of the present invention, a signal including programs of a plurality of broadcast channels is received, the received program is output and displayed on a display means, and the screens of the plurality of programs are reduced from the received signal. Virtual array image with reduced screens arranged in a predetermined number of matrices The Stored in storage means and stored in storage means Arranged in a predetermined number of matrices From a virtual array image, Less than a certain number Multiple reduced screens for a given selection area Select Read out and display a multi-screen consisting of multiple reduced screens on the display means When a cursor is operated to move the cursor while the cursor is moved to the top, bottom, left and right edges of the multi-screen, the cursor for instructing the reduced screen is displayed on the display means. Move according to the operation, read out a plurality of reduced images of the newly selected selection area from the virtual array image, and display the multi-screen consisting of the plurality of reduced images on the display means It is characterized by that.
[0010]
[Action]
In the display control apparatus of the present invention, the receiving means receives a signal including programs of a plurality of broadcast channels, and the output means outputs the program received by the receiving means to the display means for display. Yes. The storage means stores a virtual array image in which reduced screens obtained by reducing the screens of a plurality of programs are arranged in a predetermined number of matrices from the signal received by the receiving means. And the reading means is stored in the storage means Arranged in a predetermined number of matrices From a virtual array image, Less than a certain number Multiple reduced screens for a given selection area Select Read out and display a multi-screen consisting of multiple reduced screens on the display means When the cursor for instructing the reduced screen is displayed on the display means, the cursor moving means is operated when moving the cursor to the next reduced screen, and the cursor is moved to the top, bottom, left and right edges of the multi-screen, When the direction operation by the cursor moving means is performed, the selection area is moved in accordance with the direction operation, and a plurality of reduced images of the newly selected selection area are read out from the virtual array image, Display a multi-screen consisting of reduced images on the display means It is made like that.
[0011]
According to the display control method of the present invention, a virtual array image in which reduced screens obtained by reducing the screens of a plurality of programs are arranged in a predetermined number of matrices is stored in a storage unit, and stored in the storage unit. Arranged in a predetermined number of matrices From a virtual array image, Less than a certain number Multiple reduced screens for a given selection area Select Read out and display a multi-screen consisting of multiple reduced screens on the display means. When a cursor is operated to move the cursor while the cursor is moved to the top, bottom, left and right edges of the multi-screen, the cursor for instructing the reduced screen is displayed on the display means. Move according to the operation, read out a plurality of reduced images of the newly selected selection area from the virtual array image, and display the multi-screen consisting of the plurality of reduced images on the display means It is made like that.
[0012]
【Example】
Examples of the present invention will be described below, but before that, in order to clarify the correspondence between each means of the invention described in the claims and the following examples, parentheses after each means are shown. The features of the present invention are described as follows by adding the corresponding embodiment (however, an example).
[0013]
That is, the display control apparatus according to
[0015]
[0016]
[0017]
Of course, this description does not mean that the respective means are limited to those described above.
[0018]
FIG. 1 is a diagram for explaining terms used in the present invention. FIG. 1A shows a normal screen (program screen), and an original image displayed in full motion with a full size (for example, 720 × 480 pixels) and a frame rate of 30 frames / second (30 fps). Means the screen to be displayed.
[0019]
FIG. 1B shows a multi-screen (program selection screen or reduced screen arrangement), and a reduced screen having a 1/9 size (240 × 160 pixels) frame size of a normal screen (FIG. 1A). The images are arranged in a 3 × 3 matrix, and each reduced screen is an image displayed in full motion (30 fps).
[0020]
FIG. 1C shows a virtual screen. 1 to No. 6 is a virtual array image in which 6 multi-screens are arrayed in a 2 × 3 matrix, and are sequentially written into the virtual frame memory at a timing that satisfies a frame rate of 30 fps. Each reduced screen has a frame size of 1/9 (240 × 160 pixels) and is written so as to be displayed in full motion (30 fps).
[0021]
FIG. 1D shows a selection area (reading area), which is an area for selecting a multi-screen to be read out according to the cursor movement operation from the virtual screen written in the virtual frame memory. It moves up, down, left and right as it moves When each reduced screen is displayed in units of program categories or the like, the arrangement of the reduced screens constituting the virtual screen is rearranged in such program category units.
[0022]
When the image selected in the selection area is displayed on the monitor device, a multi preview screen (program selection screen) is displayed. This multi-preview screen displays a multi-screen read in response to the cursor movement operation on the monitor device from the virtual screens written in the virtual frame memory. Each reduced screen has a frame size. It is 1/9 size (240 × 160 pixels) and is displayed in full motion (30 fps).
[0023]
Next, the archiving process described in this specification will be described with reference to FIG.
[0024]
In other words, in the present invention, the screens of a plurality of programs (9 in this embodiment) are reduced (compressed) by thinning, for example, so that the number of pixels is 1/3 in the vertical direction and the horizontal direction, respectively. As a result, a reduced screen having an area reduced to 1/9 is generated. The nine reduced screens are arranged at each position of the multi-screen obtained by dividing one screen into 3 × 3, thereby corresponding to one screen (corresponding to one broadcast channel). . 1 to No. 6 multi-screens are generated. In addition, these six Nos. 1 to No. As shown in FIG. 2, the multi-screen 6 is compressed by, for example, the MPEG method, and multiplexed by the multiplexer (MPX) 211 so that it can be transmitted by one transmission channel. In the present specification, the compression multiplexing process is described as an archiving process.
[0025]
The data multiplexed as data of one transmission channel by the
[0026]
On the receiving side, the data of one transmission channel transmitted through the transmission path by the demultiplexer (DMPX) 24 is separated, and the data for the original six broadcast channels (No. 1 having nine reduced screens). To No. 6 multi-screen data).
[0027]
And the separated No. 1 to No. 6 multi-screen data (program selection screen data) is expanded (decoded) by the MPEG method and stored in the
[0028]
Then, an arbitrary 3 × 3 reduced screen area of the virtual screen is appropriately selected, output, and displayed.
[0029]
FIG. 3 shows a configuration of an embodiment of a broadcasting system to which the present invention is applied. In broadcasting stations, for example, program broadcasting by DSS is performed. That is, at the broadcasting station, a program (analog signal image and sound) of one or a plurality of broadcast channels is produced and supplied to the digitizing
[0030]
The
[0031]
In this way, the program selection data (reduced screen) is created using the program that is normally broadcast as it is, so the program selection program is created separately (independently) from the program that is normally broadcast. This saves you time and effort.
[0032]
Here, in the
[0033]
In the
[0034]
The
[0035]
In the
[0036]
The
[0037]
In the
[0038]
In the
[0039]
Note that programs and archive data of a plurality of broadcast channels are transmitted from the
[0040]
In addition, the programs of the plurality of broadcast channels (ordinary program data) are transmitted as digitized by the digitizing
[0041]
On the viewer side, data (programs and archive data of a plurality of broadcast channels) transmitted from the broadcasting station via the satellite 61 are received by the
[0042]
In the
[0043]
When data is transmitted from a broadcasting station via a cable or the like, the data is directly received by the
[0044]
FIG. 4 shows how archive data is generated in the
[0045]
As described above, the program data shown in FIG. 4 includes the audio of the program of each broadcast channel in addition to the reduced screen data.
[0046]
In addition, the
[0047]
That is, for example, as shown in FIG. 5, reduced screens having different program categories can be arranged (arranged) in the vertical direction, and reduced screens having the same program category can be arranged in the horizontal direction. . Specifically, for example, a reduced screen of a news program is arranged on the first line, a reduced screen of a movie program is arranged on the second line, and a reduced screen of a music program is arranged on the third line. Like that. In this case, the reduced screens of programs of the same category are arranged in the horizontal direction, for example, in ascending order of the broadcast channels of the programs or in alphabetical order of the program titles.
[0048]
When there are four or more categories and when there are four or more programs of a predetermined category, they are arranged on another program selection screen. A plurality of (six) program selection screens constitute one virtual frame (this will be described later).
[0049]
By displaying the multi preview screen in which the reduced screen is arranged as described above on the viewer side, the viewer views the row of the category of the desired program in the horizontal direction on the multi preview screen. Thus, a desired program can be easily found.
[0050]
Further, in this case, the cursor is displayed on a predetermined one on the reduced screen constituting the multi preview screen as shown in FIG. 5, and the viewer moves the cursor so that the viewer can select a desired program. You can easily find and select that channel.
[0051]
Next, generation of a program selection screen will be described in more detail with reference to FIG. The digitizing
[0052]
The multi-screen generation circuit 201-1 has nine RAMs 202-1-1 to 201-1-9, and the screen data of nine input programs is stored here. Then, the data of the nine screens are reduced to 1/3 in the vertical direction and the horizontal direction, thereby generating nine reduced screens. The nine reduced screens are arranged on a multi-screen obtained by dividing one screen into nine 3 × 3 screens.
[0053]
For example, when one screen (one frame) is composed of 720 × 480 pixels, this number is reduced to 1/3 in the horizontal direction and the vertical direction, that is, pixels are thinned out to 240 × 160 pixels. The image is reduced. Then, by arranging 3 × 3 images of these reduced screens in the horizontal direction and the vertical direction, one multi-screen having nine reduced screens is generated. In this multi-screen, one frame is composed of 720 × 480 pixels.
[0054]
Similar processing is performed in the other five multi-screen generation circuits 201-2 to 201-6. As a result, six multi-screens (program selection screens) each having nine reduced screens are generated.
[0055]
In this way, the six multi-screen data generated by the multi-screen generation circuits 201-1 to 201-6 are supplied to the corresponding MPEG video encoders 203-1 to 203-6, and compressed by the MPEG method. Is done. As a result, 6 pieces of archive data (for 6 broadcast channels) are obtained.
[0056]
Also, the EPG (Electrical Program Guide)
[0057]
The
[0058]
In this way, archive data including six multi-screens each having nine reduced screens (the six multi-screens constitute one virtual frame) is transmitted as a signal of one transmission channel. Is supplied to the transmission path encoding device 221-1 of the
[0059]
The error correction encoding circuit 222-1 of the transmission path encoding device 221-1 performs error correction encoding processing on the data input from the
[0060]
Thus, the transmission channel of the program selection screen is a dedicated transmission channel.
[0061]
On the other hand, video data and audio data of at least 54 programs (programs as full-size screens) are compressed by the MPEG system in the MPEG video / audio encoder /
[0062]
Then, data of one transmission channel is input to the transmission path encoding device 221-2, and error correction encoding processing and QPSK modulation processing are performed as in the transmission path encoding device 221-1. The data output from the transmission path encoding device 221-2 is converted into a signal of a predetermined frequency band corresponding to another transponder of the satellite by the up-converter 224-2, and then input to the
[0063]
Hereinafter, the data subjected to the same processing is mixed by the other transmission path encoding device 221-3, up-converter 224-3 (not shown) or transmission path encoding device 221-n and up-converter 224-n. Input to the
[0064]
The
[0065]
By the way, on the viewer side, the broadcast channel number is displayed together with a plurality of reduced screens as a multi-preview screen, and the broadcast channel of the desired program is displayed to the viewer. of It is also possible to select by entering a number. However, in that case, for example, it is conceivable that the viewer mistakes the broadcast channel or erroneously inputs a number corresponding to the broadcast channel. Therefore, from the state in which the preview as shown in FIG. 5 is displayed, it is preferable to display the screen of the program by directly selecting the reduced screen corresponding to the desired program.
[0066]
Therefore, the
[0067]
Next, FIG. 8 shows a schematic configuration example of the
[0068]
In addition, when the signal supplied from the receiving
[0069]
If the archive data includes sound, the sound is also supplied to and stored in the storage device 2c.
[0070]
When the
[0071]
The reduced screen that is read from the virtual frame memory and displayed on the
[0072]
The reduced screen displayed on the
[0073]
FIG. 9 shows the connection relationship of devices on the viewer side. As will be described later with reference to FIG. 10, the
[0074]
FIG. 10 shows an example of the internal configuration of the
[0075]
The
[0076]
For example, a CAM (Conditional Access Module) 33 configured by an IC card including a CPU, a ROM, a RAM, and the like stores a key necessary for decrypting a cipher together with a decryption program. When a broadcast station transmits data after performing encryption processing, a key and decryption processing are required to decrypt the encryption. Therefore, this key is read from the
[0077]
The
[0078]
The
[0079]
As will be described later with reference to FIG. 23, the multi-channel real-
[0080]
The data of the program selection screen is supplied to and stored in the
[0081]
As the MPEG video decoder 25-i in FIG. 23, an MPEG2 decoding LSI (STi3500) manufactured by SGS-Thomson Microelectronics can be used. The outline is introduced by Martin Bolton on pages 101 to 110 of Nikkei PB "Nikkei Electronics" 1994.14 (no. 603), pages 101 to 110, for example.
[0082]
The MPEG2-Transport stream is described in
[0083]
The
[0084]
The
[0085]
In this embodiment, these video signals and audio signals are supplied to the
[0086]
A CPU (Central Processor Unit) 29 executes various processes in accordance with programs stored in the
[0087]
A predetermined command can be directly input to the
[0088]
That is, when the
[0089]
The
[0090]
Further, when the signal supplied from the
[0091]
In an EEPROM (Electrically Erasable Programmable Read Only Memory) 38, data to be retained after the power is turned off (for example, reception history of the
[0092]
Further, the
[0093]
FIG. 11 illustrates a configuration example of the
[0094]
The
[0095]
A
[0096]
In FIG. 11, for convenience of explanation, illustration of a microphone and a speaker included in the base unit (master unit) 600 is omitted.
[0097]
Next, the
[0098]
The main body 405 is formed on the top thereof, and a
[0099]
When the
[0100]
14 shows a configuration of the
[0101]
Further, corner portions 460 and 461 are formed so as to limit the clockwise and counterclockwise rotation of the
[0102]
A
[0103]
FIG. 15 is a perspective view when the
[0104]
FIG. 16 is a perspective view when the
[0105]
As illustrated in FIG. 13, the
[0106]
In the embodiment of FIG. 12, the
[0107]
The
[0108]
In addition, the
[0109]
In addition, the
[0110]
Furthermore, as a symbol that symbolizes the movement of the cursor, an arrow pointing upward in the vicinity of the
[0111]
FIG. 17 is a top rear view of the main body 405, and only the vicinity of the
[0112]
FIG. 18 is a perspective view illustrating a configuration example of the
[0113]
FIG. 19 shows eight operating directions of the lever 162 in the horizontal plane. As shown in the figure, the lever 162 can be operated in directions in eight horizontal planes indicated by A to H.
[0114]
In this embodiment, since the
[0115]
For example, as shown in FIG. 20, when a call is made with the
[0116]
On the other hand, as shown in FIG. 21, when a call is made with the
[0117]
Further, for example, when the telephone number list is displayed on the
[0118]
FIG. 22 shows an example of the internal configuration of the
[0119]
The receiving
[0120]
The
[0121]
The
[0122]
The conduction state of these terminals of the main body 161 is monitored by the
[0123]
Next, the operation of the
[0124]
That is, when the
[0125]
As a result, the
[0126]
Assuming that data IDs (packet IDs) of
[0127]
Then, the six multi-screens stored in the
[0128]
As mentioned above, No. 1 to No. Six pieces of multi-screen data indicated by 6 are transmitted by one transmission channel (one carrier wave from one transponder). Therefore, as shown in FIG. 23, if one
[0129]
When one or more of the multi-screens constituting the program selection screen are transmitted via a transmission channel corresponding to another transponder, the reception frequency of the
[0130]
The process of receiving a plurality of program selection screens from one transmission channel (archive data) and storing them in the
[0131]
That is, when receiving the archive data in which the six program selection screens are collected, the
[0132]
Here, when the reduced screen is stored in the
[0133]
In this case, for example, each reduced screen is sequentially arranged in a predetermined number from the left end of the uppermost row of the
[0134]
In the
[0135]
For example, when the broadcast station side adds broadcast channels of programs corresponding to each reduced screen to the reduced screen, the
[0136]
Further, the reduced screen stored in the
[0137]
Therefore, in this case, it is possible to arrange the reduced screens according to the viewer's preference. That is, the arrangement of the reduced screen can be customized.
[0138]
Further, as described with reference to FIG. 5, when the reduced screens are arranged and transmitted for each program category on the broadcasting station side, the reduced screens are displayed in the arrangement state in the
[0139]
The arrangement method (arrangement order) is set according to a predetermined menu screen displayed on the
[0140]
When the reduced screen is stored in the
[0141]
Here, as described above, when a predetermined 3 × 3 range of the reduced screens stored in the
[0142]
In this case, in the
[0143]
When the cursor 201 is positioned at the center of the 3 × 3 reduced screen, for example, the
[0144]
Here, if the direction of the
[0145]
In this scroll, for example, instead of the 3 × 3 reduced screen surrounded by the thick line in FIG. 26, the 3 × 3 reduced screen surrounded by the dotted line in FIG. 4 is performed. Since the cursor 201 remains stopped at the bottom line, as a result, the cursor 201 has moved down by one line in the
[0146]
Further, for example, as shown in FIG. 28, 3 × 3 reduced screens (3 × 3 surrounded by bold lines in the figure) including reduced screens arranged (arranged) in the lowermost row of the
[0147]
Accordingly, in the state in which the
[0148]
Scrolling is performed in the same manner for the upper, left, right, diagonally upward right, diagonally downward right, diagonally upward left, and diagonally downward left directions.
[0149]
In this scroll, a signal (operation signal) corresponding to the direction operation of the
[0150]
Therefore, the operation of the
[0151]
As described above, since the preview scrolls, previews of all programs are provided to the viewer even if the number of programs is larger than the number of the reduced screens that can be simultaneously displayed on the
[0152]
The viewer operates the
[0153]
As a result, the
[0154]
That is, the viewer can view a desired program by operating the
[0155]
Note that audio is attached to the program selection screen, and the
[0156]
As described above, the eight-way operation of the
[0157]
The operation for selecting a desired program from the program selection screen has been described above. The general usage of the
[0158]
That is, first in step S1, the user determines whether to use the
[0159]
Next, in step S3, the user operates one of the direction keys constituted by the
[0160]
After moving the cursor 201 onto the desired program (reduced screen), the user operates the YES key (number key 5) in step S4. Also at this time, a DTMF signal corresponding to the
[0161]
On the other hand, when using the
[0162]
Therefore, the user proceeds to step S11 and presses the numeric key to input a telephone number. The
[0163]
When receiving the input of this signal via the receiving
[0164]
The
[0165]
As a result, the received voice transmitted from the other party via the telephone line is input to the
[0166]
In the
[0167]
In addition, the transmitted voice input from the
[0168]
In the
[0169]
When a call signal is input from the other party via the telephone line, this call signal is input to the
[0170]
At this time, the
[0171]
Note that it is possible to prevent the ringer sound from being output from the
[0172]
When the user answers the incoming call, he operates the TEL key. At this time, the
[0173]
When receiving the response signal detection signal from the
[0174]
FIG. 30 shows the structure of the DTMF signal. As shown in the figure, a DTMF (Dual Tone Muliti Frequency) signal is assigned a mixed signal of two frequencies, a low group frequency and a high group frequency, corresponding to each key. As shown in FIG. 30, the low group frequency is either 697 Hz, 770 Hz, 852 Hz, or 941 Hz, and the high group frequency is either 1209 Hz, 1336 Hz, 1477 Hz, or 1633 Hz. These frequencies are assigned.
[0175]
For example, the
[0176]
In FIG. 30, for example, a low group frequency of 697 Hz and a high group frequency of 1633 Hz are assigned to the TEL key shown in FIG. Further, for example, the frequency at the position indicated by the letters B, C, or D in FIG. 30 is assigned to the
[0177]
Therefore, for example, when the
[0178]
When the
[0179]
A signal other than the DTMF signal can be used to notify the
[0180]
FIG. 31 is a front view showing the configuration of another embodiment of the
[0181]
Also in this case, since the
[0182]
In the above, the DTMF signal generated by the
[0183]
In addition, when the
[0184]
That is, when these keys are operated, a corresponding DTMF signal is generated, a DTMF signal corresponding to the
[0185]
The
[0186]
Next, the operation of the
[0187]
That is, when the
[0188]
Here, for example, when the operation mode is the preview mode, when the
[0189]
The browse mode can be activated by selecting the
[0190]
In the initial setting process of step S21, the
[0191]
Further, in step S21, the
[0192]
Thereafter, in step S22, the audio of the program corresponding to the reduced screen on which the cursor is positioned is reproduced as described above, and the process proceeds to step S23, where it is determined whether or not the
[0193]
If it is determined in step S24 that the
[0194]
If it is determined in step S26 that the predetermined time has elapsed, the cursor 201 is moved to another reduced screen position, and the process returns to step S22. Therefore, in this case, in step S22, the audio of the program corresponding to the reduced screen to which the cursor 201 is moved is started.
[0195]
Therefore, if the
[0196]
Here, the cursor 201 can move the reduced screens constituting the virtual screen so as to point in an arbitrary order. That is, for example, as shown in FIG. 33, the cursor 201 can move the reduced screens constituting the virtual screen in order from left to right and from top to bottom.
[0197]
Furthermore, the cursor 201 can be moved as shown in FIG. 34, for example. That is, the cursor 201 is moved so that the 3 × 3 reduced screen constituting the initial preview displayed first after the transition to the browse mode is instructed in order from left to right and from top to bottom. Next, the 3 × 3 reduced screen located below the screen is displayed as a preview, and the cursor 201 is similarly moved. Hereinafter, a 3 × 3 reduced screen arranged at the lower left of the virtual screen, a 3 × 3 reduced screen arranged at the upper right, a 3 × 3 reduced screen arranged below the 3 × 3 reduced screen, and a 3 arranged below the 3 × 3 reduced screen. The cursor 201 is moved in the same manner for the × 3 reduced screen.
[0198]
The cursor 201 can also be moved on the virtual screen so as to perform a so-called zigzag scan.
[0199]
Returning to FIG. 32, if it is determined in step S23 that the
[0200]
Therefore, when the display of the
[0201]
As described above, the cursor 201 automatically moves to the next reduced screen every time the predetermined time T1 elapses. If it is troublesome to wait for the predetermined time T1, The user can immediately move the cursor 201 to the next reduced screen by selecting the
[0202]
In the embodiment shown in FIG. 35, the cursor 201 is moved in the order shown in FIG.
[0203]
In the above, when the
[0204]
As described above, while the cursor 201 moves while the preview is displayed, the user can select a program he / she desires (for example, one to be set as one of program candidates to be watched later, When the cursor 201 is positioned on the reduced screen corresponding to a program to be displayed as an initial preview, the
[0205]
That is, in step S41, the writing of data to the virtual screen is prohibited, whereby the preview is a still image. Here, the preview is set as a still image in this manner so that the user can recognize that the reduced screen on which the cursor 201 is located is stored when the
[0206]
Thereafter, the process proceeds to step S42, in which the reduced screen in which the cursor 201 is located in the preview made as a still image is an area secured in the
[0207]
Here, as shown in FIG. 37A, the mark frame is divided into, for example, a 3 × 3 matrix with an area that can store an image of 240 × 160 pixels similar to the reduced screen as one unit. Has been. When the
[0208]
After the still image of the reduced screen is stored in the mark frame, the prohibition of writing data to the virtual screen is released, and the process proceeds to step S43, and the program ID, channel ID, and the like of the program corresponding to the reduced screen are required. The EPG data is read from the
[0209]
After registration of the mark list, the process proceeds to step S44, where the number of still images on the reduced screen stored in the mark frame (the number of EPG data stored in the mark list), that is, the number of programs is a predetermined reference number (this embodiment). In the example, for example, it is determined whether or not the number of still images that can be stored in the mark frame is 9 (= 3 × 3). If it is determined in step S44 that the number of still images (hereinafter referred to as still images) of the reduced screen stored in the mark frame is not a predetermined reference number, the memory processing is terminated, and step S22 ( Returning to FIG.
[0210]
On the other hand, if it is determined in step S44 that the number of still screens stored in the mark frame has reached the predetermined reference number, that is, in this embodiment, as shown in FIG. When nine still screens are stored, the process proceeds to step S45, where the mark frame data is read out and displayed on the
[0211]
As described above, after a favorite preview is displayed, when a predetermined time (for example, an arbitrary time that can be set by the user such as several seconds) has elapsed, the process proceeds to step S46, and the selection process shown in FIG. 39 is performed. . That is, first, in step S51, the cursor 201 is displayed at the position of, for example, the upper left still screen in the favorite preview in which the still screens are arranged in 3 × 3, and the process proceeds to step S52. The still screen on which 201 is located is made a corresponding reduced screen (moving image). That is, in this case, as shown in FIG. 40, the cursor 201 is positioned on the still picture on the upper right of the favorite preview, but the reduced screen corresponding to the still picture is transferred from the virtual screen.
[0212]
In step S52, the audio of the program corresponding to the reduced screen is also output.
[0213]
Thereafter, the process proceeds to step S53, where it is determined whether or not the
[0214]
If the screen on which the cursor 201 has moved is not a still screen but has already been reduced (moving image) in step S52 or S56, the process in step S56 is skipped.
[0215]
Accordingly, when the cursor 201 is moved so as to indicate all the 3 × 3 screens constituting the favorite preview, the favorite preview becomes all moving images.
[0216]
The user operates the
[0217]
When we read magazines, books, etc., we first take a rough look, put a bookmark or sticky note on a page with interesting descriptions, and later read the details of the page. I often take it. The method of selecting a program as described above uses such behavior as a metaphor. That is, the user selects several programs that he / she wants to watch as if he / she bookmarks them (channel marking), and later, he / she can easily and easily select a program that he / she really wants to watch. You can choose quickly.
[0218]
Furthermore, some conventional apparatuses sequentially receive and display all broadcast channels for a predetermined time (hereinafter, referred to as appropriate). In such apparatuses, the scan order is, for example, broadcast. It was supposed to be ascending order of channel or ascending order of carrier frequency. In the apparatus described in the present embodiment, the arrangement of the reduced screens constituting the virtual screen can be classified for each category as described above, or in the order of frequency of viewing. Alternatively, the cursor 201 can be moved in ascending order of the carrier frequency, the cursor 201 can be moved by category, or can be moved in the order of viewing frequency.
[0219]
Further, in this embodiment, in both the preview mode and the browse mode, the program can be selected by the same operation of moving the cursor 201 to the desired program position by the direction operation of the
[0220]
In this embodiment, 3 × 3 reduced screens are simultaneously displayed on the
[0221]
Furthermore, in the present embodiment, the
[0222]
In the present embodiment, as the data for selecting a program, a reduced screen that is a moving image, which is a reduced screen of a normal program, is transmitted. Still image or text data representing can be used.
[0223]
In this embodiment, the program selection data is transmitted. However, the program selection data can be generated on the viewer side, for example. That is, on the viewer side, it is possible to generate a reduced screen or data representing the contents of another program from the received normal program and use this as data for selecting a program.
[0224]
Furthermore, in this embodiment, it is possible to view all program selection data by scrolling the screen. However, in addition to this, all programs can be switched by switching the screen, for example, turning pages. It is also possible to view the data for selection.
[0225]
In this embodiment, the still image (still screen) of the reduced screen is stored in the mark frame. However, the reduced screen itself is stored in the mark frame by always transferring the reduced screen from the virtual screen. It is also possible to do so. However, in this case, since the reduced screen is a moving image, the screen when the user operates the
[0226]
Furthermore, in the present embodiment, a plurality of reduced screens are displayed at a time in the browse mode, but in addition, a full motion screen is displayed, for example, in the order of the channel or the frequency of the carrier. Is also possible.
[0227]
However, in Japan, for example, the VHF band and UHF band broadcast channels, and even the cable television broadcast channels, are about 10 channels at present. Even if the screens are sequentially displayed, it does not take much time to finish displaying all of them, but if the multi-channel broadcasting is progressed in the future, it will be much more difficult to display the full motion screens sequentially. It will take a long time.
[0228]
Therefore, as described in the embodiment, it is preferable to display a plurality of reduced screens at a time in the browse mode. Furthermore, in this case, the user can comprehensively check what programs are being broadcast on other channels.
[0229]
In this embodiment, a favorite preview is displayed when a predetermined number of still screens are stored in the mark frame. However, the favorite preview is displayed at any other timing (for example, a predetermined number of remote controllers 5). It is also possible to display a favorite preview when the operation is performed.
[0230]
Further, the EPG data stored in the mark list can be held until the mark list is initialized. In this case, when the power is turned on again, by referring to the mark list and transferring the reduced screen from the virtual screen to the mark frame, for example, displaying this as an initial preview, the user can In addition, it is possible to immediately select a desired program without selecting a program in the browse mode and registering it in a mark frame.
[0231]
Further, in this embodiment, the mark frame (same for the mark list) is configured so that a 3 × 3 still screen can be arranged, but the mark frame has other n × m configurations. It is also possible.
[0232]
Furthermore, in this embodiment, all the still screens stored in the mark frame are displayed at one time. However, for example, when many still screens are arranged in the mark frame, the same as in the preview mode. In addition, a part of the mark frame can be read and displayed.
[0233]
【The invention's effect】
As described above, according to the display control device and the display control method of the present invention, the storage means A virtual array image in which reduced screens obtained by reducing the screens of a plurality of programs are arranged in a predetermined number of matrixes is stored, and a plurality of reduced screens in a predetermined selection area are stored from the virtual array images stored in the storage means. A multi-screen consisting of multiple reduced screen Since it is displayed, even if the number of programs is large, it becomes possible to easily confirm and select the contents of the desired program.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating terms used in the present invention.
FIG. 2 is a diagram for explaining archive processing;
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of an embodiment of a broadcasting system to which the present invention is applied.
FIG. 4 is a diagram showing how archive data is generated.
FIG. 5 is a diagram for explaining a method of arranging a reduced screen.
6 is a diagram showing a more detailed configuration of a part of the embodiment of FIG. 3; FIG.
FIG. 7 is a diagram for explaining a link established between normal program data and a reduced screen thereof.
8 is a block diagram illustrating a configuration example of an apparatus on the viewer side in FIG. 3;
FIG. 9 is a diagram for explaining a connection relationship of devices on the viewer side.
10 is a block diagram illustrating a detailed configuration example of the
11 is a block diagram illustrating a configuration example of a
FIG. 12 is a front view showing the configuration of the
FIG. 13 is a side sectional view showing the configuration of the
14 is a diagram showing a configuration of a
FIG. 15 is a perspective view showing a state when the
FIG. 16 is a perspective view showing a state when the
17 is a diagram showing a state where the
18 is a perspective view showing a configuration example of a
FIG. 19 is a diagram illustrating an operation direction of the lever 162 in the horizontal plane.
FIG. 20 is a perspective view for explaining the operation of the
FIG. 21 is a perspective view for explaining the operation of the
22 is a block diagram showing an example of the internal configuration of the
FIG. 23 is a diagram for explaining a part of the operation of the embodiment of FIG. 10;
FIG. 24 is a diagram illustrating a state where archive data is separated.
FIG. 25 is a diagram showing a state in which reduced screens are arranged and stored in a matrix in the
FIG. 26 is a diagram showing a range of a reduced screen displayed on the
FIG. 27 is a diagram showing a state in which a reduced screen is displayed on the
FIG. 28 is a diagram for explaining a reduced screen displayed on the
FIG. 29 is a flowchart for explaining the operation of the
FIG. 30 is a diagram illustrating a DTMF signal.
31 is a diagram showing another configuration example of the
FIG. 32 is a flowchart for explaining the operation of the
FIG. 33 is a diagram for describing a direction in which a cursor 201 is moved in a browse mode.
FIG. 34 is a diagram for describing a direction in which a cursor 201 is moved in the browse mode.
35 is a diagram for describing a change in display on the
FIG. 36 is a flowchart for explaining details of the memory processing in step S31 of FIG. 32;
FIG. 37 is a diagram illustrating a mark frame and a mark list.
FIG. 38 is a diagram illustrating a state in which nine still screens are stored in a mark frame.
FIG. 39 is a flowchart for explaining details of the selection process in step S46 of FIG. 36;
FIG. 40 is a diagram for explaining the process of step S52 of FIG. 39;
[Explanation of symbols]
2 receivers
2a Receiver
2b Processing device
2c storage device
3 Parabolic antenna
4 Monitor device
5 Remote Commander
20 Front end
21 tuner
22 QPSK demodulation circuit
23 Error correction circuit
24 Demultiplexer
25 Multi-channel real-time decoder
26 MPEG audio decoder
27 NTSC encoder
29 CPU
35 Data buffer memory
36 SRAM
37 ROM
38 EEPROM
49 Virtual frame memory
51 Digitization section
52 Archive Department
53 Video server
54 Transmitter
201 cursor
402 Call button
403 Memory button
404 Clear button
410 Joystick
Claims (7)
前記複数の放送チャンネルの番組を含む信号を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記番組を前記表示手段に出力して表示させる出力手段と、
前記受信手段により受信された前記信号より、複数の前記番組の画面それぞれを縮小した縮小画面を所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像から、前記所定数より少ない数の所定の選択エリアの複数の縮小画面を選択して読み出し、その複数の縮小画面からなるマルチ画面を前記表示手段に表示させる読み出し手段と、
前記縮小画面を指示するためのカーソルを前記表示手段に表示させるカーソル表示制御手段と、
前記カーソルを、次の前記縮小画面に移動させるときに操作されるカーソル移動手段と
をさらに備え、
前記カーソルが前記マルチ画面の上下左右の端まで移動された状態で、前記カーソル移動手段による方向操作が行われた場合、
前記読み出し手段は、前記選択エリアを、前記方向操作に応じて移動させ、前記仮想的な配列画像から、新たに選択された前記選択エリアの複数の縮小画像を読み出して、その複数の縮小画像からなるマルチ画面を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする表示制御装置。A display control device for controlling display of programs of a plurality of broadcast channels in a display means for displaying information,
Receiving means for receiving a signal including programs of the plurality of broadcast channels;
Output means for outputting and displaying the program received by the receiving means on the display means;
Storage means for storing virtual array images in which reduced screens obtained by reducing the screens of the plurality of programs are arrayed in a predetermined number of matrices from the signal received by the receiving means;
From the virtual array images arranged in a matrix of the predetermined number stored in the storage means, a plurality of reduced screens of a predetermined selection area having a number smaller than the predetermined number are selected and read out, and the plurality of reduced screens Reading means for causing the display means to display a multi-screen comprising :
Cursor display control means for causing the display means to display a cursor for instructing the reduced screen;
Cursor moving means operated when moving the cursor to the next reduced screen;
Further comprising
When the cursor is moved to the top, bottom, left and right edges of the multi-screen, and the direction operation by the cursor moving means is performed,
The reading means moves the selection area according to the direction operation, reads a plurality of reduced images of the selection area newly selected from the virtual array image, and reads the plurality of reduced images from the reduced images. To display on the display means
A display control device characterized by that .
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。The display control apparatus according to claim 1, further comprising the display unit.
前記カーソルは、前記カーソル表示制御手段の制御により、前記表示手段に表示された前記マルチ画面を構成する複数の縮小画面それぞれを、所定の時間単位で指示しながら移動し、
前記記憶手段は、前記番組指定手段が操作されたときに、前記カーソルが指示している前記縮小画面に対応する番組のEPG(Electrical Program Guide)データを、さらに記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。In the state where the multi-screen is displayed on the display unit, the display unit further includes a program designating unit operated when designating a predetermined program designated by the cursor from the multi-screen,
The cursor moves while instructing each of a plurality of reduced screens constituting the multi-screen displayed on the display unit by a predetermined time unit under the control of the cursor display control unit,
The storage means further stores EPG (Electrical Program Guide) data of a program corresponding to the reduced screen indicated by the cursor when the program specifying means is operated. the display control device according to 1.
ことを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。The display control apparatus according to claim 3 , wherein the cursor moving unit is operated when the cursor is moved to the next reduced screen before the predetermined time elapses.
ことを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。The display control apparatus according to claim 3 , wherein the storage unit further stores a still image of the reduced screen specified by operating the program specifying unit.
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。The display control apparatus according to claim 1, further comprising: a reception designation unit that is operated when causing the reception unit to receive a program.
前記複数の放送チャンネルの番組を含む信号を受信し、
受信された前記番組を前記表示手段に出力して表示させ、
受信された前記信号より、複数の前記番組の画面それぞれを縮小した縮小画面を所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像を記憶手段に記憶させ、
前記記憶手段に記憶された前記所定数のマトリクス状に配列した仮想的な配列画像から、前記所定数より少ない数の所定の選択エリアの複数の縮小画面を選択して読み出し、その複数の縮小画面からなるマルチ画面を前記表示手段に表示させ、
前記縮小画面を指示するためのカーソルを前記表示手段に表示させ、
前記カーソルが前記マルチ画面の上下左右の端まで移動された状態で、前記カーソルを移動させる方向操作が行われた場合、
前記選択エリアを、前記方向操作に応じて移動させ、前記仮想的な配列画像から、新たに選択された前記選択エリアの複数の縮小画像を読み出して、その複数の縮小画像からなるマルチ画面を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする表示制御方法。In a display control method for controlling display of a program of a plurality of broadcast channels in a display means for displaying information,
Receiving a signal including programs of the plurality of broadcast channels;
Outputting and displaying the received program on the display means;
From the received signal, a virtual array image in which a reduced screen obtained by reducing each of the screens of the plurality of programs is arranged in a predetermined number of matrix shapes is stored in the storage means,
From the virtual array images arranged in a matrix of the predetermined number stored in the storage means, a plurality of reduced screens of a predetermined selection area smaller than the predetermined number are selected and read out, and the reduced screens the multi-screen consisting of is displayed on the display means,
A cursor for indicating the reduced screen is displayed on the display means;
When a direction operation for moving the cursor is performed in a state where the cursor is moved to the top, bottom, left and right edges of the multi-screen,
The selected area is moved according to the direction operation, and a plurality of reduced images of the newly selected selection area are read from the virtual array image, and a multi-screen including the plurality of reduced images is displayed. A display control method characterized by displaying on a display means .
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