JP4968335B2 - 計測部材、センサ、計測方法、露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法 - Google Patents

計測部材、センサ、計測方法、露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4968335B2
JP4968335B2 JP2009519256A JP2009519256A JP4968335B2 JP 4968335 B2 JP4968335 B2 JP 4968335B2 JP 2009519256 A JP2009519256 A JP 2009519256A JP 2009519256 A JP2009519256 A JP 2009519256A JP 4968335 B2 JP4968335 B2 JP 4968335B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
optical system
measurement
substrate
exposure apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009519256A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008153023A1 (ja
Inventor
雅之 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2009519256A priority Critical patent/JP4968335B2/ja
Publication of JPWO2008153023A1 publication Critical patent/JPWO2008153023A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4968335B2 publication Critical patent/JP4968335B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/7085Detection arrangement, e.g. detectors of apparatus alignment possibly mounted on wafers, exposure dose, photo-cleaning flux, stray light, thermal load
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70591Testing optical components
    • G03F7/706Aberration measurement
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7023Aligning or positioning in direction perpendicular to substrate surface
    • G03F9/7034Leveling
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7073Alignment marks and their environment
    • G03F9/7076Mark details, e.g. phase grating mark, temporary mark

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、露光装置に用いられる計測部材、センサ、計測方法、露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法に関する。
本願は、2007年6月11日に出願された特願2007−154020号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
フォトリソグラフィ工程で用いられる露光装置は、マスクのパターンの像を基板に投影する投影光学系を備えている。下記特許文献には、投影光学系の空間像を計測する技術の一例が開示されている。投影光学系の空間像を計測する際、投影光学系の物面側には計測用のマークが配置され、投影光学系の像面側には、遮光膜に形成された開口を有するセンサが配置される。
米国特許公開第2002/041377号明細書
マークに露光光を照射する際、例えば露光光の照射状態、あるいはマークの構造等によって、投影光学系によるマークの像の投影状態が変化する可能性がある。その場合、投影光学系の空間像を良好に計測できなくなる可能性がある。
本発明は、空間像を良好に計測できる計測部材、センサ、計測方法を提供することを目的とする。また本発明は、空間像を良好に計測して、基板を良好に露光できる露光装置、露光方法、及びその露光装置、露光方法を用いるデバイス製造方法を提供することを目的とする。
本発明を例示する各態様としては実施の形態に示す各図に対応付けした以下の構成を採用している。但し、各要素に付した括弧付き符号はその要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。
本発明を例示する第1の態様に従えば、露光装置(EX)に用いられる計測部材であって、第1面(21)と、第1面(21)に配置され、それぞれが第1方向(X)に関する位置に応じた向きを有する複数の第1マーク(22)と、を備える計測部材(20)が提供される。
また、本発明を例示する態様に従えば、露光装置に用いられる計測部材であって、第1面を有する基材と、前記基材に設けられ、前記第1面の第1方向の異なる位置に配置される複数のマーク形成領域の各々に形成される第1パターンとを備え、複数の前記第1パターンは、前記第1方向に関する位置によって決められた向きを有する計測部材が提供される。また、本発明を例示する態様に従えば、投影光学系を介した露光光で基板を露光する露光装置であって、前記投影光学系の物面側に配置され、前記投影光学系による空間像の計測に用いられる計測部材と、を備え、前記計測部材は、第1面を有する基材と、前記基材に設けられ、前記第1面の第1方向の異なる位置に配置される複数のマーク形成領域の各々に形成される第1パターンとを備え、複数の前記第1パターンは、前記第1方向に関する位置によって決められた向きを有する露光装置が提供される。本発明を例示する態様に従えば、上記の態様の露光装置を用いて基板を露光することと、露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法が提供される。本発明を例示する態様に従えば、投影光学系の空間像の計測方法であって、前記投影光学系の物面側に、前記物面の第1方向の異なる位置に配置されるマーク形成領域の各々に形成され、前記第1方向に関する位置によって決められた向きを有する複数の第1パターンを配置することと、前記投影光学系により投影された前記第1パターンの像を空間像計測センサで計測することと、を含む計測方法が提供される。本発明を例示する態様に従えば、露光光で基板を露光する露光方法であって、上記の態様の計測方法を用いて前記投影光学系の空間像を計測することと、前記計測された前記投影光学系から射出される前記露光光で前記基板を露光することと、を含む露光方法が提供される。本発明を例示する態様に従えば、上記の態様の露光方法を用いて基板を露光することと、露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法が提供される。

本発明を例示する第1の態様によれば、空間像を良好に計測できる。
本発明を例示する第2の態様に従えば、露光装置(EX)に用いられるセンサであって、第1マーク(22)からの光(EL)が入射可能な開口(33)を有する遮光膜(34)と、第1マーク(22)の向きに応じて、遮光膜(34)を回転させる駆動装置(35)と、を備えたセンサ(30)が提供される。
本発明を例示する第2の態様によれば、空間像を良好に計測できる。
本発明を例示する第3の態様に従えば、露光光(EL)で基板(P)を露光する露光装置であって、第1の態様の計測部材(20)を備えた露光装置(EX)が提供される。
本発明を例示する第3の態様によれば、基板を良好に露光できる。
本発明を例示する第4の態様に従えば、露光光(EL)で基板(P)を露光する露光装置であって、第2の態様のセンサ(30)を備えた露光装置(EX)が提供される。
本発明を例示する第4の態様によれば、基板を良好に露光できる。
本発明を例示する第5の態様に従えば、露光光(EL)で基板(P)を露光する露光装置であって、投影光学系(PL)と、投影光学系(PL)の物面側に配置され、第1面(21)と、第1面(21)に配置された複数の第1マーク(22)とを有し、投影光学系(PL)による空間像の計測に用いられる計測部材(20)と、露光光(EL)により第1面(22)を第1方向(X)に長い照明領域(IR)で照明する照明光学系(IR)と、を備え、第1マーク(22)のそれぞれは、照明領域(IR)内の第1方向(X)に関する位置に応じた向きを有する露光装置(EX)が提供される。
本発明を例示する第5の態様によれば、基板を良好に露光できる。
本発明を例示する第6の態様に従えば、第3の態様、第4の態様、及び第5の態様のいずれか一つの露光装置(EX)を用いて基板(P)を露光することと、露光された基板(P)を現像することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明を例示する第6の態様によれば、基板を良好に露光できる露光装置を用いてデバイスを製造できる。
本発明を例示する第7の態様に従えば、投影光学系(PL)の空間像の計測方法であって、投影光学系(PL)の物面側に、第1方向(X)に関する位置に応じた向きがそれぞれ異なる複数の第1マーク(22)を配置することと、照明光学系(IL)の照明領域(IR)内に第1マーク(22)を配置して、第1マーク(22)を照明光学系(IL)からの露光光(EL)で照明することと、投影光学系(PL)により投影された第1マーク(22)の像を空間像計測センサ(30)で計測することと、を含む計測方法が提供される。
本発明を例示する第7の態様によれば、空間像を良好に計測できる。
本発明を例示する第8の態様に従えば、露光光(EL)で基板(P)を露光する露光方法であって、第7の態様の計測方法を用いて投影光学系(PL)の空間像を計測することと、計測された投影光学系(PL)から射出される露光光(EL)で基板(P)を露光することと、を含む露光方法が提供される。
本発明を例示する第8の態様によれば、基板を良好に露光できる。
本発明を例示する第9の態様に従えば、第8の態様の露光方法を用いて基板(P)を露光することと、露光された基板(P)を現像することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明を例示する第9の態様によれば、基板を良好に露光できる露光方法を用いてデバイスを製造できる。
本発明によれば、空間像を良好に計測できる。また本発明によれば、基板を良好に露光でき、良好なデバイスを製造できる。
第1実施形態に係る露光装置の一例を示す概略構成図である。 第1実施形態に係るマスクステージの近傍を示す側面図である。 第1実施形態に係るマスクステージを下側から見た平面図である。 第1実施形態に係る計測部材を示す図である。 各計測マーク同士の位置関係を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る計測部材を示す断面図である。 第1実施形態に係る基板ステージを示す斜視図である。 第1実施形態に係る空間像計測センサの一部を示す平面図である。 第1実施形態に係る露光装置の動作の一例を説明するための図である。 第1実施形態に係る計測マークと露光光との関係を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る計測マークと露光光との関係を説明するための模式図である。 比較例に係る計測マークと露光光との関係を説明するための模式図である。 比較例に係る計測マークと露光光との関係を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る遮光膜の開口と計測マークの像との関係を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る遮光膜の開口と計測マークの像との関係を説明するための模式図である。 第2実施形態に係る計測部材を示す図である。 第3実施形態に係る空間像計測センサの一部を示す平面図である。 マスクの一例を示す図である。 マイクロデバイスの製造工程の一例を示すフローチャート図である。
符号の説明
1…マスクステージ、2…基板ステージ、5…制御装置、20…計測部材、21…基準面、22…計測マーク、30…空間像計測センサ、32…受光器、33…開口、34…遮光膜、35…駆動装置、EL…露光光、EX…露光装置、IL…照明光学系、M…マスク、P…基板、PL…投影光学系
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら例示的に説明するが、本発明はこれに限定されない。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る露光装置EXの一例を示す概略構成図である。図1において、露光装置EXは、パターンが形成されたマスクMを保持しながら移動可能なマスクステージ1と、デバイスを形成するための基板Pを保持しながら移動可能な基板ステージ2と、マスクステージ1に保持されているマスクMを露光光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板Pに投影する投影光学系PLと、マスクステージ1及び基板ステージ2の位置情報を計測するレーザ干渉計3M、3Pを含む干渉計システム3と、露光装置EX全体の動作を制御する制御装置5とを備えている。
本実施形態の露光装置EXは、極端紫外光で基板Pを露光するEUV露光装置である。極端紫外光は、例えば波長5〜50nm程度の軟X線領域の電磁波である。以下の説明において、極端紫外光を適宜、EUV光、と称する。一例として、本実施形態では、波長13.5nmのEUV光を露光光ELとして用いる。
露光装置EXは、少なくとも露光光ELが通過する所定空間を真空状態(例えば、1.3×10−3Pa以下)に調整する真空システムを有するチャンバ装置4を備えている。これにより、露光光(EUV光)ELの減衰が抑制される。
基板Pは、半導体ウエハ等の基材上に感光材(レジスト)等の膜が形成されたものを含む。マスクMは、基板P上に投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含む。本実施形態においては、マスクMは、EUV光を反射可能な多層膜を有する反射型マスクである。マスクMの基材は、超低熱膨張材料で形成されており、その基材上に多層膜が形成されている。多層膜は、例えばMo/Si多層膜、Mo/Be多層膜を含む。パターンは、多層膜上に形成された吸収膜によって形成されている。吸収膜は、例えばCr、Ta、TaN等を含む。露光装置EXは、多層膜及び吸収膜によってパターンが形成されたマスクMの表面(パターン形成面、反射面)を露光光(EUV光)ELで照明し、そのマスクMで反射した露光光ELで基板Pを露光する。
本実施形態の露光装置EXは、マスクMと基板Pとを所定の走査方向に同期移動しつつ、マスクMのパターンの像を基板Pに投影する走査型露光装置(所謂スキャニングステッパ)である。基板Pの露光時において、マスクM及び基板Pは、XY平面内の所定の走査方向に移動される。本実施形態においては、基板Pの走査方向(同期移動方向)をY軸方向とし、マスクMの走査方向(同期移動方向)もY軸方向とする。露光装置EXは、基板Pを投影光学系PLの投影領域PRに対してY軸方向に移動するとともに、その基板PのY軸方向への移動と同期して、照明光学系ILの照明領域IRに対してマスクMをY軸方向に移動しながら、そのマスクMに露光光ELを照射する。マスクMを介した露光光ELは、投影光学系PLを介して基板Pに照射される。
照明光学系ILは、複数の光学素子IR〜IRを含み、マスクM上の所定の照明領域IRを均一な照度分布の露光光ELで照明する。光学素子IR〜IRは、EUV光を反射可能な多層膜を備えた多層膜反射鏡を含む。光学素子IR〜IRの多層膜は、例えばMo/Si多層膜、Mo/Be多層膜を含む。照明光学系ILにより照明され、マスクMの表面で反射した露光光ELは、投影光学系PLの物面側から投影光学系PLに入射する。
照明光学系ILは、光源8からの露光光ELでマスクMを照明する。本実施形態の光源8は、レーザ励起型プラズマ光源であって、ハウジング9と、レーザ光を射出するレーザ装置10と、キセノンガス等のターゲット材料をハウジング9内に供給する供給部材11とを含む。レーザ装置10から射出され、集光光学系12で集光されたレーザ光は、供給部材11の先端から射出されるターゲット材料に照射される。レーザ光が照射されたターゲット材料は、プラズマ化してEUV光を含む光(露光光EL)を発生する。供給部材11の先端で発生した光は、コンデンサ13によって集光される。コンデンサ13を介した光は、ハウジング9の外側に配置されているコリメータミラーとして機能する光学素子IRに入射する。なお、光源は、放電型プラズマ光源や他の光源でもよい。
マスクステージ1は、マスクMを保持するマスクホルダ1Hを有する。本実施形態においては、マスクホルダ1Hは、マスクMの表面が−Z側を向き、マスクMの表面とXY平面とがほぼ平行となるように、マスクMを保持する。マスクステージ1は、例えばリニアモータ等のアクチュエータを含む第1駆動システム1Dにより、マスクホルダ1HでマスクMを保持しながら、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6つの方向に移動可能である。マスクステージ1(マスクM)の位置情報は、干渉計システム3のレーザ干渉計3Mによって計測される。レーザ干渉計3Mは、マスクステージ1に設けられた計測ミラー1Rを用いて、マスクステージ1のX軸、Y軸、及びθZ方向に関する位置情報を計測する。また、マスクステージ1に保持されているマスクMの表面の面位置情報(Z軸、θX、及びθYに関する位置情報)は、フォーカス・レベリング検出システム6によって検出される。フォーカス・レベリング検出システム6は、マスクMの表面に対して傾斜方向から検出光を照射する照射器6Aと、マスクMの表面で反射した検出光を受光可能な受光器6Bとを備えており、マスクMの表面の面位置情報を検出可能である。制御装置5は、レーザ干渉計3Mの計測結果及びフォーカス・レベリング検出システム6の検出結果に基づいて、マスクステージ1に保持されているマスクMの位置を制御する。
本実施形態において、照明光学系ILは、マスクMの表面に対して、傾斜方向から露光光ELを照射する。
投影光学系PLは、複数の光学素子PR〜PRを含み、物体(マスク)面側が非テレセントリックで、像面(ウエハ)面側がテレセントリックな反射光学系であり、マスクMのパターンの像を所定の投影倍率で基板Pに投影する。光学素子PR〜PRは、EUV光を反射可能な多層膜を備えた多層膜反射鏡を含む。光学素子PR〜PRの多層膜は、例えばMo/Si多層膜、Mo/Be多層膜を含む。投影光学系PLの物面側から投影光学系PLに入射した露光光ELは、投影光学系PLの像面側に射出され、基板Pに入射する。
基板ステージ2は、基板Pを保持する基板ホルダ2Hを有する。本実施形態においては、基板ホルダ2Hは、基板Pの表面が+Z側を向き、基板Pの表面とXY平面とがほぼ平行となるように、基板Pを保持する。基板ステージ2は、例えばリニアモータ等のアクチュエータを含む第2駆動システム2Dにより、基板ホルダ2Hで基板Pを保持しながら、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6つの方向に移動可能である。基板ステージ2(基板P)の位置情報は、干渉計システム3のレーザ干渉計3Pによって計測される。レーザ干渉計3Pは、基板ステージ2に設けられた計測ミラー2Rを用いて、基板ステージ2のX軸、Y軸、及びθZ方向に関する位置情報を計測する。また、基板ステージ2に保持されている基板Pの表面の面位置情報(Z軸、θX、及びθYに関する位置情報)は、フォーカス・レベリング検出システム7によって検出される。フォーカス・レベリング検出システム7は、基板Pの表面に対して傾斜方向から検出光を照射する照射器7Aと、基板Pの表面で反射した検出光を受光可能な受光器7Bとを備えており、基板Pの表面の面位置情報を検出可能である。制御装置5は、レーザ干渉計3Pの計測結果及びフォーカス・レベリング検出システム7の検出結果に基づいて、基板ステージ2に保持されている基板Pの位置を制御する。
露光光ELを用いてマスクMのパターンの像を基板Pに投影するために、図1に示すように、マスクMがマスクステージ1のマスクホルダ1Hに保持され、基板Pが基板ステージ2の基板ホルダ2Hに保持される。光源装置8より露光光(EUV光)ELが射出されると、照明光学系ILは、光源装置8からの露光光ELを、多層膜反射鏡からなる複数の光学素子IR〜IRのそれぞれで反射して、マスクMへ導く。マスクMは、照明光学系ILからの露光光ELで照明される。マスクMの表面に照射され、その表面で反射した露光光ELは、投影光学系PLに入射する。投影光学系PLは、マスクMからの露光光ELを、多層膜反射鏡からなる複数の光学素子PR〜PRのそれぞれで反射して、基板Pへ導く。基板Pは、投影光学系PLを介したマスクMからの露光光ELで露光される。これにより、マスクMのパターンの像が投影光学系PLを介して基板Pに投影される。
本実施形態の露光装置EXは、投影光学系PLの空間像を計測するための計測部材20を備えている。計測部材20は、投影光学系PLの空間像を計測するための計測マーク22を備えている。計測部材20は、投影光学系PLの物面側に配置される。本実施形態においては、計測部材20は、マスクステージ1に設けられている。
また、本実施形態の露光装置EXは、例えば米国特許公開2002/0041377号公報等に開示されているような、投影光学系PLの空間像を計測する空間像計測センサ30を備えている。空間像計測センサ30は、投影光学系PLの像面側に配置される。本実施形態においては、空間像計測センサ30の少なくとも一部は、基板ステージ2に設けられている。
図2は、マスクステージ1の近傍を示す側面図、図3は、マスクステージ1を下側(−Z側)から見た平面図である。
図2及び図3において、計測部材20は、基準面21と、少なくともX軸方向に沿って基準面21に配置された複数の計測マーク22とを備える。基準面21は平面である。計測部材20の基準面21は、−Z側を向き、XY平面とほぼ平行に配置される。本実施形態においては、マスクホルダ1Hに保持されたマスクMの表面と、計測部材20の基準面21とは、実質的に同一平面内(XY平面内)に配置されている。すなわち、本実施形態においては、マスクMの表面と計測部材20の基準面21とはほぼ面一である。基準面21は、露光装置EXの基準平面として用いられる。
本実施形態において、XY平面内における基準面21の形状は、X軸方向に長い(X軸方向に沿った長軸を有する)矩形状(長方形状)である。また、XY平面内における照明光学系ILの照明領域IRの形状は、X軸方向に長い円弧状である。換言すると、本実施形態において、照明領域IRの形状は、+Y方向に凸である円弧状の延在軸(円弧軸)を有する。円弧軸の弦は、実質的にX軸に沿う。円弧軸の弦の長さは、凸部の高さに比べて大きい。なお、図3において、照明領域IRは斜線で示す領域である。図3に示すように、照明光学系ILは、露光光ELにより、基準面21をX軸方向に長い照明領域IRで照明する。
本実施形態においては、計測部材20とマスクM(マスクホルダ1H)とは、Y軸方向(走査方向)に沿って配置されている。計測部材20とマスクMとがY軸に沿って並ぶ。本実施形態においては、計測部材20は、マスクホルダ1H(マスクM)に対して−Y側に配置されている。照明領域IRに対してマスクステージ1がY軸方向に移動することによって、マスクM及び計測部材20のそれぞれは、照明光学系ILの照明領域IRに移動可能(配置可能)である。
計測マーク22は、投影光学系PLの空間像を計測するために用いられる。計測マーク22は、計測部材20の基準面21に配置されている。計測マーク22は、少なくともX軸方向に沿って基準面21に複数配置されている。計測マーク22は、マーク形成領域23に配置されている。マーク形成領域23は、少なくともX軸方向に沿って、基準面21の7ヵ所に配置されている。7つのマーク形成領域23は、X軸方向に沿って互いに離間している。
本実施形態においては、計測マーク22は、円弧状の照明領域IRの長手方向に沿って配置されている。換言すると、計測マーク22は、照明領域IRの円弧軸に沿って並ぶ。計測マーク22のそれぞれは、照明領域IRの内側に同時に配置されるように、基準面21において所定の位置関係で配置されている。所定の位置関係に基づき、すべての計測マーク22が照明領域IR内に配置される。
図4は、計測マーク22を示す模式図である。図4に示すように、複数の計測マーク22は、複数のマーク形成領域23にそれぞれ配置されている。以下の説明において、7つのマーク形成領域23を適宜、第1〜第7マーク形成領域23A〜23G、とそれぞれ称する。
図4には、第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gのうち、一例として、第1、第4、第7マーク形成領域23A、23D、23Gに配置されている計測マーク22が拡大して図示されている。
図4に示すように、計測マーク22は、ラインアンドスペースパターンを含む。本実施形態においては、第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gのそれぞれに、計測マーク22として、4つのラインパターンを含むラインアンドスペースパターンが4組配置されている。例えば、第4マーク形成領域23Dの計測マーク22は、Y軸方向に伸びて形成され、かつX軸方向に沿って配置された第1ラインアンドスペースパターン22Aと、X軸方向に伸びて形成され、かつY軸方向に沿って配置された第2ラインアンドスペースパターン22Bと、Y軸に対してθZ方向に関する一方の方向に約45度傾斜した方向に伸びて形成され、かつ他方の方向に約45度傾斜した方向に沿って配置された第3ラインアンドスペースパターン22Cと、他方の方向に約45度傾斜した方向に伸びて形成され、かつ一方の方向に約45度傾斜した方向に沿って配置された第4ラインアンドスペースパターン22Dとを含む。第4マーク形成領域23Dにおいて、第1ラインアンドスペースパターン22Aは、Y軸に沿った延在長軸(extended longitudinal axis)を有しかつX軸に沿って実質的に等間隔で並ぶ4つのラインパターンを有する。第4マーク形成領域23Dにおいて、第2ラインアンドスペースパターン22Bは、X軸に沿った延在長軸を有しかつY軸に沿って実質的に等間隔で並ぶ4つのラインパターンを有する。第4マーク形成領域23Dにおいて、第3ラインアンドスペースパターン22Cは、Y軸に対してZ軸周りの1つの方向(第1回転方向)に約45°傾いた第1傾斜軸に沿った延在長軸を有しかつY軸に対して逆方向(第2回転方向)に約45°傾いた第2傾斜軸に沿って実質的に等間隔で並ぶ4つのラインパターンを有する。第4マーク形成領域23Dにおいて、第4ラインアンドスペースパターン22Dは、第2傾斜軸に沿った延在長軸を有しかつ第1傾斜軸に沿って実質的に等間隔で並ぶ4つのラインパターンを有する。
他のマーク形成領域23A〜23C、23E〜23Gの計測マーク22も、第4マーク形成領域23Dの計測マーク22と同等の位置関係を有する第1〜第4ラインアンドスペースパターン22A〜22Dを有する。
図4に示すように、本実施形態においては、XY平面内における計測マーク22の向きが、X軸方向に関する位置に応じてそれぞれ異なる。換言すると、計測マーク22のそれぞれが、X軸方向に関する位置に応じた向きを有する。本実施形態においては、XY平面内における計測マーク22の向きが、照明領域IR内のX軸方向に関する位置に応じてそれぞれ異なる。
図5は、各計測マーク22同士の位置関係を説明するための模式図である。本実施形態においては、X軸方向に関する照明領域IRの中心Tからの距離D1、D2、D3に応じて、計測マーク22の向きが定められる。また、本実施形態においては、X軸方向に関する照明領域IRの中心Tと基準面21の中心とがほぼ一致しており、X軸方向に関する基準面21の中心からの距離D1、D2、D3に応じて、計測マーク22の向きが定められる。
より詳細には、XY平面内において、投影光学系PLの光軸AXとX軸方向に関する照明領域IRの中心Tとを結ぶ第1仮想線L1と、投影光学系PLの光軸AXと各マーク形成領域23A〜23Gの計測マーク22のそれぞれとを結ぶ第2仮想線L2とがなす角度θ1、θ2、θ3に応じて、計測マーク22の向き(マーク形成領域23A〜23G全体の向き)が定められる。換言すると、第4マーク形成領域23Dに対する第3マーク形成領域23Cの角度位置は、Z軸周りの1つの方向(第1回転方向)に沿ってθ1である。第4マーク形成領域23Dに対する第5マーク形成領域23Eの角度位置は、Z軸周りの逆の方向(第2回転方向)に沿ってθ1である。同様に、第4マーク形成領域23Dに対して、第1,第2,第6,及び第7マーク形成領域23A,23B,23F,及び23Gの角度位置は、それぞれ、θ3(第1回転方向),θ2(第1回転方向),θ2(第2回転方向),及びθ3(第2回転方向)である。本実施形態において、|θ1|<|θ2|<|θ3|である。第3マーク形成領域23Cの全体は、第4マーク形成領域23Dの全体の向きに対して第1回転方向に傾いた向きを有する。第2マーク形成領域23Bの全体は、第4マーク形成領域23Dの全体の向きに対して、第3マーク形成領域23Cに比べて第1回転方向により傾いた向きを有する。第1マーク形成領域23Aの全体は、第4マーク形成領域23Dの向きに対して、第3マーク形成領域23Cに比べて第1回転方向にさらに傾いた向きを有する。第2回転方向に関して、第5,第6,及び第7マーク形成領域23E,23F,及び23Gはこれと同様である。マーク形成領域23A〜23C、23E〜23Gにおける、ラインアンドスペースパターン22A,22B,22C,及び22Dも同様の位置関係を有する。例えば、第1,第2,及び第3マーク形成領域23A,23B,及び23Cの第1ラインアンドスペースパターン22Aの各々は、第4マーク形成領域23Dの第1ラインアンドスペースパターン22Aに対して第1回転方向に傾いた向きを有する。第1ラインアンドスペースパターン22Aの傾き(第1回転方向)は、第1マーク形成領域23A>第2マーク形成領域23B>第3マーク形成領域23Cである。
図6は、計測部材20を示す断面図である。図6には、計測マーク22の一例として、第1ラインアンドスペースパターン22Aの断面図が示されている。図6において、計測部材20は、基材24と、基材24上に形成され、EUV光を反射可能な多層膜25とを備えている。基材24は、例えば超低熱膨張ガラス、超低熱膨張セラミックス等、超低熱膨張材料で形成されている。多層膜25は、例えばMo/Si多層膜、Mo/Be多層膜を含む。計測マーク22は、多層膜25上に、EUV光を吸収可能な吸収膜26を配置することによって形成される。吸収膜26は、例えばCr、Ta、TaN等で形成可能である。吸収膜26は、多層膜25の表面(下面)に配置される。図6に示すように、計測マーク22(第1ラインアンドスペースパターン22A)は、吸収膜26により、凹凸構造を有する。なお、他のラインアンドスペースパターン22B、22C、22Dも、第1ラインアンドスペースパターン22Aと同等の構造を有する。
図7は、基板ステージ2を示す斜視図、図8は、空間像計測センサ30の一部を示す平面図である。空間像計測センサ30は、投影光学系PLにより投影された計測マーク22の像を計測する。空間像計測センサ30は、投影光学系PLから射出される露光光ELが入射可能なスリット状の開口33を有する遮光膜34を含むスリット板31と、スリット板31からの光を受光する受光器32とを備えている。受光器32は、スリット板31からの露光光ELが入射する受光光学系、及び受光光学系を介した光に応じた電気信号を出力する光電変換素子を含む光センサを有する。光センサ(光電変換素子)は、フォトマル、フォトダイオード、及びMCP等で形成可能である。
遮光膜34が形成されるスリット板31の表面は、XY平面とほぼ平行な平面であり、基板ステージ2の基板ホルダ2Hに保持される基板Pの表面とほぼ同じ高さになるように配置される。
スリット板31は、X軸方向に長い形状を有するスリット状の開口33をY軸方向に複数(4つ)配置した第1ラインアンドスペースパターン33Aと、Y軸方向に長い形状を有するスリット状の開口33をX軸方向に複数(4つ)配置した第2ラインアンドスペースパターン33Bと、例えば第1ラインアンドスペースパターン33AをY軸に対してθZ方向に関する一方の方向に約45度傾斜させた構造を有する第3ラインアンドスペースパターン33Cと、他方の方向に約45度傾斜させた構造を有する第4ラインアンドスペースパターン33Dとを含む。第1ラインアンドスペースパターン33Aは、1つの方向に沿った延在長軸を有しかつその延在長軸に対する直交軸に沿って実質的に等間隔で並ぶ4つの開口(スリット)33を有する。第2ラインアンドスペースパターン33Bは、第1ラインアンドスペースパターン33Aのそれに対して約90°傾いた延在長軸を有する開口33を有する。第3ラインアンドスペースパターン33Cは、第1ラインアンドスペースパターン33Aのそれに対して1つの方向に約45°傾いた延在長軸を有する開口33を有する。第4ラインアンドスペースパターン33Dは、第1ラインアンドスペースパターン33Aのそれに対して逆方向に約45°傾いた延在長軸を有する開口33を有する。
また、空間像計測センサ30は、開口33及び遮光膜34を含むスリット板31をθZ方向に回転させる駆動装置35を備えている。駆動装置35は、スリット板31の裏面に接続されている。スリット板31は、基板ステージ2に形成されている開口(凹部)2Cに配置されている。開口2Cは、XY平面内において円形であり、スリット板31は、XY平面において円形である。したがって、駆動装置35は、スリット板31を良好に回転させることができる。
次に、空間像計測センサ30を用いた露光装置EXの動作の一例について説明する。図9は、空間像計測センサ30が投影光学系PLの空間像を計測している状態の一例を示す図である。投影光学系PLの空間像を計測するために、制御装置5は、照明光学系ILの照明領域IR内に計測部材20の計測マーク22を配置するとともに、投影光学系PLの投影領域PRにスリット板31の開口33を配置する。本実施形態においては、計測部材20は、マスクステージ1に配置されており、制御装置5は、照明光学系ILから射出される露光光ELが照射される位置に計測部材20の計測マーク22が配置されるように、マスクステージ1を移動する。また、スリット板31は、基板ステージ2に配置されており、制御装置5は、投影光学系PLから射出される露光光ELが照射される位置にスリット板31の開口33が配置されるように、基板ステージ2を移動する。
制御装置5は、投影光学系PLの空間像を計測するために、照明光学系ILより露光光ELを射出して、計測マーク22が配置されている計測部材20の基準面21に露光光ELを照射する。照明光学系ILは、基準面21に対して傾斜方向から露光光ELを照射する。計測マーク22を含む計測部材20の基準面21に照射され、その計測マーク22を含む基準面21で反射した露光光ELは、投影光学系PLに入射する。投影光学系PLは、計測マーク22からの露光光ELを、スリット板31に向けて射出する。これにより、計測マーク22の像がスリット板31上に投影され、計測マーク22からの露光光ELは、スリット板31の開口33に入射する。空間像計測センサ30は、投影光学系PLにより投影された計測マーク22の像を計測する。
本実施形態においては、照明光学系ILは、基準面21に対して、傾斜方向から露光光ELを照射する。本実施形態において、第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gの各計測マーク22に対する露光光ELの入射角度はそれぞれ異なる。第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gの各計測マーク22に対する露光光ELの入射角度は、Y軸に対してそれぞれ異なるとともに、XY平面に対してそれぞれ異なる。一例として、第1、第4、第7マーク形成領域23A、23D、23Gの各計測マーク22に対して入射する露光光ELの光路をXY平面に投影した光路を、図4の矢印HA、HD、HGで示す。
本実施形態においては、第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gの各計測マーク22それぞれに対する露光光ELの入射角度に応じて、計測マーク22の向きを定める。これにより、第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gそれぞれの計測マーク22の投影状態をほぼ一致させることができ、投影光学系PLの空間像を良好に計測することができる。
第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gの各計測マーク22それぞれに対する露光光ELの入射角度と、X軸方向に関する照明領域IRの中心からの距離D1、D2、D3、あるいは第1仮想線L1と第2仮想線L2とがなす角度θ1、θ2、θ3とは、対応する。したがって、上述のように、X軸方向に関する照明領域IRの中心からの距離D1、D2、D3に応じて、より詳細には、角度θ1、θ2、θ3に応じて、第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gの各計測マーク22の向きを定めることで、第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gの各計測マーク22を、計測マーク22のそれぞれに対する露光光ELの入射角度に応じた向きに定めることができる。
例えば、光軸AXに対して放射方向をs方向、s方向と直交する方向をm方向とした場合において、第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gの各計測マーク22に入射する露光光ELが、第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gのそれぞれの位置におけるs方向に沿って入射する場合、本実施形態においては、図4に示すように、各計測マーク22の向きは、第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gそれぞれの各計測マーク22の第1ラインアンドスペースパターン22Aがs方向に沿って配置されるように定められる。
このように、第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gそれぞれの各計測マーク22の向きを、第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gのそれぞれに関してローカルに定められるs方向及びm方向に基づくsm座標系を基準として定めることによって、計測マーク22を露光光ELの入射角度に応じた向きに定めることができる。
図10A及び10Bは、本実施形態に係る計測マーク22とその計測マーク22に入射する露光光ELとの関係を示す模式図である。図10Aは、第4マーク形成領域23Dの計測マーク22の第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bとその第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bに入射する露光光ELとの関係を示す模式図、図10Bは、第1マーク形成領域23Aの計測マーク22の第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bとその第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bに入射する露光光ELとの関係を示す模式図である。
第4マーク形成領域23Dの第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22B、及び第1マーク形成領域23Aの第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bのそれぞれは、露光光ELの入射角度に応じた方向に向いている。図10A及び10Bに示す例では、第1、第4マーク形成領域23A、23Dの第1ラインアンドスペースパターン22Aは、露光光ELの入射方向に沿った方向を向き、第1、第4マーク形成領域23A、23Dの第2ラインアンドスペースパターン22Bは、露光光ELの入射方向と直交する方向を向いている。これにより、第4マーク形成領域23Dの第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bとその第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bに入射する露光光ELとの位置関係と、第1マーク形成領域23Aの第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bとその第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bに入射する露光光ELとの位置関係とをほぼ同じにすることができる。換言すれば、第4マーク形成領域23Dの第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bに対する露光光ELの照射状態と、第1マーク形成領域23Aの第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bに対する露光光ELの照射状態とをほぼ同じにすることができる。したがって、第1マーク形成領域23Aの計測マーク22の投影状態と、第4マーク形成領域23Dの計測マーク22の投影状態とをほぼ一致させることができ、投影光学系PLの空間像を良好に計測することができる。
図11A及び11Bは、比較例に係る計測マーク22とその計測マーク22に入射する露光光ELとの関係を示す模式図である。図11Aは、比較例に係る第4マーク形成領域23Dの計測マーク22の第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bとその第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bに入射する露光光ELとの関係を示す模式図、図11Bは、比較例に係る第1マーク形成領域23Aの計測マーク22の第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bとその第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bに入射する露光光ELとの関係を示す模式図である。
図11A及び11Bにおいて、第4マーク形成領域23Dの第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bと、第1マーク形成領域23Aの第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bとは、XY座標系において、同じ方向を向いている。図11Aに示す例では、第4マーク形成領域23Dの第1ラインアンドスペースパターン22Aは、露光光ELの入射方向に沿った方向を向き、第4マーク形成領域23Dの第2ラインアンドスペースパターン22Bは、露光光ELの入射方向と直交する方向を向いている。一方、図11Bに示す例では、第1マーク形成領域23Aの第1ラインアンドスペースパターン22Aは、露光光ELの入射方向(s方向)に対して傾斜した方向を向き、第1マーク形成領域23Aの第2ラインアンドスペースパターン22Bも、露光光ELの入射方向(s方向)に対して傾斜した方向を向いている。すなわち、第4マーク形成領域23Dの第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bとその第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Aに入射する露光光ELとの位置関係と、第1マーク形成領域23Aの第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bとその第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bに入射する露光光ELとの位置関係とは異なる。換言すれば、第4マーク形成領域23Dの第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bに対する露光光ELの照射状態と、第1マーク形成領域23Aの第1、第2ラインアンドスペースパターン22A、22Bに対する露光光ELの照射状態とは異なる。
本実施形態においては、計測マーク22は、凹凸構造を有するため、計測マーク22に対する露光光ELの入射角度(照射状態)に応じて、計測マーク22の凸部(吸収膜26)によって、影になる部分が生じたり、影の生成状態が変化したりする可能性がある。例えば、図11Aの状態と、図11Bの状態とでは、影の生成状態(所謂、シャドウイング効果)が異なる。すると、図11Aのラインアンドスペースパターン22A、22Bの像の線幅と、図11Bのラインアンドスペースパターン22A、22Bの像の線幅とが異なる現象が生じる可能性が高くなる。その結果、図11Aのラインアンドスペースパターン22A、22Bの像に基づく投影光学系PLの空間像の計測結果と、図11Bのラインアンドスペースパターン22A、22Bの像に基づく投影光学系PLの空間像の計測結果とが異なる等、投影光学系PLの空間像の計測精度が低下する可能性がある。
本実施形態によれば、図10Aのラインアンドスペースパターン22A、22Bの投影状態と、図10Bのラインアンドスペースパターン22A、22Bの投影状態とをほぼ同じにすることができるので、空間像の計測精度の低下を抑制することができる。
図12A及び12Bは、計測マーク22の像と、スリット板31の開口33との関係を示す模式図である。本実施形態においては、空間像計測センサ30は、計測マーク22の向きに応じて、開口33の向きを調整することができる。すなわち、空間像計測センサ30は、投影される計測マーク22の像と、遮光膜34の開口33との関係を調整することができる。本実施形態においては、遮光膜34を含むスリット板31を回転させる駆動装置35が設けられており、空間像計測センサ30は、計測マーク22の向きに応じて、駆動装置35を用いて、遮光膜34を含むスリット板31を回転させる。
例えば、図12Aに示すように、計測マーク22のラインアンドスペースパターンの像がX軸方向に長い場合、その計測マーク22の像を計測するための開口33の長手方向と、計測マーク22の像の長手方向とが一致するように、スリット板31を回転させる。また、図12Bに示すように、計測マーク22のラインアンドスペースパターンの像がX軸方向に対して傾斜する方向に長い場合、その計測マーク22の像を計測するための開口33の長手方向と、計測マーク22の像の長手方向とが一致するように、スリット板31を回転させる。これにより、計測マーク22の像を良好に計測できる。
そして、制御装置5は、本実施形態に係る空間像計測センサ30を用いて計測した投影光学系PLの空間像の計測結果に基づいて、例えば米国特許公開2002/0041377号公報等に開示されているように、必要に応じて、フォーカス・レベリング検出システム7をキャリブレーションしたり、投影光学系PLの各種収差を求めたり、投影光学系PLをキャリブレーションしたりする。そして、制御装置5は、空間像の計測が実行された投影光学系PLから射出される露光光ELで基板Pを露光する。
以上説明したように、本実施形態によれば、投影光学系PLの空間像を良好に計測することができる。したがって、その空間像の計測結果を用いて、キャリブレーション処理等を良好に実行することができ、露光装置EXの性能の低下を抑制できる。したがって、基板Pを良好に露光することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図13は、第2実施形態に係る計測部材20Bを示す平面図である。図13に示すように、計測マーク22に加えて、X軸方向に沿って基準面21に配置された第1〜第7マーク形成領域23A〜23Gのそれぞれに、X軸方向に長いラインアンドスペースパターンと、Y軸方向に長いラインアンドスペースパターンとを含む第2計測マーク29を配置することができる。デバイスパターン(回路パターン)がX軸方向及びY軸方向のそれぞれに長いパターン(配線パターン)を含む場合、投影光学系PLによる第2計測マーク29の像を計測することによって、投影光学系PLによる配線パターンの像の状態を把握することができる。
すなわち、本実施形態によれば、計測マーク22の像を計測することによって、投影光学系PLの本来の収差に相関した収差(シャドウイング効果の影響を抑制した状態の収差)を求めることができるとともに、第2計測マーク29の像を計測することによって、デバイスパターン(回路パターン)が受ける実効的な収差(シャドウイング効果の影響を加味した状態の収差)を求めることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図14は、第3実施形態に係る空間像計測センサ30Bのスリット板31Bを示す平面図である。図14に示すように、スリット板31Bは、計測マーク22からの露光光ELが入射可能な所定方向に長い形状を有するスリット状の開口33を所定方向と交差する方向に複数(4つ)配置したラインアンドスペースパターン311を複数有する遮光膜34を備える。複数のラインアンドスペースパターン311のXY平面内における向きはそれぞれ異なる。ラインアンドスペースパターン311の向きは、計測部材20の複数の計測マーク22の向きに対応するようにそれぞれ異なる。制御装置5は、投影される計測マーク22の像の長手方向と一致する方向に長いラインアンドスペースパターン311を選択し、その選択されたラインアンドスペースパターン311を投影光学系PLの投影領域PRに配置する。これにより、計測マーク22の像を良好に計測することができる。
なお、空間像計測センサ30の受光器32は、複数のラインアンドスペースパターン311のそれぞれに対応するように複数配置されていてもよいし、受光器32を1つ(あるいは所定の複数)配置し、その受光器32を選択されたラインアンドスペースパターン311に対応する位置に移動するようにしてもよい。
なお、複数のラインアンドスペースパターン311のいずれか1つの向きと一致するように、基準面21における計測マーク22の位置、計測マーク22の向きを調整するようにしてもよい。
なお、上述の各実施形態においては、計測マーク22が計測部材20に配置されている場合を例にして説明したが、図15に示すように、計測マーク22が、マスクMの所定領域に配置されていてもよい。図15に示すマスクMは、パターンが形成されたパターン形成領域100と、パターン形成領域100に対してY軸方向に配置された計測マーク22とを有する。
なお、上述の実施形態の基板Pとしては、半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスク又はレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。
さらに、ステップ・アンド・リピート方式の露光において、第1パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第1パターンの縮小像を基板P上に転写した後、第2パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第2パターンの縮小像を第1パターンと部分的に重ねて基板P上に一括露光してもよい(スティッチ方式の一括露光装置)。また、スティッチ方式の露光装置としては、基板P上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写し、基板Pを順次移動させるステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置にも適用できる。
また、例えば米国特許第6,611,316号に開示されているように、2つのマスクのパターンを、投影光学系を介して基板上で合成し、1回の走査露光によって基板上の1つのショット領域をほぼ同時に二重露光する露光装置などにも本発明を適用することができる。
また、本発明は、米国特許6,341,007号、米国特許6,400,441号、米国特許6,549,269号、米国特許6,590,634号、米国特許6,208,407号、米国特許6,262,796号などに開示されているような複数の基板ステージを備えたツインステージ型の露光装置にも適用できる。
更に、例えば特開平11−135400号公報(対応国際公開第1999/23692号パンフレット)、米国特許第6,897,963号等に開示されているように、基板を保持する基板ステージと基準マークが形成された基準部材及び/又は各種の光電センサを搭載した計測ステージとを備えた露光装置にも本発明を適用することができる。また、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置にも適用することができる。
露光装置EXの種類としては、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
以上のように、本願実施形態の露光装置EXは、本願請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度及びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図16に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、前述した実施形態に従って、マスクを介した露光光で基板を露光すること、及び露光した基板を現像することを含む基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
なお、法令で許容される限りにおいて、上述の各実施形態及び変形例で引用した露光装置等に関する全ての公開公報及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
なお、上述のように本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した全ての構成要素を適宜組み合わせて用いる事が可能であり、また、一部の構成要素を用いない場合もある。

Claims (26)

  1. 露光装置に用いられる計測部材であって、
    第1面を有する基材と、
    前記基材に設けられ、前記第1面の第1方向の異なる位置に配置される複数のマーク形成領域の各々に形成される第1パターンとを備え
    複数の前記第1パターンは、前記第1方向に関する位置によって決められた向きを有する計測部材。
  2. 前記複数の第1パターンは、前記第1方向に関する位置が異なるとともに前記第1方向と直交する第2方向に関する位置が異なる請求項1記載の計測部材。
  3. 前記複数の第1パターンは、前記第1方向に関する前記第1面の中心からの距離に応じて、前記第1パターンのそれぞれの向きが定められる請求項1又は2記載の計測部材。
  4. 前記複数の第1パターンは、ラインアンドスペースパターンを含む請求項1〜3のいずれか一項記載の計測部材。
  5. 前記複数の第1パターンは、凹凸構造を含む請求項1〜のいずれか一項記載の計測部材。
  6. 前記第1面に配置された複数の第2パターンをさらに備え、
    前記第2パターンのそれぞれは、前記第1方向に長いラインアンドスペースパターンと、前記第1方向と直交する第2方向に長いラインアンドスペースパターンとを含む請求項1〜のいずれか一項記載の計測部材。
  7. 露光装置に用いられるセンサであって、
    請求項1〜6のいずれか一項記載の計測部材における前記第1パターンからの光が入射可能であり、所定方向に長い複数の開口を有する遮光膜を備え、
    前記複数の開口は、互いに異なる向きを有するセンサ。
  8. 露光装置に用いられるセンサであって、
    請求項1〜6のいずれか一項記載の計測部材における前記第1パターンからの光が入射可能な開口を有するスリット部材と、
    前記第1パターンの向きに応じて、前記スリット部材を回転させる駆動装置と、を備えたセンサ。
  9. 露光光で基板を露光する露光装置であって、
    請求項1〜6のいずれか一項記載の計測部材を備えた露光装置。
  10. 露光光で基板を露光する露光装置であって、
    請求項7又は8記載のセンサを備えた露光装置。
  11. 投影光学系を介した露光光で基板を露光する露光装置であって、
    前記投影光学系の物面側に配置され、前記投影光学系による空間像の計測に用いられる計測部材と、を備え、
    前記計測部材は、
    第1面を有する基材と、
    前記基材に設けられ、前記第1面の第1方向の異なる位置に配置される複数のマーク形成領域の各々に形成される第1パターンとを備え、
    複数の前記第1パターンは、前記第1方向に関する位置によって決められた向きを有する露光装置。
  12. 前記計測部材の第1面に対して傾斜方向から、前記第1面の第1方向に長い照明領域で前記露光光を照射する照明光学系をさらに備える請求項11記載の露光装置。
  13. 前記複数の第1パターンに対する前記露光光の入射角度がそれぞれ異なり、
    前記入射角度に応じて、前記第1パターンのそれぞれの向きが定められる請求項11又は12記載の露光装置。
  14. 前記第1方向に関する前記照明領域の中心からの距離に応じて、前記第1パターンのそれぞれの向きが定められる請求項11又は12記載の露光装置。
  15. 前記投影光学系の光軸と前記照明領域の中心とを結ぶ第1仮想線と、前記投影光学系の光軸と前記第1パターンとを結ぶ第2仮想線とがなす角度に応じて、前記複数の第1パターンのそれぞれの向きが定められる請求項11又は12記載の露光装置。
  16. 前記第1パターンは、ラインアンドスペースパターンを含む請求項11〜15のいずれか一項記載の露光装置。
  17. 前記第1パターンは、凹凸構造を含む請求項11〜16のいずれか一項記載の露光装置。
  18. 前記投影光学系により投影された前記第1パターンの像を計測する空間像計測センサをさらに備える請求項11〜17のいずれか一項記載の露光装置。
  19. 前記空間像計測センサは、前記第1パターンからの前記露光光が入射可能な開口を有する遮光膜と、
    前記第1マークの向きに応じて、前記遮光膜を回転させる駆動装置とを備える請求項18記載の露光装置。
  20. 前記空間像計測センサは、前記第1パターンからの前記露光光が入射可能であり、所定方向に長い複数の開口を有するスリット部材をさらに備え、
    前記複数の開口は、互いに異なる向きを有する請求項18記載の露光装置。
  21. 前記第1面に配置された複数の第2パターンをさらに備え、
    前記第2パターンのそれぞれは、前記第1方向に長いラインアンドスペースパターンと、前記第1方向と直交する第2方向に長いラインアンドスペースパターンとを含む請求項11〜20のいずれか一項記載の露光装置。
  22. 請求項9〜21のいずれか一項記載の露光装置を用いて基板を露光することと、
    露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法。
  23. 投影光学系の空間像の計測方法であって、
    前記投影光学系の物面側に、前記物面の第1方向の異なる位置に配置されるマーク形成領域の各々に形成され、前記第1方向に関する位置によって決められた向きを有する複数の第1パターンを配置することと、
    前記投影光学系により投影された前記第1パターンの像を空間像計測センサで計測することと、を含む計測方法。
  24. 照明光学系の照明領域内に前記第1パターンを配置して、前記第1パターンを前記照明光学系からの露光光で照明することをさらに含む請求項23記載の計測方法。
  25. 露光光で基板を露光する露光方法であって、
    請求項23又は24記載の計測方法を用いて前記投影光学系の空間像を計測することと、
    前記計測された前記投影光学系から射出される前記露光光で前記基板を露光することと、を含む露光方法。
  26. 請求項25記載の露光方法を用いて基板を露光することと、
    露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法。
JP2009519256A 2007-06-11 2008-06-10 計測部材、センサ、計測方法、露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法 Expired - Fee Related JP4968335B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009519256A JP4968335B2 (ja) 2007-06-11 2008-06-10 計測部材、センサ、計測方法、露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007154020 2007-06-11
JP2007154020 2007-06-11
JP2009519256A JP4968335B2 (ja) 2007-06-11 2008-06-10 計測部材、センサ、計測方法、露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法
PCT/JP2008/060608 WO2008153023A1 (ja) 2007-06-11 2008-06-10 計測部材、センサ、計測方法、露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008153023A1 JPWO2008153023A1 (ja) 2010-08-26
JP4968335B2 true JP4968335B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=40129628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009519256A Expired - Fee Related JP4968335B2 (ja) 2007-06-11 2008-06-10 計測部材、センサ、計測方法、露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8699014B2 (ja)
JP (1) JP4968335B2 (ja)
WO (1) WO2008153023A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5039578B2 (ja) * 2008-01-16 2012-10-03 キヤノン株式会社 計測装置及び光強度分布計測方法、露光装置
DE102017216679A1 (de) * 2017-09-20 2019-03-21 Carl Zeiss Smt Gmbh Mikrolithographische Projektionsbelichtungsanlage

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000097666A (ja) * 1998-09-22 2000-04-07 Nikon Corp 面形状計測用干渉計、波面収差測定機、前記干渉計及び前記波面収差測定機を用いた投影光学系の製造方法、及び前記干渉計の校正方法

Family Cites Families (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6026343A (ja) * 1983-07-22 1985-02-09 Nippon Kogaku Kk <Nikon> 投影露光装置
US4908656A (en) * 1988-01-21 1990-03-13 Nikon Corporation Method of dimension measurement for a pattern formed by exposure apparatus, and method for setting exposure conditions and for inspecting exposure precision
JPH03155112A (ja) * 1989-11-13 1991-07-03 Nikon Corp 露光条件測定方法
JP3218631B2 (ja) * 1991-07-09 2001-10-15 株式会社ニコン 投影露光装置
JP2530080B2 (ja) * 1992-03-14 1996-09-04 株式会社東芝 半導体製造装置の評価装置およびその評価方法
US5631731A (en) * 1994-03-09 1997-05-20 Nikon Precision, Inc. Method and apparatus for aerial image analyzer
JP3513842B2 (ja) * 1994-12-15 2004-03-31 株式会社ニコン 投影露光装置
JP3269343B2 (ja) * 1995-07-26 2002-03-25 キヤノン株式会社 ベストフォーカス決定方法及びそれを用いた露光条件決定方法
CN1244019C (zh) * 1996-11-28 2006-03-01 株式会社尼康 曝光装置以及曝光方法
JP3612903B2 (ja) * 1996-12-06 2005-01-26 株式会社ニコン 収差測定方法及び収差測定装置並びにそれを備えた露光装置及びデバイス製造方法
USRE40043E1 (en) * 1997-03-10 2008-02-05 Asml Netherlands B.V. Positioning device having two object holders
US5976740A (en) * 1997-08-28 1999-11-02 International Business Machines Corporation Process for controlling exposure dose or focus parameters using tone reversing pattern
JP4210871B2 (ja) 1997-10-31 2009-01-21 株式会社ニコン 露光装置
JP3274396B2 (ja) * 1997-11-07 2002-04-15 株式会社東芝 パターン測定方法
US6897963B1 (en) * 1997-12-18 2005-05-24 Nikon Corporation Stage device and exposure apparatus
US6208407B1 (en) * 1997-12-22 2001-03-27 Asm Lithography B.V. Method and apparatus for repetitively projecting a mask pattern on a substrate, using a time-saving height measurement
JPH11184070A (ja) * 1997-12-24 1999-07-09 Toshiba Corp 収差測定方法および収差測定用フォトマスク
JPH11297615A (ja) * 1998-04-09 1999-10-29 Nikon Corp 投影露光装置および該装置を用いた半導体デバイスの製造方法
JP4032501B2 (ja) * 1998-04-22 2008-01-16 株式会社ニコン 投影光学系の結像特性計測方法及び投影露光装置
US6312373B1 (en) * 1998-09-22 2001-11-06 Nikon Corporation Method of manufacturing an optical system
US6360012B1 (en) * 1999-06-25 2002-03-19 Svg Lithography Systems, Inc. In situ projection optic metrology method and apparatus
JP3442007B2 (ja) * 1999-09-03 2003-09-02 沖電気工業株式会社 ステッパレンズの収差測定パターンおよびステッパレンズの収差特性評価方法
JP3348419B2 (ja) * 1999-09-24 2002-11-20 株式会社東芝 収差測定方法、収差測定システム及び収差測定マスク
US6440616B1 (en) * 1999-09-28 2002-08-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Mask and method for focus monitoring
JP3344403B2 (ja) * 2000-03-03 2002-11-11 日本電気株式会社 光学収差の測定用マスク及び光学収差の測定方法
JP3927774B2 (ja) * 2000-03-21 2007-06-13 キヤノン株式会社 計測方法及びそれを用いた投影露光装置
JP2002198303A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Nikon Corp 露光装置、光学特性計測方法、及びデバイス製造方法
JP2002014005A (ja) * 2000-04-25 2002-01-18 Nikon Corp 空間像計測方法、結像特性計測方法、空間像計測装置及び露光装置
US20020041377A1 (en) * 2000-04-25 2002-04-11 Nikon Corporation Aerial image measurement method and unit, optical properties measurement method and unit, adjustment method of projection optical system, exposure method and apparatus, making method of exposure apparatus, and device manufacturing method
US6611316B2 (en) * 2001-02-27 2003-08-26 Asml Holding N.V. Method and system for dual reticle image exposure
EP1422562B1 (en) * 2001-08-31 2013-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Reticle and optical characteristic measuring method
JP3854231B2 (ja) * 2002-02-12 2006-12-06 株式会社東芝 投影光学系の収差測定方法
DE10258423B4 (de) * 2002-12-13 2005-08-18 Infineon Technologies Ag Verfahren zur Charakterisierung eines Linsensystems
JP4314040B2 (ja) * 2003-03-05 2009-08-12 キヤノン株式会社 測定装置及び方法
JP4280523B2 (ja) * 2003-03-14 2009-06-17 キヤノン株式会社 露光装置及び方法、デバイス製造方法
JP2006080444A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Canon Inc 測定装置、テストレチクル、露光装置及びデバイス製造方法
JP4753009B2 (ja) * 2005-05-24 2011-08-17 株式会社ニコン 計測方法、露光方法、及び露光装置
WO2007043535A1 (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Nikon Corporation 光学特性計測方法、露光方法及びデバイス製造方法、並びに検査装置及び計測方法
DE602005021127D1 (de) * 2005-12-09 2010-06-17 Imec Verfahren und Vorrichtungen zur Lithographie
JP4984522B2 (ja) * 2005-12-21 2012-07-25 株式会社ニコン 波面収差測定装置、ピンホールマスク、投影露光装置、及び投影光学系の製造方法
JP4839127B2 (ja) * 2006-05-10 2011-12-21 株式会社日立ハイテクノロジーズ 校正用標準部材及びこれを用いた校正方法および電子ビーム装置
US7619717B2 (en) * 2006-10-12 2009-11-17 Asml Netherlands B.V. Method for performing a focus test and a device manufacturing method
US7605907B2 (en) * 2007-03-27 2009-10-20 Asml Netherlands B.V. Method of forming a substrate for use in calibrating a metrology tool, calibration substrate and metrology tool calibration method
JPWO2008132799A1 (ja) * 2007-04-12 2010-07-22 株式会社ニコン 計測方法、露光方法及びデバイス製造方法
US8945802B2 (en) * 2009-03-03 2015-02-03 Nikon Corporation Flare-measuring mask, flare-measuring method, and exposure method

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000097666A (ja) * 1998-09-22 2000-04-07 Nikon Corp 面形状計測用干渉計、波面収差測定機、前記干渉計及び前記波面収差測定機を用いた投影光学系の製造方法、及び前記干渉計の校正方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2008153023A1 (ja) 2010-08-26
US20100086865A1 (en) 2010-04-08
WO2008153023A1 (ja) 2008-12-18
US8699014B2 (en) 2014-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI454852B (zh) A moving body system and a moving body driving method, a pattern forming apparatus and a pattern forming method, an exposure apparatus and an exposure method, and an element manufacturing method
JP5489068B2 (ja) 位置計測システム、露光装置、位置計測方法、露光方法及びデバイス製造方法、並びに工具及び計測方法
JP5071894B2 (ja) ステージ装置、パターン形成装置、露光装置、ステージ駆動方法、露光方法、並びにデバイス製造方法
TWI451203B (zh) A moving body driving system, a pattern forming apparatus, an exposure apparatus and an exposure method, and an element manufacturing method
TWI425318B (zh) 移動體裝置、曝光裝置和曝光方法以及元件製造方法
JP2009252851A (ja) 露光装置及びデバイス製造方法
US20070285632A1 (en) EUVL reticle stage and reticle protection system and method
JP2011049558A (ja) 露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法
JPWO2009078154A1 (ja) 移動体システム、パターン形成装置、露光装置、及び計測装置、並びにデバイス製造方法
WO2007123189A1 (ja) 露光装置及び露光方法並びにデバイスの製造方法
WO2007097350A1 (ja) 位置計測装置及び位置計測方法、移動体駆動システム及び移動体駆動方法、パターン形成装置及びパターン形成方法、露光装置及び露光方法、並びにデバイス製造方法
JP2004014876A (ja) 調整方法、空間像計測方法及び像面計測方法、並びに露光装置
JP2012080004A (ja) 露光装置、デバイス製造方法及び基板
JP5861858B2 (ja) 露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法
JP5641210B2 (ja) 露光装置、露光方法及びデバイス製造方法
JP5119681B2 (ja) 露光装置及びデバイス製造方法
JP4968335B2 (ja) 計測部材、センサ、計測方法、露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法
JP2008304840A (ja) マスク保護装置、マスク、露光方法、デバイス製造方法、及び搬送方法
JP2006121119A (ja) 投影露光方法及び投影露光装置
JP2004273666A (ja) 露光装置
JP2010123793A (ja) 光学特性計測方法、露光方法、及びデバイス製造方法
JP2013186425A (ja) 焦点位置検出方法、露光方法、デバイス製造方法及び露光装置
JP2008226887A (ja) 保持装置、露光装置、及びデバイス製造方法
JP2000286190A (ja) 露光装置および露光方法ならびにデバイス製造方法
JP5262455B2 (ja) 露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4968335

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees