JPH10177328A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10177328A
JPH10177328A JP33948296A JP33948296A JPH10177328A JP H10177328 A JPH10177328 A JP H10177328A JP 33948296 A JP33948296 A JP 33948296A JP 33948296 A JP33948296 A JP 33948296A JP H10177328 A JPH10177328 A JP H10177328A
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charging
image
image carrier
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Application number
JP33948296A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kawasaki
明博 河崎
Koji Uno
浩二 宇野
Hiroyuki Maeda
裕之 前田
Tamotsu Sakuraba
保 桜庭
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体上の未転写現像剤をこれが露光領域に
到達する前に回収する。 【解決手段】 画像形成装置に、感光体12を帯電させ
る帯電ブラシ18と、転写後の感光体上に残留するトナ
ーを感光体の帯電後に回収する回収ローラ24と、該回
収ローラ24によって残留トナーが回収された後に像担
持体を露光して静電潜像を形成する露光装置30とを備
えている。そして、画像形成時には、帯電ブラシ18に
より感光体12の表面を所定の極性に帯電すると共に転
写後残留トナーを感光体帯電極性と同一の極性に帯電さ
せる。また、回収ローラ24は、その電位が感光体12
の帯電位よりも低くしてあり、該回収ローラに残留現像
剤が回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ等であって、特に転写後の像担持体上に
残留する現像剤を回収する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による複写機等の画像形成
装置では、感光体などの像担持体に形成された静電潜像
を現像剤で現像した後、この現像剤像を用紙などの転写
材に転写するようにしている。しかし、像担持体上に形
成された現像剤像は100%転写材に転写されず、一部
の現像剤は転写後も像担持体上に残存する。そこで、従
来、特開平4−371975号、特開平4−37197
6号公報で、転写部を通過した感光体の外周面に接触す
る撹乱ブラシと帯電ブラシを設け、これによって未転写
現像剤を現像装置に回収する画像形成装置が提案されて
いる。
【0003】この画像形成装置では、撹乱ブラシにプラ
ス電圧(+500V)が印加されており、これと接触し
た感光体の外周面はプラス帯電(+100V)される。
また、現像剤は基本的にマイナス極性に帯電するものが
使用されており、転写後の感光体上に残留している現像
剤は上記プラス電圧の電界に引かれて撹乱ブラシに取り
込まれ、プラス極性に帯電されて再び感光体に戻され
る。
【0004】一方、帯電ブラシはマイナス電圧(−12
00V)が印加されており、上述のようにプラスに帯電
された現像剤は次に帯電ブラシに引かれて取り込まれ、
今度はマイナス極性に帯電されて再々度感光体に戻され
る。また、帯電ブラシと接触した感光体は−500Vに
帯電される。
【0005】続いて、現像領域には現像スリーブが対向
しており、この現像スリーブには−200Vが印加され
ている。したがって、現像スリーブは感光体に対して相
対的に+300V高電位であるから、感光体上のマイナ
ス帯電現像剤は現像スリーブに引かれて回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記帯電
ブラシは、感光体をマイナス極性に帯電させる以外に、
プラス帯電している現像剤を電気的に回収する機能と、
回収した現像剤に電荷を注入して逆極性(マイナス極
性)に帯電する機能を同時に達成するものである。とこ
ろが、未転写現像剤には、マイナス極性に帯電している
現像剤だけでなくプラス極性に帯電している現像剤も多
く存在する。そのため、未転写現像剤の量が多い場合に
はそれらをすべて回収できず、多くの未転写現像剤が帯
電ブラシの対向部をマイナス帯電されることなく通過し
ていく。そのため、未転写現像剤の存在する領域ではそ
の未転写現像剤に露光が遮られ、感光体の表面が一様に
帯電されず、再生された画像上には濃淡模様、ハーフト
ーンのざらつきが現れるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、画像
形成時において露光位置を通過する像担持体の表面には
転写後残留現像剤が存在せず、かつ露光位置を通過する
像担持体の表面は均一に帯電されている状態を作ること
ができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】上記目的を達成するために、本願の画像形
成装置は、像担持体と、該像担持体上に形成されている
静電潜像を現像剤で顕像化する現像手段と、該現像手段
で顕像化された現像剤像を被転写体に転写する転写手段
と、上記像担持体を帯電させる第1帯電手段と、転写後
の像担持体上に残留する現像剤を像担持体の帯電後に回
収する回収手段と、該回収手段によって上記残留現像剤
が回収された後に像担持体を露光して静電潜像を形成す
る露光手段とを備えている。そして、画像形成時、第1
帯電手段により像担持体の表面を所定の極性に帯電する
と共に転写後残留現像剤を上記極性と同一の極性に帯電
する。また、回収手段は像担持体と同極性の電位を与え
且つ回収手段の電位の絶対値を像担持体の帯電位の絶対
値よりも低くして、該回収手段に残留現像剤を回収する
ようにした。
【0009】一方、非画像形成時、上記回収手段の電位
の絶対値を像担持体表面電位の絶対値よりも大きく且つ
像担持体表面電位の絶対値を現像手段の電位の絶対値よ
りも大きく設定し、画像形成時に回収手段に回収された
現像剤を該回収手段から像担持体に戻し、この像担持体
に戻された現像剤を現像手段に回収する。
【0010】なお、画像形成時、回収手段と像担持体と
の電位差の絶対値を、これら回収手段と像担持体との間
の放電開始電位差よりも大きく設定するのが好ましい。
これにより、像担持体の表面電位が所定の電位まで均一
に除電され、回収手段によって現像剤を回収した際に出
来る像担持体上の電位むらが消去される。
【0011】また、像担持体の移動方向に関して回収手
段と露光手段との間に第2帯電手段を設け、画像形成時
には、第2帯電手段の電位の絶対値を第1帯電手段の電
位の絶対値以上とすることによっても、同様に上記電位
むらを消去できる。
【0012】さらに、第1帯電手段と第2帯電手段は、
像担持体に接触して該像担持体を帯電する接触帯電部材
であってもよい。この場合、接触帯電部材に現像剤が累
積的に付着するのを防止するために現像剤掻き落とし部
材を設け、これにより帯電部材の汚れを防止するのが好
ましい。
【0013】さらにまた、第1帯電手段又は第2帯電手
段の汚れを防止するために、像担持体の移動方向に関し
て接触帯電部材の上流側に、残留現像剤に接触して該残
留現像剤を上記所定の極性に帯電させる予備帯電部材を
設け、現像剤が第1又は第2帯電部材と接触する前に該
現像剤を所定の極性に予備帯電するのが好ましい。
【0014】
【発明の効果】上記画像形成装置によれば、画像形成
時、像担持体に残留した未転写現像剤は、まず帯電手段
により像担持体の帯電極性と同極性に帯電された後、回
収手段によって回収され、露光領域において露光が未転
写現像剤によって遮られることがなく、ドット抜けなど
の無い画像が得られる。
【0015】また、未転写現像剤の除去された感光体表
面は均一に帯電された状態で露光領域に進むので、画像
履歴の無い画像が得られる。さらに、接触式帯電部材は
その汚れが防止され、所望の帯電性能が期待できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について説明する。図1には、符号
10で示す本発明の画像形成装置が示されている。ま
ず、画像形成装置10の構成を画像形成動作と共に概略
説明する。画像形成装置10による画像形成動作がスタ
ートすると、像担持体である円筒状の感光体12が矢印
14方向に回転し、その外周面が帯電領域16で所定の
電圧に帯電される。帯電領域16には、帯電ブラシ18
が矢印20方向に回転駆動可能に設けてあり、帯電ブラ
シ18と接触した感光体12の外周面は所定の電位に帯
電される。次に、感光体12は回収領域22に進む。こ
の回収領域22には回収ローラ24が矢印26方向に回
転駆動可能に設けてあり、ここで感光体12の外周面に
付着した未転写現像剤すなわち未転写トナーが回収ロー
ラ24に回収される。ここでの回収処理は後に詳細に説
明する。続いて、感光体12は露光領域28に進み、こ
こで画像露光装置30からイメージ光(レーザ光)32
が露光されて静電潜像が形成される。この静電潜像は現
像領域34で現像装置36によってトナー像として可視
像化される。最後に、感光体12は転写領域38に進
む。転写領域38には転写ローラ40が対向しており、
給紙装置42から転写領域38に供給されたシート(例
えば用紙)にトナー像が転写される。用紙は次に定着装
置46に搬送され、ここでトナー像が定着された後、排
紙部48に排出される。一方、感光体12は再び帯電領
域16を通り、回収領域22においてシートに転写され
ずに感光体12上に残留するトナーが一時的に回収され
る。また、回収されたトナーは、非画像形成時に再び感
光体12に戻され、現像装置36に最終的に回収され
る。
【0017】上記現像装置36としては種々の形態のも
のが利用可能であるが、例えば図2に示す現像装置が好
適に用いられる。この現像装置36において、ハウジン
グ50は感光体12の対向部に現像ローラ52を備えて
いる。この現像ローラ52には、その外径よりも僅かに
大きな内径を有する柔軟な円筒状の薄膜現像スリーブ5
4が外装されている。現像スリーブ54は、感光体12
と反対側の両端部において図示しない押圧部材によって
現像ローラ52に押圧されており、これにより感光体1
2の対向部に形成された膨らみ56が現像領域34で感
光体12に接触している。また、現像スリーブ54が現
像ローラ52に接触している領域には、一端部をハウジ
ング50に固定した板状のブレード58の自由端部が現
像スリーブ54の外周に圧接している。現像ローラ52
の後部すなわち感光体12と反対側にはトナー収容室6
0が形成されており、このトナー収容室60に撹拌羽根
62が設けてある。
【0018】上記現像装置36では、トナー収容部60
にトナー64が収容される。現像時、現像ローラ52と
撹拌羽根62が駆動源(図示せず)に連結され、それぞ
れ矢印66、68方向に回転する。これにより、トナー
64は撹拌羽根62により撹拌されながら現像ローラ5
2に向かって送られる。一方、現像ローラ52の回転に
より、これと接触している現像スリーブ54も矢印66
方向に回転し、現像スリーブ54近傍のトナー64が現
像スリーブ54と共に移動する。次に、トナー64はブ
レード58と現像スリーブ54との接触部でブレード5
8によって規制され、それらの間を通過したトナー64
が現像スリーブ54の外周面に保持される。また、ブレ
ード58の接触部を通過したトナー64はブレード58
との接触により所定の極性に帯電される。したがって、
ブレード58の接触部を通過した現像スリーブ54の外
周部には帯電したトナー薄層が形成されている。このよ
うにして現像スリーブ54上に保持されたトナーは、現
像スリーブ54の回転と共に現像領域34に搬送され、
ここで静電潜像に付着する。なお、現像は、感光体12
上の表面電位と現像スリーブ54に印加されている現像
バイアス電圧との電位差に基づいて行われる。
【0019】転写領域38を通過した後の感光体12上
に残留するトナーの回収処理について説明する。上記ト
ナーの回収処理は2段階に別けて行われる。すなわち、
感光体12上の残留トナーは、まず画像形成時に回収ロ
ーラ24に回収され、次に非画像形成時に回収ローラ2
4から放出されて現像装置36に回収される。この回収
処理は、基本的に、帯電ブラシ18、回収ローラ24、
現像スリーブ54のそれぞれに印加されるバイアスの電
位と、感光体12の表面電位との電位差に基づいて、帯
電しているトナーを電気的に吸引することにより行われ
る。
【0020】以下にまず帯電ブラシ18等にバイアスを
印加する構成について説明する。画像形成装置10は、
4つの電源、すなわち転写バイアス電源70、帯電バイ
アス電源72、回収バイアス電源74、現像バイアス電
源76を備えており、制御装置78からの制御信号に基
づいて、電源70、72、74、76の出力(転写バイ
アスV1、帯電バイアスV2、回収バイアスV3、現像
バイアスV4)が、画像形成時と、非画像形成時におけ
るトナー回収処理時とで、以下の表1に示す値に設定さ
れるようになっている。なお、図示しないが、これらの
バイアスはすべてオフ状態(0V)にも設定できること
はいうまでもない。また、本実施例において、トナー6
4は、ブレード58との接触によってマイナス極性に帯
電するものが使用されている。
【0021】
【表1】
【0022】画像形成時において、感光体12上の残留
トナー64を回収ローラ24に回収する処理について、
図3(a)及び(b)を参照して説明する。上記表1に
示すように、この回収処理では、転写バイアスV1=+
400V、帯電バイアスV2=−1350V、回収バイ
アスV3=−250V、現像バイアスV4=−300V
に設定される。これにより、感光体12上の静電潜像に
付着しているトナー64(マイナス帯電)は、転写領域
38において、転写バイアスV1=+400に吸引され
てシート44に付着する。しかし、トナー64はすべて
シート44に転写されず、一部が感光体12上に残留す
る。残留トナー64の中には、本来の帯電極性(マイナ
ス極性)に帯電しているものだけでなく、逆極性(プラ
ス極性)に帯電しているものも含まれる。
【0023】未転写の残留トナー64は、次に帯電領域
16に搬送される。この帯電領域16では、帯電ブラシ
18にV2=−1350Vが印加されており、これによ
りブラシの先端部と感光体12との間で放電が発生し、
感光体12の表面が約−900V(V0)に帯電され
る。同時に、残留トナー64にも帯電ブラシ18からマ
イナス電荷が注入され、現在帯電している極性にかかわ
らず、これら残留トナー64はすべてマイナス極性に帯
電する。
【0024】マイナス極性に帯電した残留トナー64は
回収領域22に搬送される。この回収領域22では、回
収ローラ24に回収バイアスV3=−250Vが印加さ
れている。ここで、回収ローラ24と感光体12の帯電
電位とを比較すると、回収バイアスV3(=−250
V)は感光体12の帯電位V0(=−900V)に対し
て+650Vの相対電位差を有する。したがって、マイ
ナス極性に帯電している残留トナー64は電気的に回収
ローラ24に吸引され、感光体12から回収ローラ24
に移動する。したがって、露光領域28にイメージ光3
2が露光されても、そこにはトナー64が存在しないの
で、イメージ光32の照射された場所に所定の電位の静
電潜像が形成され、これを現像して得た画像に濃淡模様
はない。
【0025】上述のように、帯電ブラシ18によって帯
電された感光体12の表面は見かけ上一定の電位(V0
=−900V)に帯電されるが、実際の感光体電位はト
ナー64が存在していた表面部分と存在していなかった
表面部分とで異なる。すなわち、残留トナー64が載っ
ていなかった感光体部分120は所定の帯電位(V0=
−900V)を有するが、トナー64が載っていた感光
体部分121は上記帯電位(V0=−900V)よりも
トナー64の電位の分だけ低い。いま、トナー64の帯
電位を−50Vとすると、感光体部分121の表面電位
は−850Vで、回収領域22を通過した感光体12の
表面には50Vの電位むらが生じている。したがって、
このような電位むらを有する感光体12を露光領域28
で露光した場合、−900Vの感光体部分120の電位
減衰量と−850Vの感光体部分121の電位減衰量が
異なり、出来上がった画像に濃度むらを生じる。
【0026】この問題を解消するために、本発明の画像
形成装置では、回収ローラ24に印加する回収バイアス
電圧(V3:−250V)を、その絶対値と感光体12
の帯電位(V0:−900V)の絶対値との差(650
V)が、回収ローラ24と感光体12との間で放電が生
じる最小電位差(放電開始電位差:Vmin=450
V)よりも大きくしてある(│V3−V0│>│Vmi
n│)。
【0027】これにより、回収ローラ24(V3=−2
50V)と該回収ローラ24の対向部を通過する感光体
部分120と121との間には放電が生じる。その結
果、回収ローラ24の対向部を通過した感光体12の表
面は、回収ローラ24の電圧V3(−250V)に放電
開始電圧を加えた電位(−750V)まで均一に除電さ
れる。
【0028】非画像形成時、回収ローラ24に回収され
たトナーを再び感光体12に放出し、その後現像装置3
6に回収する処理について、図4(a)、(b)を参照
して説明する。上記表1に示すように、この回収処理で
は、転写バイアスV1=+400V、帯電バイアスV2
=−1150V、回収バイアスV3=−1150V、現
像バイアスV4=−300Vに設定される。なお、転写
バイアスV1はオフしても構わない。以上のように設定
することにより、帯電領域16、回収領域22を通過し
た感光体12の表面は一様に−700V(V0)に帯電
される。その結果、感光体12(帯電位V0=−700
V)は回収ローラ24(V3=−1150V)に対して
+450Vの相対電位差を有し、回収ローラ24に保持
されているマイナス帯電トナー64がは光体12に移動
する。感光体12に再び保持されたトナー64は次に現
像領域34に搬送される。ここで、現像スリーブ54
(V4=−300V)は感光体12(帯電位V0=−7
00V)に対して相対電位差+400Vを有する。した
がって、感光体12上のマイナス帯電トナー64は現像
スリーブ54に電気的に吸引されて回収される。また、
回収されたトナー64はその後再び現像に利用される。
【0029】上述した非画像形成時におけるトナーの回
収処理は、画像形成装置に作像指令が入力されていない
ときでもよいし、連続して画像を作成する場合の作像と
作像の間の時間帯すなわち像間時であってもよい。像間
時にトナー回収処理を行う場合の回収バイアスV3の切
替処理を、図5を参照して説明すると、イメージ光32
の露光終了よりもt時間だけ早く回収バイアスV3を−
250Vから−1150Vに切り替えると共に、その後
のイメージ光32の露光開始よりも同一のt時間だけ早
く回収バイアスV3を−1150Vから−250Vに切
り替える。上記t時間は、感光体12上の任意の点が回
収領域22から露光領域28に移動するまでの時間であ
る。また、作像動作を終了する場合、図6に示すよう
に、回収バイアスV3を−250Vから−1150Vを
切り替えるタイミングは上述と同様である。
【0030】図7は画像形成装置の他の形態を示す。こ
の画像形成装置には、感光体12の移動方向に関して回
収領域22と露光領域28との間の第2帯電領域116
に第2の帯電ブラシ118が設けてある。帯電ブラシ1
18は、上記帯電ブラシ18と同様のもので、ブラシ先
端を感光体12の外周面に接触させて、矢印120方向
に回動自在に設けてある。また、帯電ブラシ118は電
源172に接続されており、画像形成時間と非画像形成
時には表2に示す電圧の第2帯電バイアスV5が印加さ
れるようになっている。
【0031】
【表2】
【0032】この画像形成装置では、画像形成時、図8
に示すように、帯電領域16では、帯電ブラシ18にV
2=−1100Vが印加されており、これによりブラシ
の先端部と感光体12との間で放電が発生し、感光体1
2の表面が約−650V(V0)に帯電される。同時
に、残留トナー64はすべてマイナス極性に帯電する。
【0033】次に、マイナス帯電している残留トナー6
4は、回収領域22において、回収ローラ24に印加さ
れている回収バイアスV3=−300Vと感光体帯電位
V0=−650Vとの電位差に基づいて、回収ローラ2
4に回収される。ここで、感光体12の表面電位(V0
=−650V)と回収ローラ24に印加されている回収
バイアスV3(=−300V)との電位差は、両者間の
放電開始電圧(450V)よりも低いので、これらの間
に放電が生じることはなく、トナーが存在していた感光
体部分121の電位(−600V)とそれ以外の感光体
部分120の表面電位(−650V)は異なる。
【0034】しかし、本実施形態では、第2帯電ブラシ
118に帯電バイアスV5(−1200V)が印加され
ており、帯電ブラシ118と感光体表面との電位差(ト
ナー帯電位を−50Vとすると、感光体部分120では
550V、感光体部分121では600V)は放電電圧
(450V)よりも大きくしてあるので、帯電領域11
6を通過する感光体12と帯電ブラシ118との間には
放電が生じて、感光体12の表面は一様にV0’=−7
50Vに帯電される。
【0035】したがって、露光領域28にイメージ光3
2が露光されても、そこにはトナー64が存在しない
し、露光領域28に到達する感光体12の表面電位は一
定の電位に帯電されているので、イメージ光32の照射
された場所に所定の電位の静電潜像が形成され、これを
現像して得た画像に濃淡模様はない。
【0036】非画像形成時、図9に示すように、帯電ブ
ラシ18にはV2=−1100V、回収ローラ24には
回収バイアスV3=−1100V、帯電ブラシ118に
はV5=−1200V、現像スリーブ54には現像バイ
アスV4=−300Vが印加される。その結果、帯電領
域16を通過した感光体12の表面はV0=−650に
帯電される。次に、回収領域22では、回収ローラ24
に印加されている回収バイアスV3=−1100Vと感
光体12の帯電位V0=−650Vとの電位差に基づい
て、マイナス帯電の残留トナー64は回収ローラ24か
ら感光体12に移動する。次に、第2の帯電領域116
では、帯電ブラシ118に印加されている帯電バイアス
V5=−1200Vと感光体12の表面電位V0=−6
50Vとの電位差に基づいてこれらの間に放電が生じ、
感光体12の表面は一様にV0’=−750Vに帯電さ
れる。そして、感光体12に再び保持されたトナー64
は現像領域34に搬送され、ここで現像スリーブ54
(V4=−300V)と感光体12(帯電位V0’=−
750V)との電位差に基づいて現像スリーブ54に電
気的に吸引されて回収される。また、回収されたトナー
64はその後再び現像に利用される。
【0037】図10は第2の実施形態の変形例を示し、
そこでは帯電ブラシ18、118に代えて、コロナ帯電
器19、119が使用されている。また、転写ローラ4
0に代えて、同様にコロナ帯電器141が使用されてい
る。このように、帯電ブラシに代えてコロナ帯電器を用
いた画像形成装置でも、上述の実施形態と同様にして未
転写の残留トナーを現像装置36に回収することができ
る。また、帯電手段はこれらの限るものでなく、公知の
あらゆる形式のもの(ローラ帯電器、非回転ブラシ等)
が使用可能である。また、それらの組み合わせは限定的
ではなく、任意の組み合わせが可能で、例えば第1帯電
手段としてブラシ帯電器、第2帯電器としてローラ帯電
器又はコロナ帯電器を使用することができる。
【0038】上記帯電ブラシ18のように感光体12に
直接接触するものは、これにトナーが累積的に付着する
と帯電性能が低下する。また、トナーの中には帯電ブラ
シと一回接触しただけでは本来の帯電極性に変化しない
ものがある。そこで、帯電ブラシ18に付着した逆帯電
トナーを除去するために、図11に示すように、ブラシ
18に接触する掻き落とし部材80を設け、逆帯電トナ
ーを帯電領域16の上流側で感光体12に戻し、再び帯
電領域16に送られるようにするのが好ましい。
【0039】なお、図12に示すように、帯電ブラシ1
8が時計回り方向に回転する場合でも、図11の場合と
同一の位置に掻き落とし部材80を設け、帯電ブラシ1
8に付着した逆帯電トナーを再び帯電領域16の上流側
で感光体12に戻すようにしてもよい。
【0040】帯電手段としてローラ帯電器を用いた場
合、図13に示すように、帯電ローラ82の外周面にス
クレーパ84を当接し、これにより帯電ローラ82に付
着している逆帯電トナーを掻き落とすようにしてもよ
い。
【0041】掻き落とし部材80は、帯電ブラシ18に
付着したトナーを帯電領域16の上流側で感光体12に
戻すものに限らず、図14に示すように、帯電領域16
の下流側において感光体12にトナーを戻すようにして
もよい。この場合、逆帯電トナーは回収ローラ24と電
気的に反発して該回収ローラ24に回収されることがな
いので、露光領域28の上流には帯電ブラシ118を設
け、これにより再び逆帯電トナーを正規の極性に帯電さ
せる。このようにして帯電ブラシ118で正規の極性に
帯電されたトナーは露光領域28を通過するが、その量
は極めて僅かであるし、帯電ブラシ18、118によっ
て分散されているので、該トナーに露光が遮られて画質
が低下するということはない。その後、露光領域28を
通過したトナーは、現像領域34で現像スリーブ54に
回収される。
【0042】図15は他の実施形態を示し、そこでは転
写領域38と帯電領域16との間に予備帯電部材86が
設けてある。この予備帯電部材86は、トナーと接触す
ることによって該トナーを正規の極性(上記実施形態で
は−極性)に帯電させるフィルムシートが使用されてい
る。この実施形態によれば、帯電領域16に到達する前
に逆帯電トナーは予備帯電部材86によって正規の極性
に帯電されるので、帯電ブラシ18に付着するトナーの
量が著しく減少し、該帯電ブラシ18の汚れを防止でき
る。なお、予備帯電部材86には、帯電ブラシ18に印
加される電圧と同一極性であって該電圧と同一又はそれ
以下の電圧(上記実施例の場合、例えば−700V)を
印加する。
【0043】なお、回収手段も、回収ローラの他に回転
ブラシ型式やベルト型式のような他の型式のものも利用
可能できるが、ローラ型式の回収手段は、剥離放電によ
るノイズや画像メモリを発生することなく確実にトナー
の回収を行えるので、本発明に用いるのに最も適してい
る。
【0044】また、回収ローラで回収したトナーは、電
気的又は機械的な方法によって図示しない回収装置に回
収するようにしてもよいし、その回収装置から現像装置
に送り戻すようにしてもよい。
【0045】さらに、回収バイアスはトナー回収処理の
際に必ずしもそれぞれ一定値に保つ必要はなく、例え
ば、デジタル式の画像形成装置においては、ドットカウ
ンタ等で印字ドット数を係数し、その値から未転写トナ
ー量を推定した後、その推定値に応じて、回収バイア
ス、帯電バイアス、現像バイアス等を設定するようにし
てもよい。
【0046】さらにまた、トナーだけで構成される一成
分現像剤に限らず、トナーとキャリアとからなる二成分
現像剤を使用する画像形成装置にも本発明は適用でき
る。
【0047】さらにまた、トナーの帯電極性、バイアス
の極性、バイアス電圧の値は上記実施例に限るものでな
く、請求の範囲に記載した技術的事項を満足する範囲で
自由に決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の概略断面図であ
る。
【図2】 現像装置の断面図である。
【図3】 図1に示す画像形成装置の画像形成時におけ
るトナー回収処理を説明する図である。
【図4】 図1に示す画像形成装置の非画像形成時にお
けるトナー回収処理を説明する図である。
【図5】 プリントとプリントとの間でトナーを現像装
置に回収する場合の、回収バイアスのオン/オフタイミ
ングを説明するタイムチャートである。
【図6】 プリント終了時後にトナーを現像装置に回収
する場合の、回収バイアスのオン/オフタイミングを説
明するタイムチャートである。
【図7】 画像形成装置の他の形態を示す概略断面図で
ある。
【図8】 図7に示す画像形成装置の、画像形成時にお
けるトナー回収処理を説明する図である。
【図9】 図7に示す画像形成装置の、非画像形成時に
おけるトナー回収処理を説明する図である。
【図10】 画像形成装置の別の形態を示す概略断面図
である。
【図11】 帯電ブラシに掻き落とし部材を接触させた
実施形態を表した図である。
【図12】 帯電ブラシに掻き落とし部材を接触させた
別の実施形態を表した図である。
【図13】 ローラ帯電器に掻き落とし部材を接触させ
た他の実施形態を表した図である。
【図14】 帯電ブラシに掻き落とし部材を接触させた
他の実施形態を表した図である。
【図15】 転写領域と帯電領域との間に予備帯電部材
を設けた実施形態を表した図である。
【符号の説明】
10…画像形成装置、12…感光体、18…帯電ブラ
シ、24…回収ローラ、30…画像露光装置、36…現
像装置、64…トナー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 裕之 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 桜庭 保 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体上に形成されて
    いる静電潜像を現像剤で顕像化する現像手段と、該現像
    手段で顕像化された現像剤像を被転写体に転写する転写
    手段と、上記像担持体を帯電させる第1帯電手段と、転
    写後の像担持体上に残留する現像剤を像担持体の帯電後
    に回収する回収手段と、該回収手段によって上記残留現
    像剤が回収された後に像担持体を露光して静電潜像を形
    成する露光手段とを有し、画像形成時、第1帯電手段に
    より像担持体の表面を所定の極性に帯電すると共に転写
    後残留現像剤を上記極性と同一の極性に帯電させ、回収
    手段は像担持体と同極性の電位を与え且つ回収手段の電
    位の絶対値を像担持体の帯電位の絶対値よりも低くして
    該回収手段に残留現像剤を回収するようにした画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 非画像形成時、上記回収手段の電位の絶
    対値を像担持体表面電位の絶対値よりも大きく且つ像担
    持体表面電位の絶対値を現像手段の電位の絶対値よりも
    大きく設定し、画像形成時に回収手段に回収された現像
    剤を該回収手段から像担持体に戻し、この像担持体に戻
    された現像剤を現像手段に回収する請求項1の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 画像形成時、回収手段と像担持体との電
    位差の絶対値を、これら回収手段と像担持体との間の放
    電開始電位差よりも大きく設定して像担持体の表面電位
    を除電する請求項1の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体の移動方向に関して回収手段と
    露光手段との間に第2帯電手段を設け、画像形成時、第
    2帯電手段の電位の絶対値を第1帯電手段の電位の絶対
    値以上とした請求項1の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも第1帯電手段又は第2帯電手
    段は像担持体に接触して該像担持体を帯電する接触帯電
    部材を備えており、該接触帯電部材に付着した現像剤を
    掻き落とし部材で落として像担持体に戻すようにした請
    求項3又は4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも第1帯電手段又は第2帯電手
    段は像担持体に接触して該像担持体を帯電する接触帯電
    部材を備えており、像担持体の移動方向に関して接触帯
    電部材の上流側に、残留現像剤に接触して該残留現像剤
    を上記所定の極性に帯電させる予備帯電部材を設け、該
    予備帯電部材の電位の絶対値は上記接触帯電部材の電位
    の絶対値と同一又はそれ以下としてある請求項3又は4
    の画像形成装置。
JP33948296A 1996-01-26 1996-12-19 画像形成装置 Pending JPH10177328A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33948296A JPH10177328A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 画像形成装置
US08/788,316 US5832336A (en) 1996-01-26 1997-01-24 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33948296A JPH10177328A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 画像形成装置

Publications (1)

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JPH10177328A true JPH10177328A (ja) 1998-06-30

Family

ID=18327889

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33948296A Pending JPH10177328A (ja) 1996-01-26 1996-12-19 画像形成装置

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JP (1) JPH10177328A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266329A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置。
JP2010217393A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2014235262A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

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