かつてアイドルといえば、無垢で、繊細で、今にも壊れそうで。美しさと残酷さを内包した、ガラスのように脆い存在だった。でも、新時代のアイドルは、愛されることと引き換えに、「僕らがあなたを必ず幸せにします」と宣言する。「だから一緒に生きていこう」と歌う。長い下積みの中で育まれた友情と、諦められなかった夢。少年の危うさや妖しさも残しつつ、盤石のチームワークと圧倒的なスキルを手に入れた彼らの名は、SixTONES。
6人での登場は3回目! デビューを目前にした今だから話せる、彼らが歩んできた葛藤の記録と、今こそ伝えておきたいメンバーへの感謝について話してくれました。今回は、ジェシーさんをピックアップ!
生きることは歌うこと。世界を照らすポップスターへ
ジェシー
過剰に、過激にいきたいです。カッコつける時も、ふざける時もね。この6人って、7年前に、深夜の「私立バカレア高校」っていうドラマで共演して、しばらく「バカレア組」みたいな感じでチームっぽく機能してたのが、ある時、空中分解するんですよ。でも、そのバラバラになった1年の間に、俺は「6人じゃないと。あの5人と俺じゃないと輝けない」って痛感して。みんなに、「また6人でやろう!」と声をかけました。
SixTONESの一番の魅力は、音楽やってる時は、全力でカッコつける、MCでは全力でふざける。そのギャップなんじゃないのかな。音楽をやってる時は、それぞれに個性とか強みがあって、樹ならラップ、北斗は色気があって見せ方が上手いし、大我は歌だけじゃなくてダンスでも魅せられる。慎太郎は、前は可愛かったけど、今は男臭くて、まだ成長の途中だと思うし。髙地には、独特の透明感や素直さがある。
ライヴはだから、絶対に飽きさせない。それだけは約束します。ただ俺は、こう見えて心配性なところがあるので(笑)、自信を持ってやる部分と、調子に乗らずに冷静にやる部分のバランスを保ちたい。それが今の課題かな。ちょっと調子に乗りそうになったら、過去を振り返って初心に返る。一方で、人前に出る仕事なんだから、ちょっとは調子にも乗らないとダメじゃん、とも思ったりしてね。Hahaha(笑)。
昔は俺、人と積極的に喋れなかったんですよ。俺と北斗はそうだったね。でも、仕事で生放送とかMCを経験して、いろんな人と話していく中で、どんどん人が好きになった。で、今は、過激に自然体でいられる(笑)。そうなれたのも5人がいてこそ。だからメンバーには感謝です。
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落ち込んだ時はどうやって回復する?
失敗やミスをしても、それはもう終わったことじゃん? 「失敗したくない」ってビビってると、絶対また失敗するから。萎縮しない、強い心を持つことが一番。それには失敗を引きずらないことが大事だと思うんだよね。
長所と短所を教えて!
長所は、人を笑わせたい欲が強いこと! ヒャハハ(笑)。負けず嫌いだから、一つのことをやり続けられるんですよ。ライヴで、お客さんと一緒にすごい単純なアクションを続ける「Mr.ズドン」っていうコーナーがあって、それも、流行るまで6~7年ぐらい続けた。短所は、地獄耳なこと(笑)。会話の中で自分の名前が聞こえると、「何?」ってすぐ反応しちゃう(苦笑)
この冬メンバーに贈りたいファッションアイテムは?
慎太郎→ニット帽、髙地→手袋、北斗→マフラー、樹→耳当て、大我→ジャンパー。
SixTONES
2020年1月22日、SixTONESはX JAPANのYOSHIKI作・プロデュースの「Imitation Rain」でSnow Manと同時デビューを果たした。CDは、ソニー盤、avex盤ともに両者のデビュー曲を収録する販売形態が取られている。公式インスタグラムアカウントは@sixtones_official
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Composition:Noriko Yoshii Text:Yoko Kikuchi Interview:Satoshi Asahara,Kazeno Arai