ブラックコメディ映画「
同作では、ダメ兄弟による死体隠蔽の珍道中が描かれる。
4月12日の初日舞台挨拶には、キャストの中野、大塚、
同作をひと足早く鑑賞した映画監督・
「北浦兄弟」はユーロスペースほかでロードショー。
「北浦兄弟」初日舞台挨拶
2025年4月12日(土)東京都 ユーロスペース
20:00の回上映後
<登壇者(予定)>
中野マサアキ / 大塚ヒロタ / 山下容莉枝 / 加藤満 / 芦原健介 / 西山咲子 / 如月まりな / 辻野正樹
MC:荒井志郎
「北浦兄弟」特別トークショー
2025年4月13日(日)東京都 ユーロスペース
20:00の回上映後
<登壇者(予定)>
酒井法子 / 中野マサアキ
MC:東紗友美
清水崇(映画監督)コメント
不思議と観届けてしまう……
主人公の成長譚や哀しい別れと再生、喜ばしい人生の謳歌ばかりが映画じゃない!
英雄への憧れ、スリルや恐怖、冒険譚への陶酔ばかりが映画じゃない!
憧れどころか、厭きれかえってしまう高学歴の中年馬鹿兄弟。
永遠のモラトリアム地獄を、流されるままに過ごすような二人を眺めながら……これも人間賛歌であり、映画なんだ……と思えた。
妙にリアルな芝居は、嫌悪感を掻き立てるが、不思議と観届けてしまうし、笑ってしまう……その笑いの裏で「実は世界中にたくさん居そう」とすら思わせる。
浮世離れしてるようで、そうでもない……妙に等身大なのが怖くすらなる。
社会不適合なクズ人間がクズ人間のままに描かれた、少子高齢化のブラックな珍道中に“現代の無常”を魅せられた気がした。
近藤芳正(俳優)コメント
「情け無い、ちゃんと考えろ! 馬鹿が! あちゃー! やってしまったよ! もう!」
そんな言葉がいっぱい出てくる。
駄目な人間の可笑しく愛おしい人間讃歌!! ほんと面白い!!
安倍照雄(脚本家)コメント
「北浦兄弟」、面白い映画だった。ヒッチコックの「ハリーの災難」のような死体隠しをベースにしているが、徹底して乾燥させたブラックユーモアというか、独特な兄弟の距離、間があって、最後まで惹きつけられた94分だった。
自分が信じ、創りたいと願い、精神的、物理的困難を乗り越えてついに表現者として作品を結実させる。 久しぶりにそういう日本映画を観た気がした。
戸田彬弘(映画監督)コメント
どうしようもない兄に、どうしようもない弟が加わって。物語はアクセル全開。止まることなく転がっていく。
ただ、この弱さと卑しさには見覚えがあるし、どうにも共感できてしまう。
悪い冗談の行き着く先は、日本の沈んだ闇を想起させる。ピリッと痛快。僕は好きです。
ブラジリィー・アン・山田(脚本家・劇団チリ主宰)コメント
サイテーすぎる兄弟だけど、そんなふたりになぜか感情移入してしまう辻野マジック!
主演の中野マサアキさんのなんともいえない佇まいがたまらない。令和の時代に、和製リッキー・ホイ誕生!
佐藤佐吉(映画監督・脚本家)コメント
こんな愚かな兄弟が実際いたとしたら恐ろしいことだが兄弟姉妹というものはおおよそ彼らと似たりよったり。やや郷愁漂う作品だが兄弟の人間としてあまりのダメっぷりにそんな気配もすぐにふっ飛び終始大笑い。しかしこれ自分のことかもと戦慄が走る。そんな映画にキャッチコピーをつけるなら某作品にあやかり「このへんな兄弟は、まだ日本にいるのです。たぶん」
中野マサアキ/主演映画『北浦兄弟』4/12から渋谷ユーロスペースにて公開 @masaakintarock
コメントと、初日&2日目の舞台挨拶、トークショーの詳細が出ました!
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ブラックコメディ「北浦兄弟」トークショーに酒井法子が登壇、清水崇ら著名人の感想も届く https://t.co/aEocUTZ9k9