SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023の国内コンペティション長編部門に選出されたアドリアン・ラコステの監督作「泡沫(うたかた)」が、6月27日より東京・アップリンク吉祥寺にて2週間限定上映される。このたびメインビジュアルとティザー映像が到着した。
本作は、自身のアイデンティティに苦悩する青年・セイジロウを主人公に据えた物語。有名建築家の家系に生まれた彼は、祖父の80歳の誕生日を祝うため、メキシコ留学を終えて帰国する。親戚一同が会する中、セイジロウは写真家のラナと日本各地で廃墟の写真を撮った旅の記憶を思い出していた。映画では、現在が日本語、過去が英語で描かれている。
セイジロウを演じるのは、「わたしの見ている世界が全て」の
ラコステは「『泡沫』は、儚さを描きながらも、そこに確かな“生”を見つける物語です。もしこの映画が、あなたの中に静かに何かを残せたなら──それは、私たちにとってかけがえのない喜びです」とコメントした。ティザー映像はYouTubeで公開中だ。
「泡沫」の配給はA SUR (エーシュール)が担当。アップリンク吉祥寺での公開に加え、全国主要都市での上映も予定している。
※高位妃楊子の高は、はしごだかが正式表記
映画「泡沫」ティザー映像
アドリアン・ラコステ コメント
この映画の撮影は、コロナ禍が訪れる直前に始まり、世界が大きく揺らいでいた最中に終えました。
不確かさや孤独のなかで、それでも私たちは何かを信じたくて、一歩ずつ「生きる」とは何か」という問いと向き合っていました。
「泡沫」は、儚さを描きながらも、そこに確かな“生”を見つける物語です。もしこの映画が、あなたの中に静かに何かを残せたなら──
それは、私たちにとってかけがえのない喜びです。
赤間麻里子 @akamamariKo
出演しています‼️
【有名建築一家に生まれ、アイデンティティに葛藤する青年描く「泡沫」で中崎敏が主演(コメントあり / 動画あり)】
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