A24が贈る「
本作は、余命わずかな15歳の少女チューズデーと母のゾラが、地球を周回して生き物の“終わり”を告げる奇妙な鳥・デス(DEATH)と対峙する物語。プスィッチにとって長編デビュー作となり、
変幻自在なデスを演じたのは、「アイム・ユア・ウーマン」のアリンゼ・ケニ。デスが人間の大きさになるシーンでは、彼が実際に演技をしたあと、編集時にVFXチームがその姿の上にアニメーションを描いた。VFXスーパーバイザーを「アベンジャーズ/エンドゲーム」「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」のマイク・スティルウェル、「ワンダーウーマン」を手がけたアンドリュー・シモンズが担っている。メイキング写真には、ケニがデスとして撮影に臨む様子が切り取られた。
プスィッチはデスのデザインをスティルウェル、シモンズとともに考えたと語り、「“死”の視覚化という役割を光のような形状に担わせようかと考えたときもありましたが、真実味のある話し方をし、この世のものでありながらも遠く離れた対象とも感じさせる、本質的な不死性と全能性が備わった存在を考え、コンゴウインコにもとづくことに決めました」と振り返る。そしてできあがったビジュアルは、絶滅種を含めた複数の鳥類を掛け合わせたもの。プスィッチは「翼の羽ばたき方、歩き方、威厳があるように見せるにはどうやって関節を動かすのか……。鳥みたいだけど、鳥じゃない動きをするにはどうしたらいのか、多くの議論を交わしました」と苦労を述べた。
加えてプスィッチは、ドレイファスが出演したドラマ「となりのサインフェルド」の大ファンだそうで、「コメディと感動、恐怖とドラマ、そのすべてを直感的にバランスよくこなせる俳優は彼女以外にはありえなかった」とキャスティング経緯を告白。オファーは“ダメ元”だったそうだが、ドレイファスは「脚本がとにかく魅力的で、すぐに出演を決めました。監督は高い知性と思慮を持ち合わせている人。だから、彼女と一緒に崖から飛び降りよう!と思えたんです」と快く引き受けたことを打ち明けている。
「終わりの鳥」は、全国で公開中。
映画「終わりの鳥」予告編
ダイナ・O・プスィッチの映画作品
リンク
tAk @mifu75
「終わりの鳥」アリンゼ・ケニが“鳥役”に臨むメイキング写真解禁、監督が制作経緯語る https://t.co/7eABDpJ6LQ